激安H4バルブの中には配光が残念なバルブ、所謂《ハズレ》が混じっている事が有るのですが、そのハズレのある程度の見分け方を紹介しようかなと思います。
今回比較する為に用意したのは
近所のホームセンターで購入した
『ベイテックス BB-110 スーパーハロゲンバルブ・ピュアホワイト』の青色のコーティングを剥がしたモノ
近所のドンキホーテで購入した
『スタンレー RR79 レーシングハイパーハロゲン・レーシングクリア』
←がBB-110(Shoddy goods)
→がRR79(Good product)
です。
先に断っておきますが、BB-110自体はアタリとハズレが混じっているだけで、出荷されている全てのバルブが使用用件を満たせない粗悪品な訳ではありません。
今回は偶然検品をすり抜けた超粗悪個体を購入したのでピックアップしました。
BB-110のレンズ付け根
バルブ全体が大きく半時計回りに捻れているのが分かると思います。
RR79のレンズ付け根
バルブ全体が少し時計回りに捻れているのが分かると思います。
コレが良品状態です。
↓少し離れた状態で比較
実際の照射状態は省きますが、この『レンズの捻れ角のズレ』が生じているバルブはカットオフラインがズレてしまう為、ラインがV字になってしまったり、右上がりになってしまう場合があります。
また、捻れ向きが時計回りになっていても捻れ角が多過ぎている場合は、左方の広範囲へのグレアや右下の照度不足が生じます。
↓ココも重要なトコロ。
BB-110
ハイビーム側のフィラメントの位置が下に垂れてしまっており、更に少し前の方にズレている様な…シェードも下にズレてしまっています。
RR79
ほぼ完璧。この辺りはコストかかってるだけはあります。
写真の向きが微妙にズレているので分かりにくいですが、フィラメント取り付け部の状態も差が生じるポイントです。
角度や上下前後位置のズレはマルチリフレクターの最も影響の受ける場所で、照らしたい所に光が届かない(届きにくい)ので。
ある意味H4バルブ特有の悩み所です。
どうでしょうか?
粗悪品と良品の見分け方はコレは一部です。
一番良いのは勿論純正バルブですが、社外品を選ぶならば、純正と見比べてみるのも面白いかもしれません。
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2020/03/19 21:17:15