みどりペコちゃんのブログ一覧

昨日の朝刊、田舎なので夕刊はないけど、ロシアの蛮行があり、野坂や山口瞳さんらの戦争体験にもとづく意見が紹介されていた。
毎日のコロナとウクライナのニュースに 自分なりの対処法を考えたりするわけだが、武器を取って国を守るという選択肢が自分にはあるだろうか。
病気で幾ばくもない命なので国に奉仕しても惜しくないかもとも考える。



〈シャクナゲが咲いた
香りも嗅いだ
思い出が胸まで沁みる〉

野坂さんは、何処までも逃げる。
山口瞳さんは、国が滅びても銃は持たない。
といった内容だったか、そうか、そうなのかと納得した。
父は、兄が中国で戦死して、自らも今の北朝鮮とソビエト連邦の境界の警備に当たっていた。
敗戦の情報に必死で帰国したが、汽車の屋根の上にしがみついて、広島の惨状などもまの当たりにしたらしい。
しかし、多くは語らなかった。只、軍歌や戦争映画を観ていると、母から注意されたことが忘れられない。

結婚して、団地の上の階に元新聞記者の老夫婦が住まわれていた。無口な夫について奥さまが、今でも夜中にうなされてると、戦時学徒動員から南方で将校だったか、自分より年長者の戦死に責任感を拭えなかったらしい。

兵隊ヤクザという映画が嫌いじゃなかった。座頭市の勝新太郎が主役だ。映画の中の軍隊と同じように、陰湿で陰険なものだと思う。体育会系の虐めの延長線を感じる。
前にならえの号令や、ラジオ体操、会社の訓辞の暗唱、消防防災訓練など苦手なワタシには勤まらない。

さて、ロシアが北朝鮮と中国と日本に攻めてきたら、何処に逃げようか、無政府主義を気取って生きてみようか。