5月3日から5日まではお休みを頂いているサウンドピュアディオですが、明日5月5日は宇部店を使ってデジタル簡易無線のイベントを行います。
5月2日は自分は福岡店で店頭にいたので夜遅くでないと宇部店に帰れず、昨日の夕方に準備のために店内に入ると、スタッフが2日の閉店前に20人分の椅子を並べていてくれました。
感謝です。
さらに昨年のイベントに出席していたスタッフが一人いたので、PA用のマイクとアンプとスピーカーもセッティングしてくれていました。
あとは飲み物のカップと参加者の名札を用意したら完璧です。
昨年が3月の祝日の火曜日を利用して行い、30名の参加で宇部店はパンパンに
なりましたが、今年は火曜日の祝日が無く、それで開催が5月5日ために他の
用事で来れない方が多く、約20人の参加予定となっていますが、飛び入り
参加も考えて裏にもう少し椅子が用意してあります。
デジタル簡易無線はアマチュア無線と違って試験を受けて免許を取らなくても使う事が出来て、総務省に届出をして1台に付き400円の電波使用料を払えば誰でも使えるという物です。
ただし電波法の改正によって自分が学生時代のこの手の無線機は27MHzで出力0・5ワットで外部アンテナが使えないから、351MHzで出力5ワットで外部アンテナが使えるに代わっており、災害が多い日本だからこそ法改正してもっと遠くまで電波が飛ばせる必要があったと考えています。
その免許の要らない無線は小中学生が電波に興味を持って始める第一歩で、自分が中学生の時は電波を出せば隣の中学の生徒と話が出来るみたいな感じで、同じ様な事に興味がある生徒がかなりました。
ただ近年では他に楽しい事が沢山あって、そんな趣味を持つ学生が激減りして、絶滅危惧種とも言われる時代になっています。
なぜ自分がオーディオとは無関係な無線のイベントを主催するかと言えば、電波に興味があって波長を同調させるとか、インピーダンスの整合性を上げるとか一生懸命にやっていた少年が先々放送局で働いたりプロのスタジオのセッティングをしたりする技術者になっている事が多く、自分もその中の一人で、無線の実験を知らない学生が多いと、勉強で難しい理論を学んでも体に刻まれたリズムとして波長を同調させる・インピーダンスの整合性を上げるがパッと短時間で出来ず、結果として好みの音を追求するという基準の無い抽象的な世界に入っていく様になるために、未来の優れた技術者を生み出すために小・中・高生の育成を目的にして、もう一つ災害時の民間の連絡網の構築という考えで組織作りを行っています。
現在はメンバーに社会人の他には小学生と高校生で中学生がおらず、昭和の時代なら一番中心だった中学生がいなくて困っている所です。
以前プロ用のスタジオのセッティングをしていて、今はリタイヤされている方が、『一つの波長をきちんと同調させられなかったり、インピーダンスの整合性をきちんと取れない人間が、31波の左右で62波が合わせっれるはずがない!』と言われていて、まさにその通りだと自分も思っています。
オーディオでは難しい国家試験が存在しておらず、代わりに無線の上級試験で技術を学び、周波数のマッチングでは千か万の桁に変えて、インピーダンスはたった10分の1の変換でオーディオの実体に合います。
残念ながらオーディオの世界はプロ用でも無い限りそんな考えはなく、市販オーディオでそんな事を言えば変人扱いされているのが現状です。
自分が高校生の時に新学校に通っている同じ歳の生徒と仲良くなって、いろんな実験をしていて、複雑に絡む周期の謎みたいな事に興味を持って二人で実験したり、上級の国家試験を受けるための勉強をしていました。
高校を卒業して自分は2年後に今の道に進んで、友達は京都大学に進学して、その後研究室に残って複雑に絡む周期の謎的な実験を続けて、30代で助教授になり、40代で教授になりました。
そんな自分たち二人みたいな複雑に絡む周期の謎に興味を持ってくれる若者を探し育てるというのが今の自分の活動の根源になっています。
Posted at 2024/05/04 09:05:39 |
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