燃料タンク・燃料ポンプ・燃料レベルセンサー交換　～燃料ホース交換編～

今回は燃料タンク周りのホース類を交換していきます。

奥側が今回外したタンク、手前が新しく取付ける予備のタンク。予備のタンクは数年前に購入した中古品なんだけど、ホース類もそのままの状態だったので、こちらのホース類を交換します。

ちなみにＢＮＲ３２のタンクは樹脂製で、ここ最近タンク亀裂によるガソリン漏れトラブルをよく耳にします。

原因はタンク固定バンドの締付け力が強いせいで、タンクのこの部分（ちょうどナンバー裏側）に応力が集中。亀裂が入り、ガソリンが漏れるという感じ。ネットを見る限り、この部分以外から漏れているトラブルはないみたい。

手持ちのタンクはいずれも亀裂はなかったけど、新車当時から使用してきた燃料タンクなので、予防整備で使用年数の少ない予備のタンクに交換することにしました。

それではホース類の交換作業に入ります。

まずは古いホースの取外し。ホースは樹脂製の接続口に接続されているので、経年劣化で破損する恐れがあります。分離する際は細心の注意を払い、ゆっくりと無理な力をかけないようにして外しました。

給油口からタンクにつながるホースは、径が太くなかなか外れなかったので、カッターで切れ目を入れて取外し。この際も接続口に傷を付けないよう注意を払いました。

古いホースをすべて外したら、新しいホースを取付けていきます。

まずはブリーザーホース。これらは以前製廃で手に入らなかったんだけど、現在はニスモ・ヘリテージパーツで購入することができます。

１７３３５－ＲＨＲ２１
ホース、ブリーザー（緑）

０１５５８－００４０１
クランプ、ホース×２


１７３３５－ＲＨＲ２０
ホース、ブリーザー（赤）

０１５５８－００４２１
クランプ、ホース×２


１７３３６－ＲＨＲ２０
ホース、ブリーザー（黄）
（チェックバルブへつながるホース）

０１５５８－００４０１
クランプ、ホース×２

給油口周りのホース類。

１７２２８－０５Ｕ００
ホース、フィラー
（現在はヘリテージパーツ扱い　１７２２８－ＲＨＲ２０）

０１５５５－００４６１
クランプ×２


１７２２６－ＲＨＲ２０
ホース、ベンチレータ

１６４３９－Ｖ５００Ｂ
クランプ×２


給油口周りのチューブは、再利用します（洗浄済み）。

ホース、フィラーは径が太く、冬季も相まってなかなか挿入することができなかったので、ファンヒーターで温めて挿入。クランプは車両装着時に給油口の角度調整をする必要があるため、締込みはこの時点では未実施としました。

ベンチレータは保管期間も長く、包装袋の影響か少々変色していたけど、使用に関して影響はないので、そのまま使用しました。

最後は燃料ポンプにつながるデリバリーとリターンホース。

これらはメートル巻きのものしか購入できないので、現物合わせでカットします。

Ａ６Ｄ４０－Ｎ７６８６
ホース、フューエル
（デリバリー）

Ａ８７４２－２００３０
ホース、フューエル
（リターン）


リターンに関しては、以前エンジンルーム周りの燃料ホースを交換した際にあまっていたものを使用しました。取付けは燃料ポンプ取付け時に行います。

燃料配管を固定するクランプも、シャシーブラックで汚れていたので、併せて交換します。

０１５６１－００２９１
インシュレーター

０１９３５－０００４１
クランプ

手順５のチェックバルブにつながるホースに付随するクランプも、併せて交換したいと思ったけど、こちらはニスモヘリテージでも製廃。

仕方がないので、汎用のクランプで代用することにしました。

以上で燃料ホース類の交換は完了です。