COMTEC ZEROシリーズ ZERO 803V  

【再レビュー】(2017/09/18)
レーダー探知機よりも、OBD2の追加メータ目的で大きな画面サイズが欲しくて導入した本機ですが、しばらく使ってみた結果、追加メーターとしてはイマイチである、という結論に至りました。

その理由としては、以下の3点
1)メーターの動きが遅い
　超速CPU搭載で動きが速いと謳っていますが、メータの動き自体は反応が悪い（というか秒間更新レートが低い）為、実際の動きに対して数テンポ遅れて数値が変化します

2)メーターデザインが悪い
　・円形メーターのデザインがあまりパッとしない
　・レイアウトの自由度があるようで、実はそれほどでもない
　・メーター針のカラーが青以外に変えられない
　　スイッチのLEDカラーは変えられるのに、ソフトウェアで実現しているメーターの方が変えられないとは、何とも中途半端なお話で

3)燃料関係のデータが表示できない
　購入前からわかっていたことではありますが、WRX S4との組み合わせでは、燃料関係（燃費・燃料噴射時間など）のデータが取得出来ません
　わかってはいましたが、やはり読めないのはさみしいです（ユピテルさんは読めるので、OBD2ポートからデータが取れないという訳ではないハズ）

また、レーダー探知機としてもちょっと微妙な感じでして、

1)レーダーの誤報が多い
　恐らくユピテルさんの特許がある為、その回避でこの仕様になっているのだと思いますが…誤報の自動キャンセルが無い為、コンビニの前を通るとほぼ毎回誤報、復路で同じ所を通ると、レーダーキャンセルポイントを登録するか？と聞いてくる、というのの繰り返し。
　ネットでデータ共有できる仕組みがあるので、取り締まりポイントの共有だけでなく、キャンセルポイントの共有も出来る様にしてくれると、もちっとマシになりそうなのですが…

2)警戒ポイント手前からのアラートが早すぎる
　設定次第ではありますが、警戒ポイントの手前から延々とアラートを鳴らし続ける（音声だと「接近しています。注意してください」を延々とループで喋り続ける）のはやかましくてしょーない。
　これもユピテルさんの特許があったような気がしますが、あちらさんは何秒か同じ警告鳴らし続けると、自動で音量下げる機能があるので、鳴り続けてもそれほど気にならない。
　警戒ポイントなんだから、うるさいくらいが丁度良いという事なのかもしれませんが…

3)自動モード設定で一般道走行しているのに高速の案内をちょくちょくする
　併走する高速道路からそこそこ距離が離れている一般道を走行中に、高速道路上の警戒ポイントをちょくちょく案内してくれます
　オートモードの自動判断でモードが切り替わっているのは見たので、オートモードが動いていないということではなさそうですが、判断精度がいまいちな感じ

大画面と汎用ビデオ入力がある、以外、あまり良いところが無いなぁ、というのが現時点での評価となります。
とまぁ、そんなわけで、初期評価からさらに★1つ減らして、★2つです（画面でっかくて、見た目はイイんですけどねぇ）。

関連情報URL：http://www.e-comtec.co.jp/0_radar/zero803v.html