越前打刃物の歴史や、各工房で製作している包丁を展示・刃物の里〔越前打刃物振興施設〕
2022年08月24日
刃物の里 越前打刃物振興施設は、越前打刃物技術の後継者を育成し、技術の保存継承を図るとともに、越前打刃物の歴史及び工芸文化を発信し、産地の振興に寄与するための施設です。
南北朝時代、越前打刃物の祖になる刀匠千代鶴国安がこの地を訪れ鍛冶職人に刀鍛冶の技術を取り入れた、鎌の製造方法を教わったと伝わっています。
江戸時代には、越前鎌は越前国の名産品になり、明治以後、ベルトハンマーの導入による生産性の向上や、科学的な鋼の熱処理方法の研究による、切れ味と耐久性といった品質の向上が図られました。
昭和54(1979)年に越前打刃物は、国から伝統的工芸品として指定を受けました。
この後も、新しい鋼材の使用やデザインの研究など技術革新を進め、国内外で高い評価を得ています。
刃物の里 越前打刃物振興施設では南北朝時代の刀匠千代鶴国安から始まる700年の越前打刃物の歴史や、各工房で製作している包丁を展示しています。
研修棟では各工房の刃物を紹介し、会議などを行うことができる部屋があります。展示棟では展示室では、越前打刃物の歴史やその技術を展示し、ロビーでは、越前打刃物の製造の映像を見ることができ、企画展も開催されます。
工房棟では、火造り鍛造など製作実演、研ぎ教室、ペティナイフ作りなどが不定期で開催されます。
開館時間 9:00〜17:00
休館日 毎週火曜日 (年末年始12月29日〜1月3日)
入場料 無料
Photo Apple iPhone 13 PRO
R4.8.20
住所: 福井県越前市池ノ上町48−6−1