相も変わらずけもフレを画像を採用する謎
これはタイヤの話だけではなく、ほとんどのイベントのオーガナイザーに理屈を教えてもらいたい
という話
「なぜ、クラス分けの多いイベントに、タイヤにだけほぼレギュレーションを設けるのか」という話
先日タイヤのことで記事を書きましたが、例えば
これは阿讃の公式レコード扱いの表です。一応タイヤについて「S」か「R」かの記載があります
この数字は阿讃サーキットで計測器をレンタルして、その結果を申告したらこの表にエントリーできる仕組みです。(走行会等での記録は採用されません)
この結果で阿讃フリー走行の年間王者を決めるということにはなっていますが、その結果に使用タイヤやチューニング度合いは反映されず、どっちのタイヤを使おうがどんなタイヤを使おうがランキングには影響ありません。
つまりラジアル部門もSタイヤ部門もなく、たんに使ったタイヤの参考です。
ちなみに阿讃サーキットでももれなく
「よく整備された車両」であり、
「車両音量がコントロールタワー前通過時のが100.db以下」
「不正改造車車両」
「臨時ナンバーはお断り」
となってますので車検に対応した状態のクルマ以外はダメという括りは予想されます。
車検対応という時点でスリックタイヤもNGではないでしょうか?
さらに使ったタイヤがSタイヤかラジアルかは走った人の自己申告です。
四国で有名な走行会でレースで阿讃No1を決める「阿讃バトルカップ」についてはタイヤについてすべてのクラスにおいて「Sタイヤ使用」が認められています。
普通に考えたら阿讃最速決定戦なので当然、ドライバーもクルマも試されるわけです。
ですが、自分が見ているS660等のイベントにおいては「Sタイヤ使用禁止」となっているイベントも多く、そういうイベントは先日書いたとおり、最終的にはオーガナイザーが使用タイヤの是非を決めることになるのではないかと思います。
例えば岡山国際Kカーミィーティングのサイトに掲載されているレギュレーション及びクラス分けについて
と、S660ワンメイクについてクラス分けの定義をしています
もれなくタイヤはラジアルタイヤのみとなってます
各クラスで個人的には強い疑義を感じるのですが、何故
「チューンドタービン」
「ノーマルタービン」
「CVTクラス」
と設定する必要があるのか?ということです。
恐らくはこれくらい分けないと参加者からSタイヤと同じく
「タービン交換をしてるから公平ではない」
「ノーマルタービンを加工してるからノーマルタービン仕様は公平ではない」
「CVTのほうが非効率なのでMTと一緒では公平ではない」
というような理由からと思われます。
では次のように考えた場合どうなるんでしょうか?
例えば「ノーマルタービンクラス」
あの人のクルマはノーマルタービンでもブーストアップしている、自分はノーマルブーストだから公平ではない」
「チューンドタービンクラスでもこっちは市販のタービンを使っているが(現時点はあるかどうかしれませんが」あの人はビッグタービンを使っていて、エンジン本機もチューニングをしているから公平ではない」
という考え方はレギュレーション上盛り込まれないのでしょうか?
同じクラスでもチューニングの度合いによりドライバーはともかくとして「クルマ自体の速い遅い」はほぼ決定的なレベルで差が発生して行くと考えられます。
勝ちに来ているショップとプライベーターでは雲泥の差が発生してくるでしょう。
この事実に目を背けて「タイヤだけはラジアルタイヤ」というレギュレーションに意味があるのでしょうか?
タイヤは消耗品というのは間違いないです。
が、例えばこの先も採用するところはないと思いますが「カーボンブレーキを採用するところがでてきたらそのクルマが異常に速かった場合」
ブレーキパッド、ローターは○○以下に限る、とかレギュレーションに盛り込むのでしょうか?
S660のワンメイク戦もポイント制で年間ランキングを決めるということは知ってはいます。
なのである一定のレギュレーションの「ようなものがある」ということはある意味公平であることの「演出」にはなると思いますが、現実のところチューニングが進めば進むほどショップ、プライベーターとの差はさらに歴然としてくるでしょう。
改めて書きますが、「タイヤにだけ縛りをつけるのはナンセンス」です。
ワンメイクでも「ロードスター」だとか「N-ONE」、「シビックワンメイクフレース」とか厳しいレギュレーションが適用されている場合においては検討の必要もあり、適用されても仕方がないものだと思いますが、チューニングに制限がない限りタイヤもチューニングの一部だと考えます。
その車種、そのサーキットで車種別でもなんでも最速を目指したり、優劣を競うというのはそういうことじゃないでしょうか?
個人的にレースは楽しいと思います。バトルになった際の速さだけでなく駆け引きだとかも含めて個人的には「好き」でした。
でも、自分のミス以外の理由でクルマを壊してしまうというのも嫌ですし、継続してレースに参加してたわけでもないので自信もないですし、クルマも労りながら走りたいのでタイムアタックだけでいいと思ってます。
過去レースをしてた頃、自分の所属してたチームみたいな所は一部から「陰口」を叩かれてたのも知ってますし、自分がS2000とSタイヤを使ってた時期に嫌味を言われたこともあります。
(でもオーガナイザーがかなり懇意にして頂いてたので特に大きなトラブルにはなりませんでした)
ひどい場合でS2000ユーザーの人が「あんたが一番速いのは知ってるからもう来るな」的なことを言われた人がいるという話も聞きました。
草レースの世界でも結構ドロドロしています。この傾向はクルマに差が出始めたら強くなっていくでしょう。
先に書いた「最速戦」とかランキングとかそういうのを謳うならタイヤに制限はナンセンスです。
無論敷居を低くしたいのも解りますし、S660ワンメイクを盛り上げたいのも解ります。
オーガナイザーは「興行」として成功させる必要があり、クルマは集めたいので敷居を低くするためにも比較的費用のかからない「ラジアルタイヤに限る」というのも盛り込みたいのも解ります
でもどうせ一部のショップはレース用とかにフレッシュタイヤを用意し、レインコンディションにはウェットに有利と思われるタイヤの準備も始めると思います。
昔の某雑誌主催のレースで当時関西で常勝だったチームの隣のピットに居合わせたことがありますが、さすが勝ちにきてるショップはサポートが違うな~と思いました。
毎度のことですが、何を言いたいのか解りませんが、ほぼタイヤにだけレギュレーションを盛り込むのは変だな~と思った話でした。
むしろタイヤ別で分ける方がすっきりする感じ?
長文乱文、最後までお付き合いいただきありがとうございました
で、しめはやっぱり謎のけもフレを差し込む謎