千鳥別尺のヤマザクラ（庄原市・旧東城町）

千鳥別尺のヤマザクラは、現在知られる限りでは、県内第一位の巨樹です。昔から荒神信仰の神、荒神様御神木として、地元の人々から大切に守られてきた大桜です。
小奴可の要害桜、森湯谷のエドヒガンとともに東城三大桜の一つに数えられます。
樹高約27m、胸高幹囲4.6m，主幹は地上2mで東・西の2支幹に分かれ，西支幹はさらに1m上で2岐しています。それはさらに密に分岐して，ほぼ球状の整った樹冠を形成しています。
ヤマザクラは，本州，四国，九州，朝鮮半島南部に分布し，広島県内でも極く普通に見られます。エドヒガンは巨樹が少なく，胸高幹囲4.5ｍを超えるものは全国的にもあまり多くありません。
老大木であるにも関わらず、主幹が空洞化しないで健全です。
全国的に、国及び県指定の天然記念物のヤマザクラは比較的少なく、広島県天然記念物指定の第一号です。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.4.16
住所: 〒729-5503 広島県庄原市東城町千鳥４３９−２