2024年04月13日
マツダの車作りを改めて
先々週ぐらいから、LOVCARSTV/自動車チャンネル ソルトンTVで、コンパクトカーやコンパクトSUVの比較動画が上がった。
コンパクトカーはMAZDA2、ホンダフィットHV、トヨタヤリスHV、ニッサンノート、スズキスイフトであった。デビューからしてもMAZDA2はもっとも古く、10年近く古い車であることからも、かなりの大きな差があって当然であるのだが、実際乗り比べると意外にも健闘をしているとの評価であった。
これはスクープ雑誌のNEWモデルマガジンXでのスイフトとMAZDA2の比較記事、またカーグラフィック5月号でのフィット(ガソリンモデル)、MAZDA2、スイフトMHVとの比較コーナーでも意外にも健闘しているようだ。
また、コンパクトSUVの比較動画でもマツダの車について意外な評価に終わっている。そのライバルとは、ホンダヴェゼル、トヨタヤリスハイブリッド、ニッサンキックスである。もちろんここでもMAZDACX-3は最古参モデルであって太刀打ちできないはずだったのだが、こちらでも意外にCX-3が健闘しているのである。
コンパクトカーにおいてもコンパクトSUVにおいても最も評価がたかったわけではない。だからといって大きく差が開いているわけでもなかったのだ。
共通して言えるのはマツダ車はドライバーズ・カーであるということである。また、足回りの硬さやハンドリングから、スポーティーカーのような振る舞いを見せるシーンもあったようである。運転をするのが楽しい、運転席がダウンサイジングされても違和感がないというような評価であった。
その昔マツダ2代目MPV ( LW系1999年-2006年)はデビューから3年後2002年ビッグチェンジとしてエクステリアだけではなく、足回りも見直しを計って延命策を取り、2006年まで販売を継続した。
また、スポーツモデルのRX-7やロードスターも熟成を図りながら販売を継続していたし、現在でも同様である。さらには3代目デミオでも商品改良としながら、そのモデルの熟成を図り、新しいユニットを搭載し、ハイブリッドモデルに匹敵するような性能を発揮していた。つまりその時代のライバルに台頭できるよう改良してきた経緯がある。
その意味でも、MAZDA2やCX-3がどうにかこうにか販売を継続できるのはそのような経験があるからであろう。
また、マツダベリーサはデビューから12年間も販売を継続したモデルであるが、改良と特別仕様車の設定を繰り返しながら長きにわたって販売をしていた。このような商品改良と特別仕様の設定のノウハウが、MAZDA2とCX-3にも生きているように思う。
もちろん、他社の比べ開発コストでも後塵を拝し、またその性能でもライバルを圧倒するほどの性能を発揮をすることは、困難であるが、対等できるまで熟成を図るのが、MAZDAの良心ともいえるのではないか?大企業であればモデル末期になるとほぼほぼ放置され、販売台数が減少していく中で販売終了となるのが普通である。それもベースグレードを含め、市場の動向をみながら特別仕様車で販売台数を稼ぐ。新車にすることによって新しい型や新しいパーツを新調するよりも、コストを抑えながら二酸化炭素の排出量を抑え販売をしているともいえる。
しかし、このような対応も、決して長続きができるわけではないが、まだまだこだわりがある、あるいは運転が楽しいと思えるような購入層にはまだまだ商品価値があると思う。
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Posted at
2024/04/13 23:53:39
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