仕事で顔なじみのお爺さんと世間話。
お爺さんの去り際 お乗りのエブリィから
「ウィ〜ン カチャ ウィ〜ン♪」て音!?
( °o°)ハッ 毎日聞くなじみの音がここからも!
「ちょっと待って お車見せて」と マジマジと下回りからメーターパネル、シフトなどを見ていると
「このバンがどした?乗ってみっか」
と言うことで乗せていただきました。
おぉー これは紛れもなく オートシフトです。5速MTで 信号待ちでは2速で待機 2速発進しますね、このへんは積載車なので 満載時はモードが変わると思われます。パーキングポジションがあって クリープも少しつけてあり ATしか知らない人にも違和感ないようにしてあります。シフトレバーもAT仕様に合わせてあります。ただ 左にレバーを倒すと+−のマニュアルモードもあります。これはデュアロジックと同じですね。
せっかくなのでマニュアルでひと回り、つながりはとてもマイルドです、出来の悪い軽ATより違和感がない仕上がりです(デュアロ爺に慣れてるからかな(笑)
なんか妙に感動(^ω^;) 「 おじさんコレってATじゃなくてオートシフトですよね」と聞くと
「わしゃそんなことは知らん、そうなのかい?じゃの」
と帰って行かれました(*`・ω・)ゞ
調べてみるとやっぱりそうです!(画像は鈴木さんから拝借)
スズキはAGS(オートギヤシフトシステム)と言う油圧変速を出していました。オイルタンクがあって 電動アクチュエーターやアキュームレータもあります。仕組みは多少の違いはあっても 理屈はデュアロジックと同じと言っていいでしょう。エブリィはもちろんラパンやソリオ スイフトのハイブリッド アルトのRSやワークスにも載っています。
日本は技術大国で 最新最高の道具を使えますが、島国でガラパゴス進化しやすく、車は無段加速こそ命で 変速に継ぎ目は下等 という神話が根付いています。それはそれで良いのですが 車を7~9年で消費し続けるなんて日本だけで 燃費だのエコだのはお題目です。
修理を考えると CVTは日本だけの物で精密すぎるし、ATはプロも手をつけないブラックボックスです。パーツがあれば直せるのが油圧シフトなのです。スズキは早くからアルトなどをインドやアジアで、スイフトをハンガリーで東ヨーロッパに進出していて その地でのオートマ化を考えると 直せない物より 現地で修理可能な油圧シフトが理にかなっているのでしょう。
それを日本にも導入したわけですが... 理解されるのは難しいでしょう。でも!CVTより30K軽いことがワークスやハイブリッドに載った理由でしょう(ワークスを選ぶ人には説明しやすいはず)
遥か昭和に育った私は 四輪スクーターと化した日本の変速機が便利だけどつまらない...でも家族のご意見は無視できません、デュアロ爺との付き合いはギリギリの悪あがきですね(笑)
Posted at 2018/10/06 04:38:29 | |
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