クルマもバイクも大好きだけど、痛いのは嫌です、の続きなのだけど・・・・。
数日前にアップしたブログ・・・。
私の生きてきた中で、一番痛かった思い出を書こうとしていたのだが・・・。
何故か、皆様が「確定申告もしない、ケシカラン女王様」の話しの方に興味津々。
いや、そんな事では困るのだ。
ちゃんと私の思い出を聞いて貰わなければ。
何の為にブログを上げているのか判らなくなってしまう(笑)
だいたい、確定申告もせず、源泉もしない、納税の義務すら怠る人間は悪い人なのだ。
そんな「ケシカラン女王様」には女王様たる資格がない!
・・・、たぶん、М男に110万円の領収書も書いていないのだろうと思う・・・。
М男もそんな領収書貰っても経費では落とせない。
但し書きはどう書く・・・?
「スプリット手術手間代」・・・・?
勘定科目はどこに?
交際費では難しそう・・・、やっぱ、雑費?
う~~ん・・・・、仕方ないけど、確定申告は難しそうなのだ・・・。
・・・でっ、本題の私の想い出話し。
だけど、ねぇ、実際は凄く地味なお話しなのだ・・・。
皆様が期待している様な「血が飛び散ったり、骨がバキバキ折れたり、首が飛んだり・・・・。」そんなスプラッターホラーの様な分かり易い痛みのお話しでは無い。
ホント、たぶんね、周りから見ている分には「何で、コノ人こんなに痛がってんの?」
とっ、云う様な、判り辛く、面白味の無い内容である。
レースでの骨折事故から一夜明け、鳥取の病院に入院した因幡屋青年・・・・。
まずはレントゲンで骨折状況の確認。
お医者さんから「骨が複雑に折れてるけど、骨折後に何かした?」
私は正直に「曲がった骨を自分で直そうとして、引っ張って、曲げてみました。」とっ、答える。
「あぁ・・・、それが、原因だね。 駄目だよ、そんな事しちゃ。 余計、悪くなってる。」
そうなのか・・・・、やはり、全て私が悪いのか・・・、妙に納得した(笑)
・・・・、でっ、翌日、手術。
たかだか骨折の手術である、折れている個所の肉を切り開いて、骨を真っ直ぐに並べてボルトで固定。
開いた肉を戻して縫合、ギブスを巻いて暫く安静にして居れば勝手に治る(笑)
簡単、簡単♪
手術中は局部麻酔を行なう・・・、左前腕部だけの手術なので、肘の上辺りに血液を止める為にベルトを巻く。
ベルトで血液を止めるのは、切開した処から出血大サービスしない様にする為と、麻酔薬がその他の部分に回らない様にする為だ。
左手側にはカーテンが掛けられ、私の視界からは手術の様子は見えない。
麻酔薬が打たれ、麻酔が効いているのを確認してから手術が始まる。
頭はハッキリとしていて、意識もあるし、先生や看護婦さんの声も良く聞こえる。
手術中の音も聞こえるので、感触が無くても何をしているのかは何となく察する事が出来る。
肉が切り開かれ、骨をゴリゴリする音が聞こえて来る。
痛くは無いが気色は悪い・・・(笑)
お医者さんが「アレ?」とか「んっ!」とか、たまに「難しいな。」とか言う声が聞こえる。
どうやら私がイラン事した為に、普通より時間が掛かっている様子である。
私は他にする事も無いので、聞き耳を立てている事しか出来ない。
難儀している様子は伝わって来る。
暫くするとベルトで縛られた肘の上辺りがズキズキと痛み出した・・・。
実際はカーテンで隠れているので、どの様に血止めがしてあるのかは見えないが、兎も角、血止めしてある辺りがズキズキと痛い・・・・。
皆様も経験はあると思う・・・・。
子供の頃・・・・、輪ゴムを指に巻いた事。
思い切り何重にも自分の指に輪ゴムを巻き付ける。
最初は痛くも痒くもない・・・、暫くそのままで居ると、指の先が紫色に変色して来て、少しズキズキとし始める。
たぶん、私の腕は今、そんな状況なのだろうと考えていた・・・。
でっ・・・、子供の頃なら、その辺りで、怖くなり、また、気持ち悪くなり、輪ゴムを外してしまう。
手術は通常の時間を遙かに超えている様子である。
私は看護婦さんに「縛ってある辺りがズキズキと痛いんですが、何とかなりませんか?」
とっ、訴えた・・・・、看護婦さんは「もう少しの辛抱です。 我慢して下さいねぇ~。」とっ、間延びした声で答える・・・。
ズキズキは次第に大きくなり、脈打つたびに痛みが走る。
ちょっと、コレ、尋常な痛みでは無いのだが・・・・。
再度、看護婦さんに訴え掛けるも、「我慢して下さいねぇ~。」の一言で終わる。
後で聞いたのだが・・・・、「血流が止まると、その部分から細胞が壊死し始める。」らしい。
まぁ、要はそこから先の細胞が死んでしまい、腕が亡くなってしまうのだ・・・・。
痛みは凄まじかった・・・・。
まるで、血止めのしてある部分から、腕が千切られそうな痛みである。
ナイフで切られるとか、その類の痛みでは無い、木刀で殴られる様な痛みとも違う。
ホントに・・・、マサに、腕が引き千切られて、喪失してしまいそうな痛みである。
いや~~、今でもあの痛みは忘れない(笑)
ホントで痛かった・・・、痛いと言う表現以上の痛みであった。
その時点で、私は恥ずかしながら、手術室で大声で喚いていた。
意味も無く、巻き舌で脅す様に大声で喚く。
対する看護婦さんの口調も厳しくなる。
ホントに看護婦さんや、お医者さんに悪態ついても意味は無いのに・・・・、やっぱり、馬鹿なのだ(笑)
その辺りから、少し記憶がない・・・・( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。
たぶん、数分か数十分、痛みで気を失っていたのかも知れない・・・、中々無い体験である(笑)
・・・・長々と、2回にも渡りブログで上げた「私が人生で1番痛かった思い出。」
・・・・、最初に書いたけど・・・・地味でしょ(笑)
骨がボキボキ折れる訳でも、血しぶき舞い散る訳でも無い・・・、見ていても知らない人には痛みが伝わらないとは思う(笑)
手術後、当然、病室に運ばれ暫く入院したのだが・・・・、手術室で叫んでいたのが恥ずかしくて、恥ずかしくて・・・・、ちょっと、嫌な思い出である(笑)
ちなみに・・・・、後日、手術で取り外した接続プレートと取り付けビス。
レースで事故ったロードバイクのサドルに記念に取り付けている・・・。
バイク自体は不思議と殆ど無傷であった(笑)
また、プレートの取り外しは、同じように局部麻酔を掛けられたが、短時間だったので、痛くも痒くも無かった。
今から30年前の25歳くらいの頃の想い出である。
手術の傷跡は今も残る・・・・(笑)