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マーキュリーブランドの廃止が決まりました。
米フォード・モーター社が発表したものです。

マーキュリー車の製造は今年の第四・四半期で終了。
フォードの中でマーキュリーが担っていた部分は
今後はリンカーンが負っていくことになります。

リンカーンは、今後４年間で
７車種の新型車を投入する予定。
ここ数年フォードブランドの建て直しに注力してきましたが、
今後はリンカーンにチカラを入れるとのことです。


マーキュリーブランドというと
日本でもっともポピュラーなのは１９６０年代のクーガーでしょうか。
フルサイズステーションワゴンのコロニーパークなどもよく見かけます。

フォードの発表によると、
米国内のフォード系のシェアは１６％だそうですが、
そのうち、マーキュリーは０.８％しかなかったということです。
ＧＭやクライスラーの破綻騒ぎの中で
フォードブランドが２.２％もシェアを伸ばしていたのとは対照的です。

また、マーキュリー車のみを扱うディーラーは北米には無いのが現状で、
マーキュリー車オーナーに対するアフターサービスを
フォードやリンカーンのディーラーで肩代わりするのは困難ではないということだそうです。

久々のブログ更新がこのような“訃報”で残念ですが、
フォード、リンカーンの２ブランド態勢となるフォードの今後に注目しましょう。

■Ｆｏｒｄ　Ｍｏｔｏｒ　Ｃｏｍｐａｎｙ
http://www.ford.com