当時レーシングドライバー並みの「走り」のレポートが出来る、数少ない自動車評論家(と、認められていた感のある)の岡崎宏司氏が、毎号いくつかの中古車を評価する記事。
毎号登場する中古車はどちらかといえば絶版スポーツや外車が多く、カローラやコロナといった一般庶民車はあまり出て来ません。また新古車に近いタマも頻出しますのでさながら試乗レポート的な内容になったります。
この号のUカー記事はポンティアック3連発です(拍手!)
先のブログに登場した
ポンティアック グランビルと同じ年式ですが、こちらは中型Aボディベースのパーソナルカー すなわち2ドア専用でシボレー・モンテカルロと親戚にあたります。
名前がややこしい様ですが、グランプリは=Grand Prixで伝統的に60年代からあるクルマ。グランビルは=Grand Villで70年代に入ってから既存のフルサイズ、ボンネビル(ボンヌビル)=Bonnevillの上に出来た上級グレードで、後に消滅しました。Grand Villが地名なのかどうか知りませんが、明らかにBonnevillの流れだと思います(確証なし)。
グランプリ・・・数あるアメリカ車のなかでも、スタイルセッターとして つまりGMデザインの先端を担ってきました。
彫刻的な素晴らしいシルエット+ぎょっとするような奇面、僕はGPが大好きなんです^^
本文にはTバードのライバルと書かれていますが、その通りカテゴリー的には真っ向から対決するプレイボーイ・カーです。しかし
同時期のTバードのクラシック路線に比べたら、なんともアグレッシヴではありませんか!
さて、個体は上モノと言えるもので、こういった場合には記事がほぼクルマの解説で終わってしまいます、それだけ指摘すべき箇所が少ない証拠ですね。
『大きなガレージとガソリン代さえ気にしなければ・・・』
魅力的で上モノのアメリカ車に出会った時の岡崎氏の決まり文句です。
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Posted at 2009/12/29 00:51:30 | |
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