• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ma-tanの"シルバージャパン" [日産 スカイライン]

整備手帳

作業日:2024年4月23日

ホイールリフレッシュ

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
古き良き時代のホイール、耐久性の限界はあるにしても大切に手をかけてあげれば長期間の使用にも耐える作りをしている。昔の製品ほどしっかりした作りをしていると感じる。
2
若かりし頃に乗っていたいジャパン。ホイールは14インチスターシャークだった。この当時に履いていたホイールをもう一度手に入れたくてオークションで入手。はっきり言って程度は画像だけではわからない。言ってみれば一か八かと言うカケな状況とも言える。少なくともホイールの歪みとガリキズがなければ自己流でのリフレッシュは可能となる。
3
入手したスターシャーク、2本組ホイールを組み合わせて4本セットにしたのだろう。少なくもと4本同時にセットとして試用していたホイールではないようだ。その証拠に2本はアルマイト処理のまま、もう2本はアルマイトが剥がされていたで状態あった。だがアルマイトが剥がされた2本はそれとなくアルミ表面が酸化しくすんでいたためアルマイトの表面と違いはなく違和感はなかった。しかしピカールで磨くとアルマイトが剥がされた表面はギラギラの光沢面に変化、あからさまに光沢具合が違う。4本ともアルマイトを剥がさないと光沢具合は統一できない。考え方によっては、アルマイト剥がしが2本で済むのでラッキーだったとも言うそうだw
アルマイト処理の表面は強靭の膜のためピカールで磨いたぐらいでは鏡面とはならないからだ。よって4本同様になる様全てホイールのアルマイトを研摩してバスがけし表面を整える。
4
飾りのピアスボルトを外し、400番から倍々2000番まで番手を上げていき傷を消して表面を整える。この際、リムにガリキズがある場合は、完全に傷を削り取る。削りだけでリムが無くなるような傷であれば見た目での修復はこんなんただろう。そうな場合は、専門業者でアルミ肉盛りをしてもらって修理してもらう他ない。
5
バフがけしたあとは研磨剤をきれいに拭き取り脱脂、ディスク面をタッチペンで塗装する。スプレー塗装しても良いのだが、手間と実用性を考えてた塗装面積が小さいので筆塗で十分である。形状が複雑でかつ塗装面積が狭い場所であれば、タッチペンの塗料を塗装用筆を使って細部まで塗り込むと見栄えは十分である。
6
4本ともアルマイトを剥がし実働していると表面が酸化してくるので定期的な磨きが必要となる。またアルマイトが剥がされたアルミは、水分がついたまま放置するとシミができるので、濡らしたら即乾燥させなければならない。とても実働する車には使用できないアルミホイール仕様となってしまう。長期間ノーメンテを目指すのであれば、アルマイト処理されたアルミホイールの使用をすべき。この状態を長く保とうとすれば普段からのメンテは欠かせない。それ程アルマイト処理はアルミ腐食に対して効果があるということだと思う。
7
ホイール交換ごとに洗剤によるホイール洗浄をしていても内側に刺さりこんだブレーキダストはなかなか取れない。数シーズン使い込むとアルミ内側の腐食跡が見られるようになる。中性洗剤とタワシではブレーキダストは完璧に落とすことが出来ないと言うことだ。その刺さりこんだブレーキダストから腐食が始まり、アルミがアルミナ変化、体積が増えて白い粉を噴いたような跡が残る。この塊はとても硬く厄介である。
8
このような潰瘍の跡のようになってしまうのだ。特に内側なので見えないからと放置していくとアルミ本体に大きなダメージとなり復活は難しくなる。定期的に削り取らなければ、アルミが侵食され更に大きな跡が残ってしまうからだ。ただこの塊、アルミ浸食に対して体積が大きく増えている塊のため、腐食進行が初期の状態であれば塊の割にはアルミの陥没は少ない。早い段階で排除し、腐食防止対策をすることで予防できる。装着中では内側清掃は中々できないためホイール交換の際にきっちりとしたメンテナンスを行うことが重要だ。
9
内側表面はアルマイト処理されているので、真鍮ワイヤーブラシで擦ることで擦り傷はほんとど目立たなくなる。コレがアルマイト処理されているメリットであると思う。アルミ無垢表面であればこうはいかなず、細かな傷がついた後は研磨剤で磨かなければ光沢は戻らないだろう。
10
真鍮ブラシでガリガリ削ることで表面はなだらかに。実際、ブレーキダストが刺さりこんだ部分はアルマイト層を貫通していると思われるので、厳密に言えばアルマイトで保護されていない部分がより多くなっているということになると思う。これが長期間における劣化であり、ホイール寿命を縮めることになるものと思う。最終的にはアルミ腐食でアルミが欠損し、または傷や陥没して強度不足による変形や割れが発生し、アルミホイールの寿命は尽きることになるのだと思う。
11
内側の塗装面積も定期的に塗料を筆塗りすることでブレーキダストからの浸食を軽減させることが可能。いざとなれば塗装を全剥離し塗り直せば良く、アルミ本体にダメージがなければリフレッシュはいつでも出来るのだ。
12
アルマイトが剥がされたアルミ表面に如何に腐食させないか耐久性が大きく左右される。光沢の見た目と耐久性を両立させるためにはここでクリア塗装を吹いてコーティングする方法もある。だがこのクリア、10年単位で見てみると塗装面が割れたりして劣化が激しい。特にホイールは走行中のとびいしなどでこのクリア塗装面が割れたりし、その我から水分が侵入、アルミ面の腐食が今度は塗装面とアルミ面で広がり進行してしまう。俗に言う白ミミズ腐食である。そうなるとクリアを剥離し、腐食を削らなければ本来の姿には戻らない。つまり普段からちょっとのメンテを続けるか、ある程度長期に大掛かりなメンテをするかの忖度になると思う。

細々と走行せずとも車庫保管にあっても温度差による水滴により水分による腐食が起きてしまい、表面はみるみるうちに光沢が亡くなる。ましてや雨にあたったりすれば、酸性雨や路上の科学実質を含む水分にアルミは反応し、大きなダメージを負う事となる。それを防ぐためにコーティングが有効である。アルミ表面に水分を弾く層を作ることで腐食を遅らすことが可能となる。
13
溶接ホイールのピアスボルトは、ボルト締付のためのボルトではなくてあくまでも飾りである。見た目だけでありいざなっても問題はない。しかし、オリジナルなピアスボルトがあるだけで見た目を大きく向上させることが可能だ。

錆びすぎていて固着し、工具による緩みで折れてしまうほど腐食していてはどうにもならないが、取り外せる状況と判断できるのであれば取り外してサビを取りし、錆防止処理を行って再塗装することで大きく見た目が改善できる。鉄のボルトであるので、酸化還元させるためサンポールでボルトの表面の一皮剥く。実際には、ボルト表面が酸で溶けてネジは緩くなるものと思う。緩み防止を意識するのであれば、ネジ緩み剤などを塗布して締めるのもいいかもしれない。
14
サンポールの緑がみるみるうちに泡を吹き、時間経過とともに色が薄くなり反応が鈍くなるのが目に見える。内部の濃度を均等にするため定期的に振ったほうが良いだろう。ただし、飛び跳ねさせないように注意が必要だ。衣類についたら乾燥していく段階で濃度が上がり、繊維が溶けてなくなるからね。作業中は、ゴム手袋と保護眼鏡は必須だ。
15
見た目で完全に反応がなくなった状態。ただ反応は完全になくなったわけではないのでこのままの放置で鉄がなくなってしまいかねないので深追いは注意だ。酸に溶けてなくなっちゃうよ。
16
水洗いをしてもこのままではボルト自体が酸性になったままであり、アルカリ溶液に付けて酸を中和する。マジックリンのアルカリ洗剤が使いやすいと思う。水での洗浄だけではなく、必ず中和をしたほうがのみのみトラブルになりにくい。
17
スピードスターに関してピアスボルトは刻印がされてある。手が込んでいる昔仕様だな。今ならコスト削減で既製ボルトを利用するのではないかと思うわ。

中和しないと一皮表面が剥けた鉄は空気中の水分にすぐさま反応しサビサビになってしまう。鉄の宿命だと思うわ。直ぐに乾燥させ表面を錆転換剤により丸っとコートする。一皮剥けた鉄によりボルトがゆるゆるになるが、この錆転換剤コートにより緩み防止に貢献していると思う。逆に考えると、強度が必要なボルトにはこの方法は危険であると言える。ボルト本体の肉厚が減りボルト強度に対し緩みや破断の可能性が高くなるということだ。
18
錆転換剤によりコートした後は、それらしく見えるようにメッキ塗料により化粧直し。このメッキ塗料は、あくまでもそれっぽくという対処であって、通常のシルバーであればクリアで閉じて上げなければアルミ粉が直ぐに剥がれてしまう。だからといってこのメッキ調スプレーをクリアで閉じてしまうと全然メッキ調に見えないのだw
だから塗りっぱなしにして、洗車等で剥がれてくれば筆で塗り直してやればそれっぽく維持は可能である。
19
裏側は特にワコーズのバリアスコートでコーティングすることで汚れこびりつきが低減できると思う。
20
こうして4本とも生き返った当時物?!(笑)のスターシャーク!おそらくリムは修正履歴ありだと思うわ。ビード側はかなりガタガタになってるし、リム表面側は削られて肉薄になってるからな。ただビードを支える部分は問題がないので、強度上問題はないと思う。
21
ホイールを定期的に交換するためハマってるタイヤはほとんど減らない。ホイールごとの走行距離は少ないからね。減らない変わりに古くなるタイヤ。どこかで交換する必要があるだろうな。また残念ながらスターシャーク専用センターキャップが高価過ぎてまだ手に入れられてないんだよね(^^)
22
スピードスターのスターシャーク!
いつの時代も色褪せない素晴らしいホイールデザインだと思う。

イイね!0件




関連整備ピックアップ

夏タイヤ交換

難易度:

タイヤ交換(2024.04.30)

難易度:

重いタイヤ交換(~_~;)

難易度:

スタッドレスタイヤ➡️サマータイヤ入れ替え

難易度:

18inchに変更。。(リアは既に。。🥹)カッコ優先ですけど。。( ¯꒳ ...

難易度:

今頃タイヤ交換

難易度:

関連リンク

この記事へのコメント

2024年4月23日 22:53
若い頃おカネが無かった(今も無いけどw)し中古カー用品店も無くヤフオクもまだ無い頃は解体屋から安いホイールを買っては塗り直したりして履いてましたね~。
スターシャークは当時の仕事で鉄屑を捨てに行ったS木商会のヤードで非鉄置き場の片隅に有ったものをスクラップ値段で売って貰いましたw
7J×14マイナス1の金アルマイトリムでセンターキャップも付いてたんでボロボロだったセンターディスクを塗り直して使いましたがしばらく前に手放しちゃいました。買った値段よりは高く売れましたがwww
コメントへの返答
2024年4月24日 11:12
私が若かっところはネットオークションなんかなかったので、同じく雑品屋さん回ったり、数か少なかったけどわざわざ遠い中古自動車パーツ店回ったりしてました。補修ありきのボロボロジャパン用ヒロの羽とか入ってて高くて買えず、1週間後買いに行ったらもうなかったりいい思い出w

このスターシャーク、オークションで仕入れたものでディスクの元色はゴールド。それを日産レッドで自家塗装されたものでした。このスターシャークがそれそのものだったりしてw
まさかね(^^)

その時必要な物が人から人に譲り継がれて後世に残る‥これこそ本当のエコだと思うわw

プロフィール

「@変り者 本日のドライブは扇風機不要‥夕方になれば半袖では激寒です(TдT)」
何シテル?   05/04 16:58
ma-tan☆hokkidoです。 NISSAN Skyline Japan HGC211をこよなく愛するOSSANです。 1970年代の旧車と言われる...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

LPガス容器検査。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/12 05:30:27
タコメーター取り付け。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/07 01:41:04
フォシーガとは‥ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/11/04 11:34:02

愛車一覧

日産 スカイライン シルバージャパン (日産 スカイライン)
1979(昭和54年製) NISSAN skyline GT HGC211 〜 昭和5 ...
三菱 その他 三菱 その他
働くクルマ。かなりボロボロだが、そこは昔ながらの戦車の血筋を次ぐ三菱製。一説によると、作 ...
CAT その他 CAT その他
働くクルマ。除雪に大活躍。車検もないので、自賠責切れだけには注意だね。
トヨタ クラウンコンフォート トヨタ クラウンコンフォート
平成12年車(2000年) タクシー上りのオートエアードア仕様。 ツーオーナー車。 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation