目立つコストダウンに失われた良心 - パサートオールトラック

マイカー

目立つコストダウンに失われた良心

skibum
フォルクスワーゲン / パサートオールトラック
オールトラック TDI 4モーションアドバンス_RHD_4WD(DSG_2.0) (2021年)
- レビュー日：2022年6月2日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：通勤通学

おすすめ度： 1

デザイン：1
走行性能：4
乗り心地：1
積載性：2
燃費：3
価格：1

満足している点: B5.5の時は基本性能の高さを乗り込むほど理解していき、メーカーの良心に気づく日々で、満足度が10年たっても上昇していた。
B8.5には裏切られました。すべての理由はコストダウン。
不満な点: VWというブランドが、人権侵害・カルテル談合・排ガス偽装を犯す価値観であること。
ユーザー本位ではない企業理念が一年乗って体感として明らかになった。
サービスも営業も、ウソの上塗りをし続けている。付き合いたくない。
総評: 丸一年、19,000km走りましたが、粗が目立つ日々でした。
以前サンタナやパサートのオーナーは、モノがよく分かっていて選び出せる能力を持ち、ブランドなどの見せかけよりも実利優先の価値観が表現できました。B8.5のオーナーはモノを知らず出来の悪いモノをありがたがる価値観を持ち合わせているとみらる。悪い意味でモノ好きオーナー。
経済的な余裕があれば乗り換えたいです。心が穢れるモデルと感じています…。

デザイン: 1; 内装で、シフトノブのボタンの下のパーツがカタカタと安っぽいです。アナログ時計・TVチューナ・CDプレイヤーなどが省かれています。
ヘッドアップディスプレイも使い物にならない。
ナビはB5.5より退化していて使い物になりません。検索できない、リルートせずにUターン案内。高速のSA・PA・ICが表示されない。なぜ？ちゃんとお金を払えばいいだけのことを行っていない。全てコストダウン。技術的に実現が難しいものではありません。
走行性能: 4; 高速クルーズは高い直進安定性で得意です。
逆にコーナーはそれなりです。
様々なコンディションの雪道を走ることになった21-22シーズンにて、怖いおもいはしませんでした。除雪が間に合っていない道でもスタックしそうな気配を感じませんでした。パウダースキー狙いで雪山に向かいましたが、金属チェーンは巻かずに一冬乗り切れました。
乗り心地: 1; 乗り心地は悪い。ドタ足です。
足回りの設計容量以上の重い18インチアルミが原因。ドライビングプロファイルにて固めるスポーツモードにしても収まらない。
18インチで調整をしていませんね。手抜きです。ココもコストダウンを否応なしに感じさせられています。
冬タイヤで16インチに履き替えると、ドライビングプロファイル機能が活きてきます。実測一本で5キロほど軽いだけと単純な要因です。
浅はかな商品企画にガッカリです。見た目より実利を選択する車種だったと思います、パサートは。
積載性: 2; 後部座席を畳んでもフラットにならない。アウディなら許されるけど、荷室容量と荷室形状で実用性と実直さが魅力だったはず。座面を跳ね上げて、背面を倒す方式を採用しないのはコストダウン。数値的な600L台の上辺だけ、チンケだ。
燃費: 3; デュアルクラッチによる伝達ロス低減やクラッチを切り空走するecoモードも備えているが、ディーゼル４WDとして、軽油の燃費としてもマツダと比較すると劣る。
アドブルー代も含めるとコストは低くない。
排ガス偽装、アドブルーカルテルと、開発思想に良心がないことが走らせても分かる付焼刃的な感触。
価格: 1; 省かれた装備や手抜きを感じる時点で、割高に感じます。
同一価格帯なら満足感が得られる車種はある。
故障経験: 納車時から不具合を抱えたまま。
・ユーザー認識しない
エンジン始動の度に「あんただれ？」と訊いてくる、ムカつく。オーナーをゲスト扱いする不届きモノ。
・オートワイパーが動作しない
・シートメモリも動かない
・無線でも有線でも音楽がすぐに再生しない
気難しい。
・「あなたの車両でサービスが無効化されました。」と不具合を得意げにメール送信してくる。
・WeConnectでの目的地設定がいつ車両に届くかわからず使えない
違法じゃないんですって、確信犯の放置。
たちが悪いですよ。