お釜

宮城県と山形県の県境沿いにある「お釜」は県道１２号(蔵王エコーライン)道路脇の蔵王刈田リフトを利用すれば７分４０秒で五色岳（1674ｍ）の近くまで運んで貰える(往復750円)。ここからガレ場を５〜６分進めばエメラルド・グリーンの水を湛えた火口湖を俯瞰出来る。このあたり一帯はカルデラだそうだが外輪山の尾根に囲まれた中腹に直径約400ｍの火山爆裂による火口があり、この底に水が溜まって出来た火口湖が「お釜」と呼称されている。
水質はPh3.5の酸性で、生物は生息していないとのこと。火山活動の有無でpHが変化し、鉄分が酸化して水の色は赤みを帯びたり日光の加減でコバルトブルーに変化するという。訪れたのは2023.6.1日で伊津部に残雪があったが紅葉の時期が見頃だそうだ。
なお、蔵王ハイラインを上った先の刈田岳駐車場を利用する手もあるが、このリフト経路の方が歩く距離が短くて済む。