ベンツ　C200　ユニフォミティマッチング　その2

レバーレスタイヤチェンジャーシーチェS300にて、問題のタイヤをばらします。

ここで問題発覚です。
ビードが切れています。

しかも2ヶ所損傷しています。ポテンザはビードが硬いので損傷しやすいのですが、これは酷いです。ビードの損傷や変形により高速域での振動が出る場合も有ります。

ホイールを見て、バランスウエイトが多い理由が分かりました。ブログで何度か取り上げていますが、TPMS対応のホイールのため、エアバルブ部分が肉抜きされていて、軽くなっています。さらに悪い事に、通常タイヤを交換する時には、タイヤの軽点（いちばん軽い部分）とバルブ位置を合わせて組むので、タイヤの軽い位置とホイールの軽い位置が一致してしまい、バランスウエイトの量が増えてしまいます。

ホイール単体を測定します。

やはりバルブ位置が一番軽くなっています。
このタイプのホイールの場合は、バルブ位置と軽点を対角に組み込めば一番重量バランスは良くなります。

ビードシート部のランナウトを測定します。

縦ブレですが、0.06ｍｍと良好です。
ホイールは問題ないようです。あとはタイヤか組付け方法に問題が有る可能性が。。。。