プリロード調整(ストロークの調整)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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フロントショックのオーバーホールが完了したので、車体に取り付けました。
仕様変更前と同じ車高(地面→フェンダーアーチ634ミリ)で、伸び側ストロークを34ミリ→30ミリに変更して取り付けようと思います。
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ショックを仕様変更に出す前に、画像のプリロード調整と全長調整の値、伸び側ストロークを測定しておきました。
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上側の表が仕様変更前の状態で、伸び側ストロークが34ミリ→30ミリになるように、計算して下表のとおりプリロードや全長の調整を行います。
プリロードの左右の値が違うのは、調べたり確認したことではないのですが、、、いままでのセッティングの経験で、愛車のフロントは右側が左側より25~30キロ程度重いのかな?(左右同じに組むと右側が数ミリ下がるので、、、)と思っているからです。
レート7Kのスプリングだと右側のプリロードを4ミリ増しがけすると、左右の車高がほぼ同じになります(30キロ÷7K=4.3ミリ)。こうすることで左右のストローク配分を同じにします。
全長調整で右側を高くしても左右の車高は同じになりますが、右側の沈み幅が多くなるため、左右でストローク量が違ってくるんですよね、、、。
また、多少の車高の左右差(高レートのスプリングなど)は気にせず、左右同じで組むというのもありでしょうし、どの方法がいいのかな?と考え、自分の場合は左右のストローク量を同じにすることを優先して、プリロードで差をつけて車高を左右同じにしています。
※リアのセッティングもフロントの車高に影響しますが、自分の場合、リアは左右差をつけずプリロード、全長とも左右同じにしています。
今回のストローク変更は、
・以前よりプリロードを4ミリ増してかける(伸び側ストロークが4ミリ減る)
・車高が4ミリ上がる。
・全長調整で4ミリ短くして元の車高と同じにする。
といった感じで、車高を変化させず伸び側ストロークを34→30ミリにします。
※モノレーシングのストロークについては、文末のURLから過去の投稿を参照ください。
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プリロードを4ミリ増しがけして仮固定します。このまま組むと車高が4ミリ上がります。
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プリロードを増しがけした分、全長を4ミリ短くして車高が変化しないようにして仮固定します。
これでストロークは伸び側が4ミリ短くなり、34ミリ→30ミリとなります。
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両方のショックの仮固定ができました。
各部の寸法は画像のとおりで上のショックが右側、下が左側です。
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ショックの組付けができました。
シートロック、ブラケットロックなどを規定トルクで本締めをします。
本締めを行う時に折角調整した長さが、供回りしてズレたら、すぐにわかるようにマーキングをして本締めを行います。
PS 先般、あるショップの方とお話をしていて、この矢印のブラケットロックが緩んでいる方が結構多いと聞きました。
ストラットの場合、ハンドルを切るとアッパーマウントを起点にショックがまわるので、ここの締め付けが緩いと高い確率で緩みます。
テインのモノレーシングの場合、ここの締め付け規定トルクは137Nで結構、高いトルクなので注意が必要です。
※取り付け作業は文末のURLから過去の整備手帳を参照ください。
※締め付けトルクは文末のURLから過去の整備手帳を参照ください。
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