Eibach TENDER LINEAR SPRING  

スポーツ走行時のフロント内輪の接地性向上の為に試してみました。
アイバッハのテンダースプリングです。

仕様としては
バネレート：4.46k
密着荷重：200kgf

デフなしエッセでジムカーナの立ち上がりを少しでも良くしたく、高レートスプリングの使用の代償として短くなった伸びストロークを補う為に使用し始めました。

以前は密着荷重240kgのテンダースプリングを半ばプライマリースプリングのような使い方で使っていましたが、1G状態で合成レート(9kメインなので約3.3K程度)が発生しているとどうにもフラフラしやすく、1Gで密着する程度の物を使ってみようと200kgの物に変えました。

レート5.36K、密着荷重240kgのテンダーと比べて、フロントの頼りなさは消えてステアリングの切り出しは少しシャープに。
1G状態でメインレートが発生してるのでステアリングの応答性も少し良く。(といってもシングルよりはフニフニしてます。)

ただし少し長いコーナリング(180°以上のターン等)での内輪の接地性は、
あくまでも私の主観ですがレートの高いテンダースプリングの方が、アクセルを踏みやすかったり、ちょっとした荷重変化でピョコピョコしずらかったかな？と感じております。
(別部品で記載しますが柔らかヘルパーでちょっと危ない挙動を感じましたので・・・)

基本的には5.36Kテンダースプリングと同じく立ち上がりで踏めるようになりました。

副次的な効果として密着するまでのストロークでは街乗りの乗り心地が良くなりました。

現在はレートの高さを維持しつつ、密着荷重が更に少なく(100～150kg程度？)のバネを選定中・・・
もう少し伸び側でメインレートを維持できる方向にしたいなと。

【良いところ】
・立ち上がりの接地性向上
・街乗りの乗り心地向上(メインのレートのわりに)
・ショックの減衰調整での差が大きくなった。

【悪いところ】
・内輪が延びる分ロールも増えた。
・ステアリングのフィーリングは少し曖昧になった。
・スピードレンジが高いところは不安定
・異音というか作動音が大きくなった