実は私は大のビンテージ自転車マニア。
先日ヤフオクを見ていたら、日本にあるはずの無いようなアンティークな自転車が出ていました、フランスの1910年代の婦人車です、ビックリ!
100年前のフランスの自転車ですよ・・・・なんでこんなところに出ているんだ?
出品者の説明を読むと、フランスの田舎を旅行中にガレージセールのようなマルシェに出くわし、そこで野菜などを売っていたおばあちゃんの後ろにこれがあったんだそうな・・これは売り物じゃない!と言うおばあちゃんを口説き落として、日本に持って帰って来たんだそうだ。
そんなこんなで日本にやって来た超アンティークの自転車、しかし出品されていた時の写真を見ると、かなり無理矢理直したような雰囲気、とりあえず適当に直して走れるようにしました・・って感じで、いかにも素人な部品構成、こりゃダメだ、雰囲気ぶち壊しだ・・・・これじゃただの古いママチャリみたいだ・・
↓これが出品されていた時の画像です。
実は私はこの当時のフランス自転車パーツをかなり持っている変態親父w
これは私がしっかり直して、当時の雰囲気を取り戻して上げよう!
と言う事で、さっそく入札、そのまま誰も入札の無いまま落札、最安値でGET!
早速届いた自転車をバラシにかかる・・・(後で解るが問題だらけw)
ホワイトリボンのタイヤにピカピカのリムはこの年代には似合わない。
リムはさすがに手に入らないので、黒く塗装する事に・・・・・・
グリップもただ革が巻いてあるだけで、いかにも素人仕事だ。
これはamazonで見つけたレトロなグリップ、こんなのがあるんだね!
そしてタイヤはただ珍しいからと、保存していたミシュランの650B赤タイヤ、こんなの世界中探しても見つからないような貴重なタイヤ、しかしまさか使う時が来るなんて思っても見なかった!
そして一番ヤバい問題はブレーキパーツの一個のネジが折れていて直しようがない状態・・・・しかし!これも私の古い道具箱の中から、ほとんど同じ形状のものが発見されて、一件落着!奇跡だ!
さあ、これでほとんど思い通りの理想的なスタイルになったぞ!
出品時の時の写真と比べて見てね!
ここまで正体不明の自転車だったけど、このチェンホイールのWの文字がヒントになって、ネットで調べた結果
「WONDER」と言うフランスのメーカーだったと判明!
後ろのフェンダーは曲がっていたので修正、リフレクターは純正のガラス製、古いフランスの鑑札も付いていて人名らしき名前が刻まれている。
ペダルはすり減ってこんな状態、歴史を感じるけど動きはスムーズ!
サドルは古いプジョーの物が付いていました、これはオリジナルじゃないけど雰囲気出てるのでOK。
ヘッドマークは何も付いていなかったので、これはツールドフランスの途中の峠にある教会で売っている交通安全メダル、セント・クリストファーと言う旅行の神様、自転車乗りのお守りとして有名です。
と言うことで、いかにもビンテージな自転車の姿になりました。
もちろん、乗るにはまったく問題無し、気持ち良く走ります!
これはネットで見つけた「WONDER・CYCLES」のポスター
ヘッドマークも本来ならこんなのが付いていたはず・・・・
だいたい、こんな頃の自転車ですね。
↓こちらは今まで私が再生してきた自転車やコレクション、そして国内外で撮りためた写真やネットで集めた写真などをまとめたアーカイブのブログです。
Posted at 2017/09/02 23:27:22 | |
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