SARD 車種別専用大容量フューエルポンプ 235L/h  

ECU書き換えに際し、燃料ポンプの容量アップです。
車種を問わず、燃料ポンプの容量アップにはいくつか注意事項があります。

まず、燃料フィルターも交換すること。この製品はフィルターがセットですが、中にはフィルターが同梱されておらず、純正のフィルターを使用する製品もあります。この場合でも、フィルターは必ず新品に交換しましょう。
次にジェットポンプキラーを取り付けること。これがないとリターンで戻ってきた燃料が詰まる可能性があります。
最後に、ポンプの容量は純正の1.5倍程度に収めておくこと。CT9Aの純正ポンプ容量は150ℓ/hです。つまり、この車であれば225ℓ/hまで、ということです。が、SARDのCT9A車種専用キットでは一番小さくて235ℓ/hです。まぁ10ℓ/hくらい誤差か…。あと、CT9Aであれば、これくらいのポンプ容量増強ならインジェクターやレギュレーターはノーマルのままでOKです。
ちなみに、もっとポンプ容量を増やす場合はフューエルラインを太いものに引き直す必要があります。これをやらないと、ラインのカシメからお漏らししたり、ポンプに無理な負荷がかかって寿命を減らすことに繋がります。

次に、やっておいた方が良いこととして、まず強化ハーネスの取付があります。車種によりけりですが、ポンプを強化した場合、純正のハーネスでは電力が足りない場合があるので、強化ハーネスを引くことをお勧めします。また、強化ハーネスを引くと常にポンプがフル稼働するのでポンプの寿命が減るという意見もありますが、仕様上の吐出量範囲内での稼働であれば、フル稼働でも半分に抑えてもポンプの寿命はほとんど変わりません。寿命を左右するのは総稼働時間です。
あとは、年式が古い車ならついでにセンダユニットごと交換しても良いでしょうね。樹脂部品なので劣化している可能性もありますし、頻繁に開ける場所でもないし、部品代もそこまで高くない（7千円くらい）ですし。

燃料ポンプは、それ単体で効果を発揮する部品ではないため、ECU書き換え・交換やタービン交換、排気量アップの際に、必要となるから交換することになると思います。チューニング後の予定MAX馬力から逆算して適切なポンプ容量を決めましょう。デカきゃいい、ってモノでもないですよ。