バイトちゃん1号が、先週旅立ったようです・・・RXRと共に。
勤務上、顔を見るのが最後と思われた先々週
「じゃあ、1号元気でな。」
と一言。1号は照れくさいのか
『あ、来週も来ますよ。』
節目だし もうちょっと気の利いた言葉を掛けてやれば良かったかな?とも思います。
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思えば、1号がアルバイトで採用されたのは一昨年の秋だったそうで、その頃の記憶は
殆どありません。仕事上でも、僕と一緒になる事はなかったので当然といえば当然かも。
ただ、朝夕は僕の処に来て礼儀正しくにこやかに挨拶していたのです。
これは仕事をする上で、いや私生活でも同じ事・・・つまり接する人々に(良いコだ)と言う好印象を与え、そして本人のポイントも自ずと上がる訳です。
その頃、バイト君HK号(当時26歳、男性、未婚)に言われました。
『ねぇ、ベイカーさん。今度入った1号ってどう思います?』
どうやら彼、1号にアタックするに当たって僕の意見も聞こうとしているようです。
変な言い方ですが、僕は1号の愛想の良さが「自然ではなく故意」であると見抜いていたので
「どう?って、お前・・・いいけど八方美人じゃ困るやろ?」
と返しました。HK号は僕の言葉が良く飲み込めず
『どういう意味ですか?』
「男には独占欲があるからな。」
『??』
(解らんのか、男のクセに・・・)
「だからな・・・」
仕事の都合で会話はここで途切れて、以後この事でHK号と話す事は無かったのです。
その後、HK号は1号と初デートに成功したと聞きましたが、何故か続かなかったみたい。
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年が明けて、1号と僕はちょくちょく一緒に仕事するようになりました。
僕が仕事や家事や子供の事で普段から家内に
「苦労を掛けている、そして感謝している」
と会社の誰かに話した事が1号に洩れ伝わっていた様なのですが、ある時1号に言われました・・・
『アタシ、ベイカーさんみたいな旦那さんがイイなぁ』
「いやいや、俺だって家ではグウタラだし、嫁さんにも(謝意を)特別に言葉に出したりしてないよ。第一、こんな歳でラブラブだったら気持ち悪いやんか。」
『言わなくても、思ってくれてるだけでも絶対に違いますよ~!』
(君の思うほど、夫婦も楽じゃないんだよ・・・)
誤解してるわ、このコ(苦笑)。。。いや、その前にオッサン相手に何言ってるの?
って感じでした。
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昨年のバレンタインデー、1号から義理チョコをもらいましたが、お返しにはチョコレートに(コレあげたら1号きっと喜ぶだろうなぁ)と言う物を添えたのです。
「家に帰ってから。」と言ったんですが、僕の前で包みを開けると言って聞かず・・・
・・・『凄い!』と言って絶句してましたが、それは決して高価なものではありません。
その後の飲み会では彼女 僕の横の席をきっちりキープ(笑)、カラオケの大音量と喧騒の中、ホワイトデーであげたものをちゃんと身につけていて、こっそり見せてくれました・・・やっぱり嬉しいじゃないですか、あげた方としては。
僕にも立場がありますし、そこらの雄犬と一緒にされては困ります(笑
でも、そんな1号の乙女心に少しは答えてあげなければ・・・と言う思いもあって・・・いや、実際に可愛く そして徐々にスバリストになって行く1号が愛おしく思えた事は否定しません。
年甲斐も無くハートとハートが急接近した時もあったのです(と、思われるが 勘違いかも知れない・爆)。
たまに出るクルマの話題では、ほかの連中に対して 僕と1号が徹底的にスバル擁護派と言うかスバリスト発言に(笑
1号との仕事、本当に楽しかった^^
どこまで彼女が(例えばバイトちゃん2号の様な)会社での身近なアルバイト仲間に僕の事を話していたのか知りませんが、3号の歓迎会の時 都合で遅れてきた1号にある社員が
『お、来たか。1号はベイカーさんの横だよ。』
なんて・・こっちを指し示して言うのです。それに対して1号も僕も完全無視。
僕もこう言った事で他人にとやかく言われるのが大嫌いですから。
ま、一部では『噂の二人』と見られていたのかも知れません。
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送別会の夜、僕は以前のように「家まで送って」と1号に頼みました、決して変な感じではなく普通に頼んだつもり。
実は僕、最後に「むぎゅ~!!」してやろうと画策してたんです。
しかし、あっさり かわされました(笑
うん、やっぱり!・・しっかりしたコで見直しました。
「結局、お前も雄犬かい!」
と、突っ込まれそうですが 、僕も「今」を裏切る事の出来ない小心者です。
ただ、別れに華を添えようと思っただけ。
とにかく、都会で女一匹・・・我が道を切り開いて行こうとしている彼女です、この先苦労も数知れないでしょう。
ただただ幸せになって欲しいと願う僕なのです。
さようなら、お元気で!!