ALPINE EX11NX2-D5-1-AR  

AVIC-1からのCarrozzeriaユーザーです.
(30年くらい？)
たぶん7機種使用していて、最後はセカンドカーのサイバーになります.
今回、11インチが選べるという点のみで、ALPINEを導入.大きさは正義です(^^)

目的地にたどり着くだけであれば、Googleナビ等で充分かもしれませんが、私は道中の地図を見たい派でして、Googleナビは選択肢に入っていません.
私はドライブが大好きで、一本隣の道にこんな店がある、こっちの道でも辿り着けそうだ、等の周辺情報がほしいのです.
ですので、先代デリカ(28万キロ)では、楽ナビから10インチAndroidタブレットに替えた後は、いろいろ巡って「カーナビタイム」、その後「COCCHi」をそれぞれ課金して使ってました.

さて、ALPINE BIG Xですが、精度はやはりCarrozzeriaに劣ると思います.
特に、高架等の立体的な地形では、500kmしか走っていない現在でも、誤差が大きいと感じました.

使用感については、各社切磋琢磨されているでしょうから、それぞれ一長一短あると思いますので触れません.
ALPINE、充分使えると思います.

これは残念、という点をあげていきます.

まず、微々たる点ですが、ディーラーオプションだとオープニング画面が固定です.
後付ではALPINEのWebサイトから変更可能みたいなので、これは残念です.
(なぜ固定する必要があるのでしょうか…)
今後のアップデートで可能になることを期待します.

次に、これはどうしても欠点と言えるのがアプリ「BIG X CONNECT」の使い勝手です.
正直、作成された方は日常的に使用していないと感じます.
前述の理由でGoogleナビは使用しないのですが、Googleで検索してその結果を使用したい場面は多々あります.これはCarrozzeriaも同様ですが、多様な検索ではどの社のナビもGoogleにはかないません.

車載ナビを使いたい私は、Googleで調べて、その住所を車載ナビで検索、目的地設定する時が多いです(名称等で検索できればいいのですが、車載ナビでは見つからない時が多い)

こうしたユーザーにとって、BIG X CONNECT(以下アプリ)は橋渡しになる…と思っていたのですが、残念ながら現状ではそうなりません.
まず、ALPINEが紹介している「助手席の者がアプリで検索してナビに転送」ですが、これは助手席のスマホとナビがWiFi(Bluetooth)で接続している必要があります.
私の使い方ですと、主に運転手である私のスマホに音楽再生を目的に接続されています.
助手席と接続を切り替えるなら、Googleの検索結果から住所検索してもらった方が早いです.
次に、アプリでは地点を指定できません.
アプリが使用している地図自体はGoogle Mapなのですが、例えばマップ上にピンを置いてそこを目的地にするという、Google Mapでは出来る操作が出来ません.


これもアプリ絡みの残念箇所ですが、地図の更新が何故かアプリ経由でしか出来ないのが使い勝手が悪いです.

BIG Xでは以下のデータが更新可能です.

・地図データ
・アップデートプログラム
・高速道配信データ
・メディアデータ更新

この内、地図データ以外はPCからSDカード等で更新できるのですが、地図だけはアプリ又は「地図更新用データディスク（DVD-ROM）」を使用しなければならない謎仕様です.


近年ではPCを持たない方も多いでしょうから、アプリのみで更新というのも分からなくもないのですが、SDカード等での更新も一部可能ですから、なぜ全部可能にしなかったのでしょうか…


WiFiの仕様も残念です.
本機は、アプリとはWiFi接続できますが、ルーター等のアクセスポイントには接続出来ません.
自宅等で、アクセスポイント経由でデータ更新できれば便利なのですが.

ちなみに、アプリとの接続では本機がアクセスポイントとなります.
つまり、スマホのWiFi接続を本機のSSIDに切り替えて接続します.
この場合は本機とスマホ間のローカルエリアネットワークとなり、スマホはインターネット接続されていません.
この状態、いろいろ不便です.
例えばアプリでは登録したアカウントでログインする必要がありますが、ログインにはインターネット接続しなければなりません.

スマホをアクセスポイントにして、テザリングで本機から接続できれば良かったのですが、それは出来ません.

と、いろいろ書きましたが、現状Carrozzeriaから11インチは出ていませんし、ネガティブな点を理解して使う分には充分です.
やはり、大きさは正義です(^^)