ja11がある。と連絡を受けた翌日の朝は普段寝起きの悪い僕ではあるが心なしか気分が弾み目覚めたような気がする。
朝食を済ませ約束した店舗へ向かう。
道中、妻と今日見るja11が希望に叶わなかった場合は一旦、探すのを辞めて年明けに再度動き出そう。希望の条件を見直して専門の業者にオーダーを出して希望に近い出物が出てくるまで待とう。などと話しをしていただろうか。
店に到着すると店舗前に既に伝え聞いていたja11が置かれていた。妻は"めっちゃイイじゃない"と車を降りる前から少し興奮気味に話していた。
僕は内心"おっ!"と笑みが溢れそうなのを押し殺し『よくチェックしてみてからだね』と落ち着いたフリをしてみせた。
お店の方に挨拶を済ませja11についての説明を受ける。本来、車を売るような店ではないので実に商売っ気の無い方である。何なら自分の足車用、もしくは整備中のお客の代車として使用するつもりだったとのこと。"欲しかったら○○さんの知り合いだし、あげるよ"くらいの勢いである。
とは言えさすがにそこまで僕も図々しくはない。
購入した際には整備等もお願いすることにもなるでしょう。その辺りも含め再度車をチェックさせていただき購入すると決めた際には支払いは当然する旨を伝える。
そして時間をいただき妻と二人、入念にja11をチェックさせていただく。まずは一番最初に目に飛び込んでくるエクステリアを見ていく。
元々は濃いグリーン系のメタリックだったとのこと。それを今どきと言うべきかグレーの塗料で全塗装されている。
この辺りのボディーカラーに関しての拘りは無い。しかし今まで所有した車にグレーをチョイスしたことは無かったので新鮮さを覚える。
塗装の状態であるがもちろん素人のDIYなので細かいことは言わないが塗装垂れや少々のムラ、板金等せずに塗っているのでエクボや歪みみたいなものはある。でも問題は無い。肝心なのはトータルでの状態だからだ。
そしてエンジンの状態と錆が多いと言われる荷台や下回りのチェックである。
エンジンは見せていただいた段階で21万キロほど走行していた。かなり走っているな…と当初は不安もあった。とは言え小まめに点検や部品の交換もされていたとのことで状態は決して悪くはない。エンジンも一発始動、敷地内を走らせていただいたが異音や気になるものは感じられなかった。もちろん消耗品や交換しておくべきものがあればなどの話はしておいた。
乗り込んだ際にインテリアも確認。
計器類も異常なし。各箇所に年式相応にヤレなどは見られるが走りに支障があるわけでもなく、いずれ交換やDIYなどで補修する楽しみもあるし見方によってはそれも雰囲気と前向きに捉えることが出来た。
そして念入りに見たかった錆関係である。
お店の方も話していたが、ここまで腐食の少ないja11は久しぶりに見たと。
実際、荷台のカーペットをめくったり、車体下に潜り込んで確認したが非常に良いコンディションであった。妻も『私のイチイチ、荷台に穴開いていて道路見えたもの』と笑っていた。
この時点で僕も妻もこのja11で決まりだろ。
くらいに思っていた。
即決したい気持ちを抑え、検討し後日連絡する旨を伝え店を後にする。内心"これが僕の新しい相棒になる"と確信しながら。
つづく。
Posted at 2023/01/19 18:22:19 | |
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ソレユケジムニー | 日記