ブレーキ関連交換

　マスターシリンダを車体から取り外しができず、運転席側のボルト、ナットも外さないとダメなのかと思いました。そうではなく固着しているのか、バキュームが生きているのかです。フットブレーキと物理的に繋がってないのが不思議、ピストンを押すだけてす

マスターシリンダーの部品を交換します。
1.リザーバタンクの取り外しは錆びたスプリングピンを抜くのがやっかいです。先を落とした釘等が必要です。簡単には抜けません。
2.中のピストン交換はCクリップを縮めるペンチが必要です。稼働部の隙間からオイルが漏れている車があります。自分のも滲んでいました。ひどいのになると、マスターバックにオイルが溜まっている車もあるようです

左前のゴムホース交換
ナットはエアークリーナの下です

右前のゴムホース交換
一番楽勝！

リアのゴムホース交換
トレーディングアームの根本にウマをかけて車軸を下げるリフトアップをすると交換が楽になります

　20年分の固着は厳しく、専用メガネがないと普通のスパナではナメます

　交換して暫くするとピストンが馴染んできたのか、ブレーキオイル中の気泡が完全に抜けたのか、よく効くようになりました。
　いつかオイル漏れするのも防止です。昔、大型観光バスを運行時に下り坂でブレーキホースが破裂したことがあります。サイドブレーキでなんとか停止できた怖い思い出があり、ゴムホース類は10年毎に交換した方がよい部品です。車検整備では交換しません

　2週間位前にグリスアップしたフロントブレーキのスライドピンが固着していました。やはりモリブデングリスではダメです。ブレーキ用ラバーグリスでやり直しました。１ヶ月後に再検証してみます。

【追伸】
各種グリスには特性があつて、モリブデングリスは圧力のかかる所に有効で耐熱性は劣るようです。スライドピンに圧力はかかりません、そして熱くなります、使う場所を間違えています