佐々木家住宅（隠岐の島町〔旧西郷町〕）

佐々木家住宅は、際岐の民家様式で建てられた江戸時代の庄屋屋敷です。
天保7（1836）年の棟札があり、隠岐の島町内の古民家としては最古のものとされています。その造りは3ヵ所に設けられた出入口や、土間から客間までがL字型の鍵のような間取り（鍵座敷）となっており、隠岐独特のものです。
佐々木家は、宇治川の戦いで活躍した佐々木四郎高綱が遠祖といわれています。
隠岐の江戸時代未期から明治時代の生活をうかがわせる民具が「旧佐々木家住宅生活用具」として、島根県の有形民俗文化財に指定されています。
大黒柱の小宮や土間の唐白など、一部を住宅内に展示しています。
佐々木家の古文書 257 点は「佐々木家庄屋文書」として、隠岐の島町の有形文化財に指定されています。
この佐々木家屋文書には、江戸時代末期から明治時代の文書を中心に、慶長12（1607）年の「隠岐国嶋後内釜村検地帳」や、17世紀の隠岐の様子を詳細にまとめた「隠州視聴合紀」などがあります。
建物は平成4（1992）年8月10日、国の重要文化財（建造物）に指定されています。

営業時間　3月～11月 9:00～17:00
入館料　　大人300円　18歳以下無料

Photo　Canon EOS 5D Mark IV
R5.5.6
住所: 島根県隠岐郡隠岐の島町釜カス谷17