こんにちは。axis-partsです。
新型レヴォーグ用のカーボンスイッチパネルの金型図面を作成しております。
ポケットの縁にある膨らみが、話題のクッションです。
今のところ、クッション部分は全部カーボンで覆ってしまう予定です。
ただ、仮決めなので形状変更もあり得ます。
実際、どっちの方が良いかは悩んでいる所でもありますが、
クッションを見えるようにしてしまうと、
不自然な感じになってしまうんじゃないかということで覆ってしまいました。
サンプルを見てみてからどうするか変更するのもありですね。
金型の図面起こしはとても重要な作業です。
どの作業も大事な作業ではありますが。
基本的には3Dスキャナーでドットの集合体のデータを出力し、
ドットデータを線で結んで図面に起こしますが、
ただ単にスキャンしただけの図面では絶対に合わない商品が出来上がってきます。
簡単ではありますが、スイッチパネルの場合ですとざっとこの部分を気を付けます。
（実際は他にもまだまだありますよ～）
ピンクの部分がカーボンで、紺色の部分が純正部分とお考えしてもらえればよろしいかと思います。
ドア側は相手がいるので若干斜めに約2ｍｍ落とす、
スイッチ部分はスイッチの稼働領域があるのでツラツラにカットする、
ドライバー側は純正の皮部分（スイッチパネル下部）となじむように、
などなど、細かい調整を施して初めて図面ができます。
金型は基本的にはメス型です。
なので、この図面を裏表反転させて金型を作ります。
こちらは別の商品の金型になりますが、
メス型にカーボンを貼り込んで成形していきます。
なので、型に間違いがあると当然付かない商品が出来てしまうし、
また、カーボンを貼り込むということを考えると、
指が入る分だけの隙間などを考える必要があったり、
出来上がった後、型からカーボンを抜きとる際にしっかり抜けるように抜き勾配を考えたり、
実は色々やってます。
カーボンの作成にはまだまだいろいろな工程がありますが、
少しずつ小出し小出しでご紹介していきたいと思います。
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スバル レヴォーグ | イベント・キャンペーン
Posted at
2017/10/19 11:25:34
