お騒がせ致しました。

先週の金曜日に病院へ行き、手術日を11日と告げられ帰宅・・・

覚悟を決めて月曜の朝は、告げられた時間・・・午前九時に病院へっ

受付を済まし、荷物を抱え病室へと案内される・・・

手術は午後三時頃との事・・・・それまでに浣腸・大腸内視鏡をやるらしい・・・

個室を頼んだが、満室で術後の12日からしか個室が空かないらしい

浣腸も無事済ませ、いよいよ肛門からカメラをっ・・・

肛門からカメラ・・・・信じられない・・・・・

隣りのベッドの男性は小さな声で　『ウッ・・・ウゥゥゥゥ・・』　って唸ってるし

反対のベッドでも同年代の方が　『いっ　いっ　　い・た・い・・・・』　っと・・・

廊下に出ると入院している患者は皆ゾンビ状態っ

恐怖心がマックスにっ!

午後三時を過ぎても一向に手術は始まらない・・・

看護婦さんが来て、『今日は外来が多いので多分午後七時頃になる』　との事

完全にまな板の鯉状態なのですが、時間の経過とともに恐怖心が増大っ

一気にやってくれると助かるのにっ・・・まさに想定外っ!

携帯で娘の画像を出し、パパ・・・がんばるぞっ!　　っと一人で孤独感と戦うっ

午後七時・・・いよいよ来たっ!　　

『もうすぐ手術なのでトイレを済ませて下さい』　っと看護婦さん

この時点で心臓バクバク　　心停止しそう・・・・

とっさに車のキーを握り締めていたっ

財布とキーを握り締めて数十秒　　荷物は持ち出せない・・・

寝巻き姿でスリッパのまま

病室を飛び出し、階段を駆け下り駐車場へっ

素早くエンジン始動成功っ!　　

心の中の叫び　　『先生っ　ごめんっ!』

逃走開始後五分・・・・携帯が鳴り響くものの当然無視

ヘッドライトに浮かび上がる高知市内の景色が自由を勝ち取ったと実感させられる

数回病院から着信が・・・・

その後、嫁の携帯からも着信が・・・・

連携プレーで完全に包囲されている・・・がっ・・・逃走は止まらない

自宅近くで車を止め、嫁に電話をっ・・・・

『何を考えちゅうがぁ?　　大騒ぎになっちゅうでぇ?』　

『すまん・・・・無理やっ・・・』

自宅へ入ると娘の笑顔・・・・疲れたぁ?

昨日、朝一番で同僚に病院へ行ってもらい清算と荷物を引き取ってもらう

院長先生によると・・・・

三十年やっているが、手術直前に逃げた患者は始めてらしい・・・

やはり・・・・オイラは何かが違うっ・・・伝説としてこの病院に名を残したのだっ

ってか・・・『また痛くなるので必ず診察に来いっ・・』　との事

どの面さげて行けるのか・・・・(笑)

今回、無事に逃走は成功したが、肝心の痔はそのまま・・・・

少しでも時間を稼ぎたい・・・・・

肛門を切るなんて・・・信じられないっ

お騒がせ・ご心配をお掛けした事をお詫び致します。

お見舞いに来るって言ってた方々・・・行っても居ないよぉ?　　　　←　ここ重要