すっかり AW11で、MR-2に惚れ込んだ僕は、就職した後、モデルチェンジした新型のMR-2であるこいつを新車で買った。頭金無しのフルローン。
写真は、20代で友達(黒のR32)と走りにいったときの10年以上前のもの。
このクルマは 結局17万キロ乗る事になる。実に丈夫なクルマ。トラブルほとんど無し。ヘブベアリング交換、エアコンの一部分修理、ベルトの滑り交換くらいか。エンジンは、バルブ周りがややノイジーになったくらいで、それ以外は問題無し。
10万キロでプラグやタイミングベルトの交換くらい。クラッチは17万キロ無交換。
足回りにおいては、強化はもちろんのこと、ブッシュ類を固め要所要所にピロをいれて、きっちりやっていた。
あとはエアクリとかマフラーとか換えた。
鹿をはねたり
ドリフト失敗してガードレールに刺さったり
このクルマではけっこう事故った。
ボディーで修復歴がないのは屋根くらい。
このクルマはNAで 180馬力しかないけど
充分速かった。
このMR-2は SW20という型式で
2 回のマイナーチェンジをした進化型で 3型と呼ばれる。SW20の初期が 超悪評の足回りだったが、メーカーが改良を重ねまさに別モノとして進化した。エンジンもどんどん改良され 180馬力の ノンターボのこのMR-2は シャーシー性能とパワーのバランスという点で 評論家達にもベストバランスと呼ばれて好評だった。
SW20型のMR-2ならば この3型以降がベストだ。
青いMR-2と比べるとずいぶん乗りやすくなって、 FR感覚の普通のクルマだったがいま乗っているRX-8からすると それでもナーバスなクルマだったと思う。
最終的には、ノーマル車高のジムカーナ用のTRDのバネとサス、トムスのスタビに落ち着いた。
SW20はフロントのサスストロークが、すでに足りないくらいなので、下手に車高を下げるとまがらなくなる。ストロークを増やしつつ車高を下げたい。
雨の日は、コーナー途中のマンホールの上を他のクルマが普通に通過して行く中、こちらは横に滑るほどだった。
後が重いから振り子のような動きになっちゃうんだよね。乱れてしまったら、立て直すの大変です。
FR車よりも倍くらい早くカウンターをあてないと、スピンに陥る。
あと、前が軽すぎて スピードだすと風圧で浮いてきてハンドルの接地感が希薄になるからコワイ。雨の日の、中央高速の山間部なんかはマジで怖いシチュエイション。
カローラの方がまだ踏めそう。
ぼくはボンネットに(エンジンは後だから、フロントはトランクみたいになってる)、コンクリートブロックを2個積んでました。そうすると、フロントタイヤのグリップが上がって走りやすくなったから。
MR-2は低速コーナーを駒のようにするどく曲がりながら攻めて行くのが似合うクルマでした 。あとジムカーナとかね。
コーナーリングは、シビアだけど
その 狭い幅に ぴったりハマる走りができたとき
とくに下りのタイトコーナーは、かな〜り速いです。。下りは、こう配と重量バランスが相殺されて、ほんとうに走りやすい。