BMWとの協業で話題を呼んでいる新型スープラ。2019年春には日本上陸になりそうだが、ベストカースクープ班はBMWとのジョイントはスープラに留まらないとの情報を入手した。
なんと次期ISにBMW製ユニットが搭載されるという。しかもBMW謹製の3Lの直6ターボだというではないか。
ベンツも直6を復活させるなど新たな直6ムーブメントが起きている欧州市場に、レクサスISが一石を投じることになるのだろうか?
最新情報をまとめました。
■ISに直6搭載でスポーティなイメージを定着させたい
「GR」の頂点に立つモデルとして徹底的にチューニングしたスポーツセダン、マークX GRMNの2代目モデルを1月11日に発表したトヨタ。
その乗り味については素直なスポーティセダンそのもので定評がある。このマークX GRMNは3.5L V6の自然吸気エンジンを搭載するが、もっと凄いクルマが登場しそうだ。
トヨタはレクサスブランドのスポーツセダンISの次期型に"BMW製直6エンジン"を搭載した次世代スポーツを計画していることが新たに判明したのだ。
現在、レクサスにとっての課題はBMWやベンツなどの欧州プレミアムブランドのように"スポーティ"イメージが周知されていないことだ。
レクサスは北米で誕生してから今年で30年。フラッグシップセダンのLSが4代目(日本では2代目)。
本格ラグジュアリークーペのLCも2017年に加わるなど、高級車としてのイメージは定着している。
しかしハイパフォーマンススポーツの「F」モデルをラインナップしているものの、スポーティなイメージは日本をはじめ海外でもいまひとつ伝わっていないといえる。
そこで、レクサスブランドの中核モデルである次期ISでは、そのラインナップに直6エンジンを搭載したスポーツモデルを加える計画が進んでいるというのだ。
レクサスのセダンは昨年にESが加わるなどモデルラインナップ再編の動きがあるものの、次期ISは現行モデル同様にミドルサイズセダンとして開発中。
ボディサイズも現行モデルと大きく変わらないが、中身は一新され新型クラウンをベースにしたTNGAのFR用のプラットフォームを採用。
パワートレーンは、クラウンと同じ2.5L直4ハイブリッドがメインとなり、現行型にも搭載される2ℓ直4ターボ、それに新開発の2.4L直4ターボが導入される計画もある。
現行モデルにある3.5L V6エンジンはなくなり、パワーユニットもシャシーも新しくなるが、次期モデルも3タイプのパワーユニットがベースとなる。
そこに、隠し球としてBMW製の直6エンジンモデルが加わる予定だというのだ。
これはBMWとの共同開発で新型スープラが復活したわけだが、このBMWのエンジンをスープラだけじゃなく、ほかでも上手く使いたいという理由がひとつ。
それと、「シルキーシックス」と呼ばれる直6エンジンならではの滑らかな回転フィールと、高回転までエンジンを回した時のビート感。
この高級感とスポーティさを併せ持つパワーユニットを次期型ISにラインナップすることで、「レクサスのスポーティなイメージを向上させたい狙いがある」と、あるトヨタ関係者は言う。
そして、多くの自動車メーカーが手を引いてV6へと移行したが、直6エンジンを現在採用するのはBMWとベンツ。
特にBMWは直6をZ4や「M」モデルといったスポーツモデルに搭載して成功していることから、この欧州プレミアムによるスポーツ車戦略の潮流にレクサスも乗りたい考えもあるはずだ。
搭載するBMW製エンジンは、新型スープラ同様に340ps/51.0kgmを発揮する新型Z4の3L 直6ターボがベースになる可能性が高い。
BMWの3L 直6ターボには、Z4 M40i搭載の382ps/51.0kgm仕様や、M3&M4クーペ搭載の422ps/56.1kgm仕様といったハイパワーバージョンもあるが、次期IS用の直6ターボはこれらよりもパワーを抑えた仕様になるというのだ。
次期型ISはスープラよりも100kg近く重い1580kgの車重が予想されるが、それでも50kgm級のトルクは強力。
しかも今後、トヨタのスポーツモデルにはスープラ同様に「GR」の手がレクサスにも入れられることが考えられ、そうなると走りは足回りも含めかなり期待できる。
また、レクサスのスポーツモデルというと先代型ではIS Fもラインナップされたが、この直6搭載モデルが次期IS Fとして復活する可能性がある。
ただ、現在「F」モデルに搭載されている447psの5L V8エンジンは、欧州ハイパフォーマンスセダンに比べて燃費性能などが大きく遅れているため今後は廃止される方向。
次期「F」モデルにはレクサスLSに搭載される3.5L V6ターボをベースにハイパワーチューンを施したパワーユニットが搭載されるという情報もあるのだ。
そのため3L直6搭載モデルは、ハイパフォーマンスモデルのIS Fと標準ISと中間に位置するモデルの可能性もアル。
BMWのMモデルと標準車の間にある「Mパフォーマンス」のようなスポーツモデルとして登場することも考えられるのだ。
いずれにせよ、この次期型ISの直6搭載モデルはスポーティなレクサスイメージを高める新世代スポーツモデルとなる。
気になるデビューは、次期型ISが2021年春で、直6搭載モデルはその1年後の2022年となりそうだ。
トヨタは直6を手放したのに、ここでまた必要になるとはね。しかも自社製ではなく、BMW製とは。スープラの4ドアセダンって感じ??
ミッションもそのまま流用になるんだろうから、これじゃぁBMWの3シリーズを購入したほうが・・・わざわざレクサスを買わなくてもいいんじゃね?
『レクサスのスポーティなイメージ』ってあるけど、メインとなるエンジンをハイブリッドだと位置付けているところでエコなイメージが出来上がってるでしょ。高級車ブランドとしては成功しているのかもしれないけど、スポーツカー路線ではないよね。
トヨタ=エコカー とゆう図式が定着してしまっているからスポーティなイメージを向上させるのは難しいし、名前だけのスポーツグレードや、ちょっと外観を変化させただけのモノは通用しない。
だから他社に頼ったのかもしれないけど、BMWのエンジンそのまま載っけただけじゃぁね・・・
コレをベースにして、トヨタオリジナルの直6エンジンを開発した!!ってなら凄いんだけど。
スープラも復活したけどさ、この1代限りで終わりなんじゃないかな?って思ってるよ。
BRZ/86だって、次のモデルの話が出てこないしさ。続けていこうとしないのかな?