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"ハリソン ラジエータ社/GMのケーレツ企業 from Mr.JetBoy's Photo " で話題になったGM車の空調について。
'73/3 CG別冊RoadTest ・・・この号ではGMの中型車 '73 Pontiac GrandAm を試乗していますが、その中の空調についての記述。
辛口批評で御馴染みのアノCG誌が、こんな褒め方をするのも珍しいと思うんですよね。
僕はこんな記事を食い入るように読んでいた訳ですが、のちに実際のGM車に触れて見てその空調の良さを経験して この記事も決して誇張では無かった と言い得るんです。
'73 Pontiac GrandAm
ちなみに かつての我が愛機、カマロ・ベルリネッタ の取説(中古を買ったのも30年前だと言うのに、まだ持ってます・笑)。
ポニーカーであるカマロとサブコンパクトの
モンザのインパネ説明。。。
そして空調の操作説明。。。
このFAN の処の説明がミソなんですよね。
ポジションレバーがOFFであっても常にファンは"Lo"で回転、CG誌言う処の
『・・・速度や周囲の気温に関係なく、室内は常に快適で・・・保たれた。』
状態を維持できる訳です。
コンプレッサーは"MAX" "NORM" "BI-LEVEL"の3ポジションしか作動せず、現代車のように何処でもコンプレッサー"ON"になりませんから、一見すると使い難そうですが その快適さを生む要因として「強制換気の優秀さ」が挙げられるのではないでしょうか。
インパネ説明の横の図(別々のページを貼り合わせてあります)、GM車の場合 ロックピラー付近に排気口があって(なのでかつての国産車みたいに
Cピラーに余計な装飾、〈兼 排気口〉が無いんですね)、此処からの室内気排出が非常に効率良く行われるんだと思います。
このGM系のエアコン(高級車系のフルオート・クライメート・コントロールは除く)は、各ブランドで僅かなデザインの違いはあれど、ほぼ同じものが採用されていました。
ちなみに GrandAm と同じA-Body の'77
Buick Regal/Ruxus
どの車に乗っても、ほぼ迷わず空調操作が可能ですね。
Posted at 2016/02/26 20:03:47 | |
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