• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Tak_looseの愛車 [BMW 4シリーズ クーペ]

整備手帳

作業日:2024年4月14日

本革製ステアリングの擦れ補修

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 6時間以内
1
本革製のMスポーツステアリング。
アドカラーとエアブラシを使用して擦れの補修を行いました。(写真は補修後)
2
手汗対策として軍手を着用して運転していたのですが、滑り止めラバーとの摩擦で表皮に擦れ跡が付いてしまいました。
3
特に4時方向の擦れがひどく目立ちます。
幸いえぐれる程のキズではなかったので今回は研磨と塗装だけで対処しました。
4
今回用意したアイテムです。

左からアドカラーチューブのブラック、アクリジョン エアブラシ用薄め液改、アクリジョン用のフラットベース、M.MOWBRAYのシュークリームです。
その他にメラミンスポンジ、#800番の耐水ペーパー、シリコンオフ、30lのゴミ袋を2枚準備しました。後ほど説明します。

アドカラーは水でも希釈できるとのことでしたが、念のため水性塗料用のうすめ液を準備しました。

アドカラー単体だとツヤが出るとの情報を見たためフラットベースを準備しましたが、結局シュークリームで色入れしたため不要かもしれません。

シュークリームは黒色のものを使用。たまたま家にあった物なので、色付きのものであれば別製品でも問題なく代用できると思います。
5
コンプレッサーはPROFIX製のNITRO-COMP V2を使用。
ハンドピースは同じくPROFIX製のTech Liner TH-C01を使用。0.5mm口径にて塗装しました。

エアブラシツールはホイールのガリキズ補修などにも役立っているため、DIY派の方は持っていて損は無いかと思います。
USB充電式であれば同じくPROFIXから1万円程度で販売されています。
6
作業に移ります。

Mスポーツのステアリングは左右とステッチを挟んで上部に革が使用されています。
今回キズが酷かったのは右側ですが、塗装後に色の違いがあっても嫌なので革使用箇所全て塗装を行いました。


まずはメラミンスポンジを使用して清掃実施。かなり汚れていたようで濯ぐたびに黒い水が出てきます。何度か繰り返し、落ち着いたところで水分を拭き取り次の工程へ。

画像は清掃後のものです。手汗などの汚れが落ちたのかマットな肌になっています。
7
その後、足付けとして#800番の耐水ペーパーで全体的に研磨。耐水ペーパーですが水は付けずに空研ぎしました。

4時方向のキズは若干ざらつきがあったため、気にならなくなる程度まで研磨しました。
8
続いて革部以外の箇所にマスキングを実施。

今回の補修で頑張るところといったらこの工程くらいでしょうか。ACCスイッチ類との境目箇所が少し面倒ですが地道に貼っていきます。

張りにくい箇所は適宜ステアリングを回していろんな方向からアクセスしてください。
(都度エンジンを掛けなければならないため少し面倒ですが…)
9
少し見づらいですがステアリングコラムまでマスキングをしておきます。後ほど効いてくる工程です。
10
続いてインパネ周りのマスキングを行います。

30lのゴミ袋を2枚準備し、どちらもフチを切って一枚になるよう広げてマスキングに使用します。
11
この際、先ほどマスキングしたステアリングコラム部に重ねて貼り付けることで、マスキングした状態でもステアリングを回せるようになります。
塗装も様々な方向から行いたいため、この手法にしました。

ビニール袋の端はフロントガラスやコンソール周りに適当に貼り付けておいてください。

最後にシリコンオフで革部を拭き、塗装前の脱脂としました。
12
塗料の希釈です。

アドカラーの希釈率ですが、かなり感覚に頼って行ったため具体的な割合は覚えていません、、、
アドカラーがチューブから3cmほどに対して薄め液が20cc程度、フラットベースが3滴程度だったかと思います。

エアブラシ塗装の際の塗料の希釈率として、牛乳くらいの粘度を目安に調整しますが、今回もその辺りを狙いました。

注意点として、アドカラーがかなり溶けにくい(溶いても溶いてもダマになってる)ので、溶け残りが無くなるまでしつこく混ぜる必要があります。
13
塗装に移ります。

先ほども記載しましたが0.5mm径のノズルを使用し、エア圧2bar(0.2MPa)で塗装しました。

先ほどの撹拌が不十分だったのか一気に塗料が出てくることがあり、ところどころ塗料が垂れてしまいました。画像を見ると垂れているのが分かるかと思います。
14
コツとしては薄塗りを意識することで塗料の垂れを抑えることができました。
なんとなく表面がしっとりしたら次の箇所を塗り、トータルで4回程度薄塗りを実施しました。

画像はスレがあった箇所ですが、この時点で割と目立たなくなってるかと思います。

塗料が垂れた箇所については、30分程度乾燥させた後に#800番の耐水ペーパーで削り落とし、再度上塗りしました。
15
一通り塗装が終わった状態です。
アドカラーには15分程度乾燥後に靴クリームを塗布してください、とありますが念のため1時間程度乾燥させておきました。

注意点ですが、かなり乾燥が早いためハンドピースの洗浄はこまめに行った方が良さそうです。
水性塗料についての知識があまり無かったので、ラッカー塗料用のツールウォッシュ(ガイアノーツ T-04)を使用して洗浄しましたが、一応問題なく使用できました。
16
先ほどの画像と似ているため紛らわしいですが、1時間ほど乾燥させた後の画像です。

この時点で終了しようかとも思いましたが、全体的に白っぽく、悪く言えば本革っぽくなくなってしまったためここから靴クリームで色を入れていきます。


画像は割愛しますが、靴磨きなどと同様の手順です。

ウエスに靴クリームを取り、全体に塗り込みます。
塗り込む量としては気持ち多めに塗りこんでも問題ありませんでした。
目安として、指で触って少し靴クリームが指に付くくらい塗って構いません。その代わりにムラが無いよう全体に塗り込んでください。

その後豚毛のブラシブラッシングし、細かいところまで塗り込みます。

ブラッシング後5分程度馴染ませ、最後に綺麗なウエスで乾拭きしたら作業完了です。

マスキングも剥がして問題ありません。
17
乾拭きまで終了したステアリングです。
画像では伝わりづらいですが、靴クリームを塗り込むことでツヤが増しました。 

また、アドカラーのおかげか手触りもサラサラになりました。
18
擦れ部に関してもよくよく見ないと分からない程度まで修復することができました。
19
エアブラシを使用した作業のため少しとっつき辛いかもしれませんが、難易度自体は高くなく、半日程度あれば終わらせられる作業でした。
同じような症状で困ってらっしゃる方にはぜひ参考にして頂ければ幸いです。

イイね!0件




タグ

関連整備ピックアップ

コーティング実施

難易度:

(断念)リアスタビブッシュ交換

難易度:

触媒前ラムダ(O2)センサー交換

難易度:

バッテリー交換

難易度:

サイドステップのガリ傷を応急処置

難易度:

一応いじってみますた♪

難易度:

関連リンク

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

人生初の愛車にF32を選びました。 永く維持していければと思っています。 同IDでTwitter、インスタもやってます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

愛車一覧

BMW 4シリーズ クーペ BMW 4シリーズ クーペ
ミネラルグレーのBMW F32 420iに乗っています。
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation