国道158号 稲核-安房峠-高山
国道158号 稲核-安房峠-高山
2023年08月25日
最近は動画サイトなどで酷道の紹介も増えてきましたが、初めて食指を動かされて実際に行ってみた場所です。連休が世間とややずらせたので、帰省がてら寄り道をしてみました。
安房峠は長野県と岐阜県県境にある峠で、峠道もありますが現在は有料トンネルが通っており、さすがに今回は旅程もあったので峠道はやめておきました。というよりトンネルに興味があったのです。ついでに、峠に至るまでの道がそれは狭いということで、ダムを眺めがてらドライブしてみました。
松本インターで長野道を降りて国道158号に入り、あとはひたすら真っすぐ走るだけです。道の様子がわからないため、高山まで抜けるので燃料補給してひたすら直進、暫くすると山間の景色になり、稲核あたりからダム湖に沿って走るようになります。ここから道幅が狭くなり、道の線形もカーブが連続するようになります。早ければこのあたりで、通過待ちをするバスが出てくるようになります。
そのうち奈川渡ダム手前のトンネルに入るところで直角に曲がるのですが、このあたりからが酷道と呼ばれる状況が頻発します。トンネルに入ってすぐに、反対側の松本側はバスが通過待ちをしている状況で、結構な渋滞になっていました。トンネル出口の直角カーブが内輪差で曲がれないためですが、トンネル自体も狭いのに、足元に縁石があるため目一杯まで寄れないため、実際のすれ違いが結構近いというのも原因の一つのようです。大型車同士だと相当大変だと思いますが、小生の普通車であれば、大型車ともまずまず余裕をもって対向できました。
トンネルを抜けると一気に視界が開けて奈川渡ダムの水面を見つつ、ダムの堤を走って川の反対側へ渡りまたトンネルに入ります。個人的にはこの二つ目のトンネルのほうが狭く感じました。
その後はダム水面からも離れて、だいぶ幅に余裕が出てきたトンネルと山間の道を抜けていくのですが、ここからは上高地などの登山や観光地の色が濃くなってきます。谷川沿いに走っていくと、上高地方面へのトンネルに突き当たりますが、一般車進入禁止の通行規制があるため、すぐ手前を左折し高山方面へと向かいます。これまたすぐにトンネルが出てきますが、これが火山を貫通している安房峠トンネルです。実際にこの上高地側のトンネル出口で火山ガスが出る事故があったそうです。
トンネルのすぐ手前に、峠へ向かう峠道がありますが、今回はやめておきました。大型車が一回で曲がれない、狭いいろは坂みたいな道ということですが、今回は思いのほか車が多く時間もかかっていたので、やめました。
安房峠トンネルは対面通行ですが、実際は四車線分はある幅でかなり余裕を持って掘られており、ここから岐阜側は道幅が狭いと困ることはほぼなくなります。トンネルを抜けるとあとは高山まではゆるやかな山道が続きます。
安房峠トンネルから稲核、安曇あたりまでの道は確かに狭いうえ交通量もかなり多いため、そこそこ車幅感覚に慣れていないと大変な道だと思いますが、真っすぐ走る分には「寄せれば」結構走れます。ホイール擦ってもいいなら全然いけます。ただしカーブは、運悪く大型車が止まっていると、結構窮屈な感じがします。大型で抜ける自信はありません。
一部の線形が、まるで碓氷峠を彷彿とさせるような連続カーブになっているところがあり、狭さ以外にもなかなか走りにくい感があります。
狭さに関しては、自分の家の進入路が実は最狭部でスイフトでも車幅が10cmの余裕しかなく、しかも公道に出るのに目一杯ハンドルを切っても曲がり切れないのを検証していたので、それよりも全然広いと余裕があったので結構楽でした。
むしろ松本から高山まで、他に逃げられる道がないので、抜けられるまでが結構しんどいです。
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