なんだかものすごく久しぶりの書き込みですが、セーフティオブザイヤー(SOTY)決定のお知らせです。
2012年度(昨年1年間をみて評価しているので……)SOTYは、ダイハツ工業株式会社「スマートアシスト」とスマートモビリティ研究拠点「ドライブレコーダデータセンター」です! おめでとうございます!
それぞれ取材をしておりまして、ドライブレコーダーについてはゼロクラッシュ主宰の清水和夫さんがカーグラフィック誌(2013年7月1日発売号)の連載にてリポートするそうです。
写真はSOTYの盾の授与シーンで、右にいるダンディは東京農工大学の産・学・官連携研究員茂呂克己氏です。
・ダイハツ工業株式会社「スマートアシスト」
同社の主力軽自動車であるムーブに追突被害軽減ブレーキシステムを装備しました。これは高速道路で30km/h以下の渋滞中に、前方車両へ追突の危険をレーザーレーダーが検知すると警報が作動し、さらに衝突の危険性が高くなると緊急ブレーキが働き、自車速度が20km/h以下の場合に衝突を回避するシステムです。これまでにも同社は緊急自動ブレーキを軽自動車に搭載してきましたが、約5万円という安価な設定が今後予防安全への拡がりにつながると評価いたしました。
・スマートモビリティ研究拠点「ドライブレコーダデータセンター」
ドライブレコーダーとは運転中の車内から運転者目線の映像を撮影し、音声を保存する車載カメラです。運転中の映像を記録することで、ヒヤリハットや事故の前後数十秒の映像が記録されるため、事故の検証や事故の削減につながる自動車関連商品です。東京農工大学内の「ドライブレコーダーデータセンター」はそれらの有用なデータを約8万件も収集し、現在も継続して件数を増やしています。世界に類を見ない規模のデータベースを構築しているという点で、今後の自動車事故研究に大きな影響を与えると判断しました。
■ ゼロクラッシュジャパン代表:清水和夫のコメント
「第1回で表彰したスバル・アイサイトに続き、今度はぶつからない軽自動車の予防安全技術『スマートアシスト』を選定しました。運転技術の未熟なエントリーユーザーが多い軽自動車に搭載されることは意義が大きいと考えました。そしてもう一方の「ドライブレコーダーデータセンター」は、詳細かつ莫大なデータから様々な自動車事故を分類することで、安全技術の発展に役立つ研究と評価しました。まだまだ足並みが揃っているとはいえない日本の自動車事故研究において、ひとつの指針となることが期待されます」
Posted at 2013/06/26 18:46:24 | |
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