得手、不得手がハッキリしてる車 - ミライース

レンタカー

得手、不得手がハッキリしてる車

有希.f
ダイハツ / ミライース
B“SA III”_4WD(CVT_0.66) (2017年)
- レビュー日：2019年5月28日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：その他

おすすめ度： 5

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: 燃費が良い。
理屈抜きで、コレが第一印象。

スズキのCVTと違って、低速域(~15km/hくらい)でアクセルオン・オフしても、ギクシャクしない。
これはすごく良い。今までスズキの車に乗る事が多かったが、自分が軽のCVT車を買う事があったら、スズキよりも先にダイハツを候補に入れる。

エンジン回転数が低く保たれるので、エンジンノイズが静か。(車内の騒音はふつーの軽だけど、エンジンが静かなだけでも、気分的にはかなり楽)
気が付いたら車速が伸びてる感じ。
綺麗な舗装の下り坂は、静かにスルスル加速するので、本当に気持ちいい。
軽自動車トップクラスを謳う空気抵抗の少ないボディ形状も良い効果を出してる気がして、テンション上がる(笑)

期待せずに乗ると、割とハンドリングが良い。
ステアリングで10～15°くらい切ると、足回り→タイヤに入力が入るような『コシ』を感じながら旋回が始まるようなイメージ。
深く切り込むとやはりそれなりではあるけど、ふつーの軽でコレなら、自分的にはかなり好印象。

エアコンオンでもパワーロスが少ない。
不満な点: 他のレビューにもあるように、加速が悪い。

何がなんでもエンジンを低い回転数に保ったまま、加速しようとする。
軽く踏んだ時と、もう少し踏み込んだ時の加速感に変化がなく、加速量のコントロール幅がほとんどない。
そして、ある一定まで踏み込むと、『コレって燃費極悪だろ？』ってくらいエンジン回転数が急激に上がり、エンジン音の割には緩やかに加速していく。

シフトをDレンジ(エンジンは低回転)から、加速重視のSレンジに入れても、同じように燃費無視の高回転になる。
DとSの中間が欲しい。
総評: ひと昔前の車から比べたら、全ての面で高性能だと思う。

近頃の軽ってすげーな。
と素直に思う。

踏まなきゃ加速しないくらいで、踏んで回せばそれなりに加速する。

良いところも多数、加速のフィーリングやパワー面を中心に、ちょっと不満な部分も多数。

車が得意な部分を引き出して運転すればお値段以上の性能を発揮してくれるが、それができない人にとっては、悪いトコロしか目につかないかもしれない。

エントリーモデルながら、得手・不得手が極端というか、地味に尖った車だと思った。

走行性能: 無評価; 加速は全域で低回転・低パワー。
発進加速でちょっと前に出たい時、登り坂で車速維持or加速、コーナリングでトラクションを掛けたい時、全てにおいてパワー不足。

平坦路・下り基調の道では、気が付いたら車速が上がっている。
スピードの維持も比較的楽。
乗り心地: 無評価; 足は硬め…ではないけど、締まりがある。

少し深めにステアリングを切ると、アンダー傾向な気配がある。リヤの安定性も高くはなさそう。
空気圧を前後280kPaに調整してたせいもあるんだろうけど、何にしろ攻める気にはならない。

高速道路を制限速度以内で走ってる分には概ね問題はないが、それを超え始めると足回りやボディ全体の頼りなさを感じ始める。
積載性: 無評価; 後部座席の足元が広い。
ローハイト系の軽でこれだけ広さがあれば十分。

強いて言えば、背もたれは左右分割のグレードやオプションを選ぶことができれば便利だと思う。
燃費: 無評価; 満タン法による実測値。

一般道、長距離…約27km/L(350kmほど)
高速道路、長距離…約28.5km/L(1100kmほど)

遠くに出ける際に借りた、という使い方だったので、一般道・市街地の燃費は不明。
故障経験: なし。