今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の作業から、先日からのクラウンスポーツのフルシステムの取付の続きです。
リアのハッチにセメントコーティングするために内張を外していて、そこから純正ウーファーを外して外板裏にベーシック防振を加えます。
ハッチのウーファーは鳴らなくして、ラゲッジの左サイドを作り込んで25センチのピュアディオブランドのZSPのケブラーコーンのウーファーを取り付けました。
カバーを取り付けて荷物が当たっても大丈夫な様にしてあります。
ラゲッジ底面にはパワーアンプ2台とプロセッサーなどが取り付けてあり、まず1のミックスコンバーターで車輛アンプの中高音と低音の信号をミックスしてフルレンジのRCA信号を作って、それを2のCDー700KKにアナログ入力して音を整えて、それから3のピュアディオチューンのデジタルプロセッサーに入れて、フロント用の中高音とウーファー用の低音に分離します。
最初は車輛アンプからハイローコンバーターでRCA信号を作りましたが、中音と低音の境目があやふやで、そこでプロセッサーのチャンネルディバイダーの機能を使ってスパッと音域分けを行って、31バンドのイコライザーをフロントとウーファーに別々にかけて、更にCDー700KKのプリ部を固定ボリュームで使う事で音質を上げています。
このシステムは前に乗っていたお車からの移設にプラスして、今回ミックスコンバーターを取り付けていますが、ミックスコンバーターの中はコンデンサの交換とハンダ付けのやり直して、ノーマル品に比べるとかなり音の透明感を上げています。
フロントドアはフル防振の施工の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、約20年お使いのピュアディオブランドのZSPーMIDを取り付けてあります。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、こちらも約20年お使いのB&Wの大型の限定品のツイーターを取り付けています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら純正のディスプレイオーディオを鳴らして、音調整を行います。
リアのデジタルプロセッサーにタブレットを繋いでチャンネルディバーダーとイコライザーの調整を行いながら、同時にピュアコンの値合わせも行っています。
純正側の出力がフラットでは無かったので3トーンを調整して音を合わせて、ピュアコンの値を追い込んでいたらフロントスピーカーのイコライザーは800Hzから20KHzまでフラットが一番生音・生声に近くなりました。
チューンしたミックスコンバーターはレクサスLSに使うつもりで作っていましたが、クラウンスポーツとLSのアンプの配分が何故か同じだったので、それがそのまま使えました。
もしあらかじめLSのデモカーがあってあれこれと実験していなかったらもっと作業には時間がかかっていたでしょう。
正直なところクラウンスポーツの方がLSよりもフラットに近い音が出せて、パワー感も勝っていて、音のキメの細かさはLSの方が勝っていますが、どちらかというとクラウンスポーツの方が日常の生活で体感音圧が高く聴きたい場合は優れていると思います。
これからクラウンスポーツはロードノイズの測定に出かけて、ノーマルよりもどれだけ快適になったか体験して来ます。
次期デモカーの当社のクラウンスポーツの納車が待ち遠しいところです。
Posted at 2024/04/08 10:15:57 |
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