ナメゴ谷
秋になると出現するナメゴ谷の昇り龍
2024年01月13日
奈良県南東部、日本百名山の八経ヶ岳山麓にあるナメゴ谷で見られる紅葉で、
その姿カタチから昇り龍とも呼ばれている尾根沿いに植樹された山桜がその正体。
その昔、深山幽谷のこの地で山火事の延焼を防ぐべく植樹されたとの話。
標高1363mの高塚山の山頂からナメゴ谷へと続く北側斜面の尾根は
夏場ではわずかに樹林帯の色合いが異なる程度だが、
秋になると尾根以外の針葉樹は紅葉しないので
尾根筋に沿って植樹された山桜の紅葉がよく目立ちます。
また、春にはこの山桜が満開となり再び昇り龍のように映えるが
除雪が進まず冬季通行止めになっている場合もあるのでアクセス出来ない場合もあり。
ビューポイントへのアクセスは奈良県南部の深山幽谷な為、なかなか困難です。
まず行者環林道と呼ばれる国道309号は一部の登山者には酷道とも云われ、
実際に道幅は狭く離合困難箇所も多く、ところどころ洗い越しもあり
引き返すにもUターンが出来ないので大きな車両で訪れる際は特に要注意。
さらに、ビューポイントには駐車場は存在しないので崖の路肩へ駐車する事に。
若干道幅が大きめに取られているが4~5台しか寄せられないので
紅葉や桜のピークシーズンだとカメラマンが多く集まっていて駐車出来ない可能性もあり。
谷間に位置するので撮影する場合は太陽がある程度昇った時間帯がオススメ。
また、ビューポイントは標高800mほどの山奥となるので防寒対策も必須。
さらにトイレやコンビニも10キロ以上先の上北山村役場方面へ
行かないと無い上に、ナメゴ谷周辺は一切ケータイの電波が届かない
居住者ゼロの山岳地帯となるので要注意。
そして、これまであまりこの地域は熊が出没しないと云われていたが
近年熊の出没が相次いでいるので野生動物にも注意が必要です。
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