てっしゃんのブログ一覧

240ZGのキャッチタンクですがオーナーさんの要望に沿って少し加工します。

オーナーさんはブローバイホースがすぐに硬化して汚くなるのでなんとかしたいとのことでした。
雑誌に載っていた車がアールズで綺麗に仕上げてあり、こんな感じで派手な色は使わずに仕上げて欲しいとの要望です。

現状はホームセンターで売っているビニールホースで
ブロック側とカムカバー側を集合させてキャッチタンクに入っています。
見た目や取り回しを考慮し#8アールズホースとキノクニのAN8黒銀フィッティングでいくことにします。

キャッチタンクは既製品おそらくオクヤマ製で入口はバンジョー仕様です。
このままフィッティング仕様にするにはフィッティングが沢山必要ですし、
ホース内径が少し細くなるので入口を1つ増やすことにします。

今までバンジョーだった所はストレートネジなので変換フィッティングでもいいのですが
新設する方は溶接しますのでこちらも溶接することにしました。

溶接が綺麗な方が元々の入口、汚い方が新設した方です。

取り付けステーですが上についているようなアングルが反対側の下にも付いていました。
オイルが溜まる所にリベットはどうかと思いましたので取り外しで溶接しました。

続いてレギュレータ取り付けです。

レギュレータは某雑誌で有名な聞いてる？おじさんのところの製品です。
入口が90度ごとにありポートもNPT3/8と大きいのでいいですよ。
ただ取り付けステーがニスモのレギュレータ並みに変な角度です。
2つ並べるのには無理があるので2mmのアルミ板で作りました。



折り曲げ器の曲げ幅の都合、仕方なく溶接しています。
決して失敗して繋いだんじゃないですよ(笑)
取り付けるとこんな感じです。






使わないところはプラグで塞ぎますがこちらはPT3/8のためかなり沈みます。
リターンは普通のホースニップル、通称タケノコといわれるやつです。
入口はキノクニのエルボニップルですが中のOリングの耐久性はどうなんでしょうか？

続いてデリバリーです。

以前はキノクニオリジナルではなくどこかの製品でアルミ生地だったので溶接していましたが、
今はクリアアルマイト仕上げになっていますので溶接せず、すべてタップ仕様でいきます。





元の穴径では最大NPT1/4となりますのでポートはすべてNPT1/4です。
こちらもタケノコとキノクニニップルです。
取り付けは遮熱板&同調プレートとの兼ね合いを見ながら考えます。

まず燃料ポンプの設置です。

ポンプは日立製アウトタンクインジェクション用です。
定番はFJターボ用なのですが古い車種のものは年々価格が上昇しています。
今回使用するのは容量は半分程度なのですが、最近まで作られていた車種なのでかなり安く手に入ります。
また取り付けやすいブラケットも付いてくるというのもポイントです。

フィルターは日産用の社外品です。
こちらはブラケットは付いてませんので作成する必要があります。

燃料ラインは内径8mmのホースを使用していますがポンプのサクションだけは11mmとなっています。
無理やりでも入らないので変換ニップルを使います。



内径は細い方に合わせてありますので太い方はなんだか細く見えます。
テーパーリーマで少し拡大してみました。



少し流量が増えた気がします(*^^*)

ポンプはデフのメンバーに取り付けていましたので同様に取り付けます。





それぞれが取り外し可能なように作成しましたので交換も簡単にできます。

実はほとんど完成してるのですが小出しで上げていきます(^_^;)

まずは燃料配管から

ノーマルラインはミッショントンネル右側にブレーキラインと共に通っています。
ここに3本並べて通します。
使用するのはアルミパイプの#5です。

2本ずつになりますので流量は十分ですから曲げやすさを重視して選択しました。

燃料タンクは加工のため降ろしていますので簡単に通せました。
固定するのにどうしても何ヵ所かの穴開けが必要なのですが
オーナーさんに了承を得て最小限の穴開けで固定しました。

書き込み始めて気付いたのですが全く写真撮ってませんf(^_^;
後日撮って掲載します。

ということで次はポンプとレギュレータ設置です。

240ZGまだ作業してます。

ヘッドは燃焼室容積が想定していたより大きく、圧縮比が狙ってたより低くなってしまうためやり直しです。
こちらはうちの社長が作業してますがいずれ書き込む予定です。

私の方はというと燃料系の見直しをしています。

以前は太めのラインに3機のポンプが付いていたそうですが、レストアの際にノーマルラインに戻されています。
さすがにポンプはノーマルではなくニスモの低圧用が2機付いています。
峠や高速で連続全開走行すると息付きが起きるとのことで明らかに燃料不足です。
燃圧計が付いていませんのでどれくらい足りないのかはわかりませんが
ニスモ2機とノーマルラインでは役不足であることは確かです。

エンジンも少しパワーが上がりますのでキャブ以外の燃料系をすべて一新することにします。

オーナーさんからの要望としては
極力メッシュホースは使わない
アールズなどの赤青アルマイトは使わない
室内がガソリン臭くならないように
とのことです。
ということでコレクタータンクは設置不可、ゴムホースとアルミ若しくは銅パイプ使用ということで考えてみました

配管はノーマルの送り側をリターンに転用し1本追加、送り2本新設
ポンプはインジェクション用を2機、レギュレータも2機取り付け
タンクはサクションパイプを追加、リターンも2箇所設置
デリバリーはニスモタイプからアルミ製の太いものに交換
キャブに供給後リターンさせていたものをデリバリーからリターン
燃圧計追加

以上の変更で常に一定の燃圧になるはずなんですがどうでしょう？