なんのことやら意味不明なブログタイトルですが、文章をお読み頂くこととでお分かり頂けるでしょう。
日曜日にこんな電話が来たということを書いた。その続きです。
12/26(月)に上司のPCのサルベージを実施、レスキュー作業は自宅に戻ってから12/27(火)の午前1時までかかった。そのことと「そのせいで寝不足だ」と上司に伝えると、ニヤニヤしながらタイトルの発言。悪気はないし、こちらもからかい半分の苦言なので無問題。
さぁ顛末を書きましょう。長文駄文お許し下さい。あっ、上司は男です。
その上司がノートPCを持ってきた。バックアップは取ってあるがいつの時点のものか不明、やはりこのノートPCからデータを救わなければならない。
一見、セーフモードでも立ち上がるように見えたが、
でた!死の青い画面。
「セーフモードって何よ」と訊かれ一応説明したが(”ネットワーク接続なんかの高機能を削いだ最低起動”とか言ってみた)、伝わってないだろうな。
「重篤な状態です」と伝えた。
不具合箇所は全く想像できないが、もしBIOSならHDDを外付けにすることでデータはサルベージできるかもだし、HDD障害でもデータ部にアクセスできるなら助け出せるかも知れない。
ともあれHDDを外してみる。裏蓋をあけてアクセス。
原因が分かった!虫の死骸だ(←うそ)。
摘出完了。ここでの注意は揺すらないことですね。ピンが曲がったら大変(失敗の経験あり)。
サルベージ&レスキュー必需品、「鎌蔵」の2.5インチHDD用外付けドライブ化パーツ。
コネクタを差し込んで、PCに繋げた。ウチの職場はシステムポリシーがうるさくて、外付けHDDとかをPCにつなげても認識しないようになってる。ワケありノートPCを利用(赤いヤツ)。
バンザ~イ、認識された!よかったッス。
外付け化されたHDDからUSBメモリに急いでコピー開始。
ここで問題が数点発生。
1)アクセス権の問い合わせが何回も来る!適当に「フルコン」とかにしたけど。
2)ファイルの置き場所がいい加減。デスクトップにいっぱい置いているのです、この方。
3)「お気に入り」も救って欲しいそうだ。
4)それからメールも、アドレス帳も。でもOutlookExpressだよ、この人。苦労わかってんの?
「読み取り専用」のチェックを外したりとか、ここら辺は私が理屈を理解しておりません。
フルコンにして外付けHDDに完全にコントロールできるようにしないと作業が進まないんだけど、したつもりでもひっかかった。
コピーできなかったファイルも数個あったが、なんとか午前中にサルベージ終了。約5.1GBを救出。あとは自分の業務に戻りました。なにしろ、このあとはチェックディスクなどを行うので、職場の自席でダラダラとレスキュー作業はしにくい。
17時で速攻退社、部屋のPCに繋げました。
ドライブとしてはちゃんと認識。起動時に必要なシステム領域が壊れていたのか?
ではWindowsのチェックディスク開始。インデックスエントリ部は時間がかかりながらも終了したが、
データ部は途中でフリーズした。
奥の手、グレーリーユーティリティーズのチェックディスクをかけた。こちらも時間はかかったが、無事終了。
Windowsのチェックディスクで修復されたせいか、エラーはない。
しかし代替リロケーションの機能で何回救われたことか。ヘボいOSだが、リカバリ機能があるのには感謝してるよ、MS。
ではHDDをノートPCに戻して、
起動してみた。確か、メーカーロゴも出なかったはずだが・・・、
プロンプト点滅中。
写真はボケてますが、セーフモード起動中です。
おぉ?起動したよ!
セーフモードでログイン画面が出てきた。しかし、ログインするっつーことはそのユーザーでアクセス権などの管理を施してるっていうこと。普段の操作では全く気にしなくてもいいのですが、『他人のPCを触る』っていう場合はユーザー名やパスワードも聞いておかないと上述の通りコピーすらできない。
起動しましたが、一度シャットダウン。
再起動して、
ようやく本来の姿に。この時点で22時半くらい。
しかし、これからが本当の、しかも長い戦い。メールのレスキューです。
繰り返しますが、この方メーラーはOutlookExpressで、かつバックアップは無し。要請は「アドレス帳は復旧して欲しい」「メール本文は致し方ないが、できれば頼む」というところでした。
IEの「お気に入り」のコピーはすぐできた。
OutlookExpressのデータを外出しするにはOutlookのインポート機能を使うんですが、OutlookExpress→Outlook→pstファイルまたはCSVファイル出力という手順(アドレス帳はOutlookExpressのCSV出力機能を使う)。
Outlookでインポートしてます。これでOutlookのアプリにメールデータが取り込まれました。しかし、次がある。今度はこれをUSBメモリにエクスポートします。この結果、・・・.pstというメールデータのファイルが作成され、自由に他のPCに移植することができる。
終了したのが1時過ぎでした。はぁ・・・orz。
そして本日12/27(火)です。代替PCが用意されてましたので、メールのプロファイルを作成し、・・・.pstファイルをコピーしてファイル場所を設定し直します。
メールの件数はなんと2千件もあった。pstファイルも600MBもあったし。整理しろよ!
アドレス帳もCSVファイルのインポートで完了(3回試行したら同じメールアドレスが三重になった。もちろん重複削除したけど)。アドレスはなんと・・・40件しかなかった←コラァッ、打ち直ししても知れてるだろ!
ようやく終わった!
これは今回活躍したPC道具箱。
鎌蔵、ノートン、3.5インチHDD、フロッピィドライブ、ドライバー(ソフトのほうではなく、スクリュードライバーです(笑))が入ってます。
Win8とか10では自前の修繕ってできるのかな?あっ、それと鎌蔵はIDEインターフェースなので、もう絶滅世代ですけど、壊れるのはIDEだよね。SATAとかも用意すべきなんだろうか?
なんでPCって壊れるの?と聞かれるけど、「精密機械だから」とか「消耗・摩耗するから」とも言う。
PCっていうヤツは見た目は「誰でも使えるフリ」してるけど、いざとなったら相応の技術や知識がないと対応できない。決して威張ったり自慢してる訳じゃないけど、「誰でも使えるわけじゃない。壊れる時もあるんですよ」とも言いましたね。
以前はこんなレスキューをやってました。
さらに以前はこんなレスキューもやってました。
Posted at 2016/12/27 21:51:07 | |
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