来週から2週連続でジムカーナ大会参戦となるので、
恒例のイニシャルトルクチェック!もちろん早朝で(笑)
このイニシャルトルクチェック、タイヤ片側を固定して回転トルクを測定する訳ですが、
メカニズム的にはこんな状態のヘタリを考えながら、回転感なども感じ取ってます。
・プレートイニシャル
中に多数のプレートが入っているので、その滑り感や磨耗感を確認します
プレートが磨耗してくるとオイル溝が小さくなり、動きが悪くなったりします
トルクが同じでも、スムーズでは無く、ガガガッと回る時など
プレート間の油膜の影響ですから、使用オイルの特性でかなり変わりますね
オイルも粘度だったり、油膜の厚さだったり・・・劣化も含めて千変万化
・SPGイニシャル
RSスプリングやコーンスプリング等のバネイニシャルですね
イニシャルトルクが低い状態で長期間安定している時は、このバネが効いてます
LSDのメーカー、構造、種類、大きさによって数値はバラバラ
新品時はSPGのヘタリも感じる事がありますが・・・単品荷重測定はした事が無い(汗)
GE8などのクスココンパクトデフの3キロ位の状態がこんな感じと思います
・ケースイニシャル
高イニシャルの場合、SPGイニシャルを越えてプレートをケースの中に詰め込む
感じになるので、LSD本体のケース剛性(物理的に言う応力)で保持する感じになります
プレート1枚1枚のヒズミ(平行度・平坦度)や面粗度がかなり効いてくるので、
組む時にプレートの状態を吟味しないと、組んだ後にイニシャルがストンと落ちる事に
特にジムカーナ屋さんは高イニシャル好きなので、ショップさんの高い技術が必要
とまあ、大まかにこんな感じですかね・・・
あくまで個人的・独学的な考えですよ!!
その他、内部的にカムの磨耗だとか、プレート破損等のイレギュラー的観点もありますがね
一般的にPN1ジムカーナ車輌では高イニシャルで設定していないので、
ケースイニシャルはあまり関係ありません。N2のDC2等は30キロ近いのでこの領域
最近ふざけたネタが続いたので、たまには真面目に(爆)