先々週の日曜、大分県久住高原で行われたイタフラ車の祭典「トリコロールデイ2016」。
会場には色とりどりの個性的なクルマたちが並び、オーナーさんとの交流も含めて楽しい秋の一日となりました。
あれから一週間。
その興奮も冷めやらぬ中、これまた話題のイタフラ車に試乗するために、今度は福岡へと足を延ばしました。
最初に向かったのは、東区にある「アルファロメオ福岡」。
ディーラーの駐車場には、どこかで見たようなブルーリップのメガーヌRSが。
なんと、トリコロールデイでお会いしたar916(やまもと)さんでした。
店頭に黄色いメガーヌが二台も並んでるなんて、ホントどこのディーラーだよって感じです(笑)。
アルファロメオに来た理由は、もちろん今話題の「アバルト124スパイダー」に試乗するため。
マツダロードスターに比べて、アバルトは一回り大きく見えますね(実際大きいんですが)。
ロードスターの流麗なフォルムを基調に、アバルトらしいエッジを効かせたデザインは個人的に大好物です。
一足先に試乗を終えられていたやまもとさんに同乗してもらい、さっそく試乗スタート。
1000kgちょっとのボディに170馬力のターボエンジンの組み合わせは十分にパワフルで、ロードスターに試乗した時に感じた「もうちょっとパワーがあれば…」という不満を解消してくれています。
低回転時のトルクに若干細さを感じることがありましたが、反面3千回転くらいからの伸びはパンチがあって気持ちよかったです。
試乗車はマニュアルだったんですが、シフトもコクコクと素直に入って気持ちいいですね。
クラッチはもう少し重い方が好みだけど、十分に扱いやすかったです。
FRらしい素直なハンドリングも好印象でしたが、交通量の多い福岡市内では、残念ながらその魅力を十分に堪能することはできませんでした。
実際に乗ってみて、デザインからパワートレーン、足回りに至るまで、きちんと“アバルト流”に仕上げられていると感じました。
ロードスターの軽快で“手のひらに収まるような”乗り味も好きでしたが、アバルトの刺激的なドライブフィールもとても魅力に感じます。
ロードスターとの価格差も100万円以下に収まりそうだし、オープンに乗れる環境の方なら十分検討に値するクルマだと思います。
試乗を終えてディーラーを後にしようとしたら、駐車場には2台のメガーヌに加えて、アウディR8にポルシェ、ロータスエリーゼに旧型スパイダーまで、なかなかにマニアックなクルマが集まっていました。
ホント、かなりの“変態ホイホイ”ですね(笑)。
アルファロメオを後にして、次に向かったのは博多区にあるルノーのディーラー。
店頭にはルージュ・フラムのメガーヌRSトロフィー2が。
赤もまた良いですね~。
こちらで試乗するのは、これまた話題のNEWトゥインゴ。
ホント、パリの石畳に似合いそうな素敵なデザインですよね。
派手さを抑えたシンプルなフォルムですが、国産車にはない上質なセンスを感じます。
さすが“10着しか服を持たない”フランス人、飽きのこないデザインとは何かを心得ていますね。
ボコボコ突起やラインを入れたり、メッキでギラギラさせればいいと思ってる日本人とはえらい違いです(笑)。
内装もまたシンプル。
ボディーカラーに合わせた差し色がアクセントになっていますが、基本的に余計な装飾や装備はありません。
まぁ、あまりに何も無さすぎて、サービス精神旺盛であれこれてんこ盛りの国産車に慣れてると、ちょっぴり不安になるかもしれませんが(笑)。
実際に乗ってみると、イメージ通りの“楽しい”クルマでした。
0.9Lのターボエンジンは、以前同じエンジンを積んだルーテシアZENに乗ったときはかなりかったるく感じたんですが、この車重なら必要十分。
ていうか、このクルマだともともと飛ばそうという気持ちになりません。
RRだけに、ハンドリングもスムーズで気持ちいいですね。
背後からかすかに聞こえてくるエンジン音もあいまって、軽く流してるだけでも“なんかフツーじゃないクルマ”に乗っている感覚がします。
このクルマに乗っていれば、毎日の通勤や買い物もちょっとだけ楽しくなりそう。
これで価格は200万切ってるんだから、自分にとっては国産コンパクトを買う理由が無くなるくらいインパクトのある一台です。
もし通勤用のセカンドカーを買うことになれば、真っ先に候補に挙がるクルマですね。
奇しくも共に後輪駆動車となった今回の試乗、先日のトリコロールデイに続きイタフラ車の魅力を実感する一日となりました。
まだイタフラ乗りになって一年ちょっとですが、このままイタフラの魅力にどっぷりとはまり込んでしまいそうです(笑)。
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2016/10/04 19:06:36