明けて10/8(日)。
ラリー本番です!
朝一番でやることは……………
ペースノートの修正!
昨日同じ部屋になった学生さんたちのノートを見せてもらい、修正を試みる……………も、
よく、分からぬ。
さらにドライバーさんの知り合いの方にもノートを見せてもらったんですが、
よく、分からぬ。
やっぱり人によって感じ方、ノートの書き方が変わるのでそれを見て修正って難しいですね……………今思うと、もうノートをまるっと書き写した方が良かったかも?(^^ゞ
こういう時は『ビデオ撮っていると良かったなあ』って思いますね。
それを見返せば何とかペースノート作れそうですもんね。
朝にブリーフィングをした後、セレモニアルスタートでラリー開始!
と、ここでも新米コドライバーはやらかします。
各TCには自車のスタート時間の1分前から入っていいんですが、車の時計を見て「どうぞ~」と言ったらその時計がズレてました。(;´Д`)
新米コドライバーなのでここでは大目に見てもらいましたが、本来なら早着のペナルティものです。ラリーにおいて、早着は遅着よりも罪が重いのです。
ちゃんと正確な時計を見て判断しないと駄目ですね……………
ちなみに、このセレモニアルスタートの時に何かパフォーマンスをしろ、と。
それはそれでパフォーマンス賞をやるぞ、と。
先に言ってくれねえかなあ。
被り物くらい用意したのに……………ウマの頭とかね。(;^ω^)
スタートした後は、ロードブックのコマ図に従ってSSに向かいます。
コドライバーが初めてなので、コマ図を読むのも初めてです。コマ図には次のコマまでの距離、スタートからのトータル距離、目的地までの残りの距離が書いてあります。図の黒丸が自車の位置で、矢印が進むべき方向を表しています。たいてい黒丸が下にありますが、たまに右とか左にあるのでよく見とかないと間違った方向に行ってしまいます。道を間違うと時間に遅れてしまい、ペナルティになるので、コマ図を読むのもコドライバーの重要な役割ですね。
今回の車はコレ、スターレット。
ヤリスの前、ヴィッツのさらに前のトヨタ製コンパクトカーですね。
つまり、だいぶ古い車です。
でも、ラリー界ではまだ現役。他にも2~3台いました。
コマ図をキッチリ読んで、問題のSS1「Omae Suzaka」に到着。
「Omae Suzaka」はSS3でも走るコースです。SS1でノートを修正できれば良いのですが……………
そして、運命のスタート。
最初はいいんですが、途中からやっぱり合わなくなります。
「すみません! 有視界走行で!」
つまり、見て走れってことです。( ̄▽ ̄;)
そして、コース途中に設けられたラジオポイント以降はペースノート走行復活、そこからはコドライバーの役割を果たすことができました。
でも、でもなあ……………ドライバーさんには迷惑をかけてしまいました。
せっかく誘っていただいたのに、ちゃんと役割を果たすことができませんでした。
がっくり来ましたね……………
ちなみに、本番でノート直すなんて無理です。
本気で走っている時はそれどころじゃねえッス。
続いてSS2「Sajiki」。ここはSS4と5でも走ります。
ここはペースノートが合っていることを昨日確認しているので、自信を持って読みました。
当然インカムは使っているんですけど、やっぱり大声で叫んでいますね。コドライバーに飲み物は必須アイテムです。
その後SS3、SS4と走って午前の部は終了。
サービスパークに戻って30分の休憩です。
チームで参加している所は車の整備などしていますが、我々の様なプライベーターはお弁当を食べてホイールナットを増し締めするくらいです。
休憩の後はリグループを経て午後のSS2本です。午後はもう「Omae Suzaka」は無いので安心です。(;^ω^)
SS5は「Sajiki」の3本目、SS6はこの日1回だけ走る「Kadokai Ishizu」です。
「Omae Suzaka」と「Sajiki」は綺麗なターマックでしたが、「Kadokai Ishizu」は荒れたターマックでした。
荒れたターマックと言えば、利府の「町長の罠」こと「森郷」です。まあ「森郷」に比べればまだ「Kadokai Ishizu」はマシな方……………って言うか、「森郷」はどんだけ荒れてんだって話です。
『あそこを走るんならグラベル用のタイヤじゃね?』
と薄々感じています。
SS5、SS6と走り終わり、とりあえず無事にラリーが終わりました。
横転した車もいたので、無事に終わったことに感謝ですね。
ペースノートの出来は残念の一言でしたが、次にまたコドライバーをやる機会があれば、今度はキッチリとペースノートを作りたいです。
サービスパークに戻ってきた後は表彰式。
ラリー本来の成績の他に、セレモニアルスタート時のパフォーマンス賞、そして一部のSSでは「スピードガンチャレンジ」なんて最高速を競うことも行われていました。
うーん、色々考えているなあ、群馬のラリー。
我々は残念ながらどの賞からも漏れてしまい、参加賞をいただいて帰りました。
知っていましたか?
群馬県嬬恋村は日本一のキャベツの村なんです!
だから参加賞はキャベツまるまる一つ。(^^ゞ
こんな参加賞はなかなか無いなあ。
って言うか、初めて、です。
ラリー当日は再び渋川市に戻り、先日泊まったホテルに一泊しました。
宮城県に帰るって選択肢もありましたが、来る時と一緒でこれから5時間30分……………と思うと、もう一泊しましょうよって事ですよ。幸い翌日は「スポーツの日」でお休みですからね。
さてさて、今度は大浴場に入りましたよ。
大きなお風呂があれば、やっぱりそっち行っちゃいますねえ。まあ、ビジネスホテルでお湯を溜めてまでお風呂に入る気がしないだけですが。
晩御飯は近くのファミレスで食べました。
宮城県では見たことが無い和風のファミレスでした。宮城県で言えば「まるまつ」ですかね。
そして帰り道。
栃木県まではのんびり下道で帰りました。
途中、道の駅なんかに寄ってお土産を買って帰ろうと思っていたんですが、なんかなかなかお土産が売ってなくて……………直売所に地場産品はいっぱい並んでいるんですけど、お土産は数が無い。もっといっぱいある所と思って、道の駅を3~4ハシゴしました。 (^^ゞ
でも無くて、最後は無理矢理買いましたよ。
結局、一番最初に寄った道の駅が一番種類が多かった。一種類だけどお酒も売ってたしな~~~~~。
お昼ご飯はこれまた道の駅で。(;^ω^)
もう栃木県ですけどね。
久しぶりに鮎と、
焼きそばを食べました。
麺が太くてわたし好みでした。
という訳で、初心者コドライバー奮戦記でした。
いっぱい失敗しましたが(コマ図も読み間違ってます。ドライバーさんは群馬戦に何度も出ているので気づいてくれましたが)、次があったら今回の失敗を繰り返さないようにしたいです。
そして最後に、実は今回のコドライバー参戦で一番心配していたのは「車酔い」でした。
コドライバーは酔うって聞くし、コドライバーの間では「どこの酔い止めが一番効くか」なんてことが話題に上るとかなんとか。
「三半規管よわよわ星人」でもあるわたしは、実はそれが気がかりでした。
長年の経験から車で酔うことはありませんが、その他の乗り物……………船とか、飛行機とか、ジェットコースターとか、酔います。
車載映像で映像酔いもします。
実はヤバいです。
レッキから酔い止めは飲みました。
でも最悪リバースもあるかと思えば、袋も用意するし、口がふさがれるバラクラバスもかぶらない方がいいかと思ってかぶりませんでした。バラクラバスは口元が開いてあるヤツも買おうと思っています。
そんなわたしが揺れる車の中でペースノートを見て読む……………まるで「酔え」と言わんばかりじゃないですか!
しかし、結論から言うと全く酔いませんでした。
薬が効いたからかも知れません。
SSがそんなに長くなかったからかも知れません。
揺れが少ないターマックだったからかも知れません。
コドライバーの務めを果たすのに必死だったからかも知れません。
アドレナリンが出て酔いを吹き飛ばしていたからかも知れません。
まあ理由は分かりませんが、心配していた車酔いは全くなかったのでした。
これが揺れが多いグラベルだとまた話が違うかもしれませんね~~~~~。
今回一番荒れていた「Kadokai Ishizu」では、レッキの時もペースノートの字がぐちゃぐちゃになりましたから。(;´∀`)
おしまい