庭に植えて20~24年になる庭木を伐採しました。
理由は、私がいなくなったら手入れできる者がおらず、
近所に迷惑を掛けるからです。
もちろん、
ほとんどが家を建てた時に植えた木なので、
1本1本に思い出がある、
我が家の歴史そのものの木たちです。
だから切りたくはないのですが、
近所に迷惑を掛けたり、妻が困ることになってはいけません。
私はまだ元気ですが、明日はこの世にいないかもしれません。
それが人生。
出来るときにやろう、そう決心して思い切って切ることに。
終活?(笑)
【切った木】
キンモクセイ
学生時代住んでいた渋谷区神宮前のアパート近くにキンモクセイがあり、
秋になると甘い香りを漂わせていました。
そんな青春時代が懐かしくて植えた木です。
本来ならこの2倍ほどの大きさのはずですが、
かなり切り込んで小さくしてあります。
ヤマボウシ
学生の時、
ある女性と奥多摩に初めて山登りに行った時に見掛けたヤマボウシ。
登山道の脇で白くて可愛らしい花を咲かせていました。
ふたりで時を忘れて見ていたことが懐かしいです。
その女性と結婚した私は、
その頃の『愛』を忘れないようにヤマボウシを植えましたが、
妻は「そんなことがあったぁ~?」と(笑)
『思い出』も『愛』もすっかり忘れたようです(^^;
エゴノキ
白い妖精みたいな花でした。
紅姫(シデ)コブシ
春の東北を旅行した時、
木にいっぱいの花を咲かせていたコブシ。
その時の感動が忘れられず庭に植えました。
最後に、切り株の跡にお酒を捧げ、
切った木たちを弔い、別れを告げました。
今までありがとう。
【伐採に使った機具】
伐採にはレシプロソー(電動ノコ)を使いました。
マキタ レシプロソー JR3051T
レシプロソーのスペックで大切なのは
① パワー ② ストローク長
のようです。
このレシプロソーは
① 1200W ② 30mm
で、木は直径255mm、パイプは直径130mmまで切断可能ですから
我が家の木を切るには充分な性能です。
歯を交換すれば鉄でも樹脂でも何でも切れるので
粗大ゴミを切って普通ゴミで出せたりと、何かと役立っています。
歯はワンタッチで交換できます。
それに比較的安全なので
キックバックが怖い電動丸ノコの出番が激減しました。
ちょっとしたコツを覚えると
楽々スピーディーに切れます。
【最大の難関、抜根】
木の伐採で最もやっかいなのが切り株の抜根です。
これが大変な作業です(汗)
根は四方八方に伸びており、
それをひとつひとつ切断しなければ切り株は簡単には抜けません。
根を切る「根切り棒」は持っているものの、これで切るのはかなりの重労働。
しかし、そんな根の切断もレシプロソーがあれば楽ちん♪
レシプロソーの歯を安物の歯に交換して
土の中の根を楽々切断できます。
↓ある程度根が見えるようにして、
後は土の中だろうか何だろうが構わず切っていきます。
普通のノコでは砂や小石で歯が傷むのでこんなことはできません。
歯が傷んだら簡単に交換できるレシプロソー、便利です。
【残した木】
ハナミズキ
メインツリーのハナミズキは残しました。
今以上に大きくなることはほとんどないので
枝が敷地から外に伸びることはなく、
落ち葉はほとんど庭に落ちるので問題ありません。
ブーゲンビリア
フェンスに這わしているブーゲンビリアも残しました。
カール「ボクは花より女子が良いです」
飼い主 (×_×;
もしかすると今年中に切るかもしれませんが。
【切らずに鉢に移植した木】
小さな木は切らずに鉢に移植して、
残せる木は極力残すことにしました。
ニオイマツリカ
アジサイ
ユキヤナギ
ナンテン
ニワウメ
【新たな木】
そして新たな木を迎え入れました。
もちろん枝切りなどの手入れが必要無く、
成長しても大きくならない低木です。
これです、ブルーベリー♪
3本植えました。
ブルーベリーは妻の希望です。
孫ちゃんが来たら食べさせるのだとか(^^)
Posted at 2021/07/05 21:36:41 | |
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