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旧岩科学校校舎

歴史が語るそれぞれの想い
2024年04月23日
カテゴリ : 静岡県 > 観光 > 建物・史跡
静岡県伊豆半島の当時岩科村の戸町が”中央の文化に遅れるな”と明治6年に天然寺の境内に私財を投入し、寺子屋のような規模の岩科学校を開設した。その後初等教育の充実を目指し明治12年4月に竣工し、翌年9月に完成をみた国の重要文化財。建設費の4割に達する村人達の寄付が建設を後押ししたそうだ、日本では甲府の旧睦沢学校、松本の国宝旧開智学校に次ぐ古い学校建造物として知られ重要文化財に指定された翌月まで95年間教育の場としての役割を担ってきた。外観はナマコ壁を活かした白亜の社寺風建築様式に半円形のバルコニーなどを配し和洋折衷となっている。
玄関正面に掲げられた「岩科学校」の扁額は、時の太政大臣・三条実美の書であり、その上には入江長八が彫ったと伝えられる龍が飾られている。
内部は郷土館となっており古い教科書や通知表、卒業証書、教育勅語などの資料が展示され、また往時の教室での授業風景、校長室などをジオラマで再現している。
二階西側の「鶴の間」は当時客室としての利用の他に作法や裁縫の授業にも使用されていた。床の間は昇る太陽を表現して紅の壁、四方の欄間には長八が左官技法と色彩技法を巧みに融合させて制作した一羽一羽の形が違う138羽(当時の生徒の数)もの漆喰鏝絵の鶴が、日の出のごとき紅の床の間を目指し飛翔する姿として遺っており圧巻。
学校正面玄関に至るアプローチの右手には開化亭(明治8年に建てられた旧岩科村役場を移築復元)があり、現在では休憩所として利用されコーヒーやソフト・ドリンクが飲めるほか、伊豆独特の土産物や当時使われていた教科書の復刻版などのレトロ・グッズが販売されている。
全てが懐かしい原風景である。入場料300円。


住所: 静岡県賀茂郡松崎町岩科北側442 岩科学校
電話 : 0558-42-2675

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「本格的なオン・シーズンにはまだ早いでしょうが、ひとも車も少なく天候にも恵まれ絶好のドライブ日よりでしょうね。」
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