2010年08月30日
富士の総合火力演習に行って来ました。暑かった・・・いや、熱くもあったんですけど、日ごろ屋外で農作業している私ですら熱中症で死ぬかと思ったことよ。演習は弾薬44t、3億5千万円、動員数2400名という大規模な作戦で、これまで見た事がない実機を多く見られて大満足でした。AH64やF2,10式、OH1などなど。また戦車の主砲の発射の衝撃波にはびっくりでした。武蔵の主砲発射でも甲板員が軒並み海に落っこちたとか聞きますが、105mmでコレなら納得です。
ただ陸自の存在意義に関係しちゃうのですが、専守防衛および本土防衛の観点からは水際での排除が重要であり、都合よく駐屯地の真横にでも出てきてくれるならともかく、ああいう事ってあるのかなぁーと。それにF2の爆撃見て思いましたが、単純な攻撃力なら航空兵力による爆撃がもっとも恐ろしく感じました。なにしろ面制圧で攻撃力もハンパなく(演習場では危なくて出来ないので設置爆薬でした)、接敵の速度もものすごい速い。どうしても戦闘というと近接戦闘を考えてしまいますが、今も昔も弓や野砲で遠距離で叩くのが基本のような感じでした。
昨今きな臭い国際情勢もあり、また自衛隊の規模や運用も難しい局面にありますが、日夜研鑽され防衛力を維持してくださっている事には感謝です。上の弾薬使用量はぱっと見た感じで言えば大した量には見えなかった訳で、本当に戦争になったらB52一機二機程度の消費量では追いつかない訳で、戦争はやっぱりしないに越した事はないです。
そうそう、偵察バイクがエンストしてかわいそうでした。XLRからKLXに変わっているみたいですが、名機といわれたMD20に対して水冷DOHCはいかにも信頼性が低いようなのを見せ付けられた気分です。なんか軒並み皆始動に苦労しているようだったし・・・噂ではKLXは始動性があまりに悪くESというセル仕様が追加されたとかあるけど、キックで掛けようとしてたしなぁ。
・ブドウ園はそろそろ収穫が重なってきて収量も増えてきたので、木ごとの総括が出来てきた。ブドウ園ではブドウの木によって生産能力に違いがあるので、どの木を残すか改植するか決める訳です。総論としては、とりあえず片手のブドウはどいつもダメでした。普通、ブドウの木は幹から2つに分け、それを2mほど先でさらに2つに分けて4本の主枝で木を造ります。その最初の2分割が失敗した木、なんらかの理由で切ってしまった木はどうやってもダメな感じです。水の吸い上げ能力が弱かったり、色ノリが悪かったり。偶然かも知れませんし、逆説的に「片手になる木は弱い」のかも知れません。まあ虫に入られるのは不可抗力だろうけど。
次はその逆の話で、ブドウの木にはそれほど差は無いのではないかという話。うちの園は傾斜地の谷にありますが、谷の最も低い場所のブドウはどれも生育が良好でした。というのは、谷部には水分が一番流れ込みますし、最後まで湿度がある。さらに堆積物が集まる事から耕土が最も深く、もっとも高齢で枝ぶりも滅茶苦茶な木でさえそれなりに取れました。一方高い位置にある木は生育や味ノリも悪くしなびやすいです。これは今後の課題。灌水施設と有機質の大量投入などを考えたい所です。
また木の世代ごとの生産性もかなり違いました。着果量で言えば20年ぐらいが割りと多く出来るし良好ですが、10年ちょっとの木が味とのバランスは最も良いような感じです。そして味に関しては5年ぐらいのが良かったです。おそらく栽培技術の進化によってウィルスフリー化や選抜が進んでいるのだと思います。難しいのは、そういう均質で高性能な木ばかりにするのが良いのかどうか。熟期が一律にこられると結構厳しいのですが、作業的にはやりやすい面もあり、農家によっては優秀木の穂木を育苗して全部クローン状態にするケースもあるようです。それを3種類ぐらいに分けて、それぞれの園で分けて育てれば、労働力の分散と効率の観点からは良くなります。また木が同じなら、ダメな要因を栽培技術に特定できるメリットもあります。現時点の推測はその部分が怪しいです。
もっとも、栽培してみた結論からすると、ごく一部の木を除くと全部伐採してしまいたいのが本音です。まともな木を数えた方が早く、それとて最盛期はすぎつつあります。そして改植するのにデラはどうかなー。とはいうものの、今年食べてみて、デラは時代遅れではあるけれど、決して品質的に劣っている訳ではないのは実感しました。優良なデラはむしろ大粒種よりも美味しいです。糖度が元から高く、病気にも強い。ただ労働力を多く食うので、どうしても大粒種が魅力的に思えてしまう。ほんと数本のまともなデラのためにデラ栽培として続けるべきか、迷います。
まあ農地は多く空いているし、苗は一年育苗しないと予定している場所には持ち込めないので(仮植えしかできない)、まだ決定する必要はないのですが。苗だったら数年分を確保しておいても悪くはないし。とりあえず現状ある木をリストアップしてみて評価をしてみたが、Aランク12、Bランク6、Cランク8。Aだから豊産かと言うと若木でまだまだ成木になってないのが2本、金にならないナイアガラ3本が入っている。実質8本。逆にCランクにはすでに死んだも同然のが1本入ってる。
Posted at 2010/08/31 00:47:10 | |
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2010年08月27日
ヤンマーの運搬車、TG14なんちゃらを買った。当然ジャンク。この種の物は初めてなのだが、形としては前二輪が駆動輪で後ろに補助輪が付いた3輪で後ろから操縦(?)する。それだけだとハンドルもすべて人が行うように思えるが、前の2輪が独立したクラッチを持っており、管理機同様の操作が出来る。というか構造は管理機の駆動系の上に荷台をくっつけただけだ。ギアは2速しかなく、ローが2km、ハイが5km程度らしいので、本当にノロノロと進むはず。積載量は300kgで畳一枚より荷台は狭い。アオリが生意気にも3方実働なので、積もうと思えば結構つめるが。
こいつは小回り性は高そうなので、傾斜地ではない園で使う予定。200リッターぐらいのタンクと動噴積んで自走スプレーヤーとしても使えるはず。園はとりあえず棚下誘引線を少し張ってみたが、テンションとか吊り下げ方法とか番線の番手とか悩みが結構出てくる。特に番線はコストがかなり掛かるので気になる。大体柱が13本ぐらいあって、園の全長が40mぐらいあるので500mぐらい必要となると10番なら3万円近くする。これが16番ぐらいなら手持ちであるんだが。という事で注文した。436円/kgで25mぐらいなので25kgほど注文した。
ただ線のだら下がりを防止するために棚線との間に塩ビパイプを20cmに切って針金で結ぶ必要があるらしい。最初パイプカッターで丁寧に切ったが、あまりに面倒。それほど精度が必要でないので何かで切りたいが、何がいいのか分からない。一応丸ノコの刃にプラ兼用があるしジグソーにもプラ用はある。ただジグソーはプラ素材結構苦手なんだよなー、ひっかかる素材はケバケバになるしうるさい。丸ノコや高速切断機が楽だが、なにせ刃が高い。丸ノコ本体と同じぐらいする。どうせ新建材だって切るんだから、一般木材用でやっても切れそうな気もするが。
もう一つは間柱が結構なくなったり弱ったりしている。従来ここは間伐丸杭が使われていたのだが、こいつがバカみたいに高い。だいたい一本1000円ぐらい。それだったら鉄パイプの方が腐らないし軽いので今は鉄パイプ系が多い。もう一つコンクリ柱もあるのだが、これは横応力に弱く重く、現場で自作していた時代は浮き上がり防止もあって使われていたが現在はまず使われない。ま、どれも私には買えない(間伐材は値段は全て加工運搬費用であり、山から自分で運び出せばタダとい業者もいるらしいが)。
そこで今年使っているのは竹だ。軽く加工性はものすごく良いし強度はやってみた限り相当高い。耐久性は木よりも劣るようだが、施工方法や伐採乾燥方法でかなり違うみたい。そして切り出すと感謝される(笑)。電線や道に悪影響が出るからだ。その結果が良かったので、ほかの場所でも導入してみることにした。ほぼ作業費だけで出来ちゃうのは魅力。エコだし。出来れば塩ビパイプも竹で代用したいぐらいだ。もう一つ竹でやってみたいのは竹樋による灌水施設。散水して分かったのだが、動力で高圧で押し込まない場合、自立しないホースはハンプしてしまい水が流れない。25mmのサニーホースより20mmの塩ビパイプの方がはるかに流れるのだ。だから灌水ホースは100mmとかとんでもなく太いと分かったが・・・
妄想交じりの計画としてやりたい事は
・倉庫の拡大:農具が増えてきたので、屋根のある場所に収納しときたい
・棚周囲の雑草対策:畑の中は草刈が出来るが棚の周囲は斜めに柱が立っている関係で作業が難しい。人によっては雑草対策シートを張っている人もいる。今年は光反射シートを使ってみたら、色ノリも良くなるし草の対策としても良い気がする。耐久性もありそうだし。
・園内の作業道路:ウッドチップや竹チップを使って園内に通路を作りたい。昔の道があって車が入れて便利だったのだが、路肩が崩れやすく結構ヒヤヒヤ物だった。通路は草も防ぎたいし、固めるのが良いかも
・芝生:一度やってみたい
Posted at 2010/08/27 22:43:09 | |
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2010年08月23日
・ぼちぼち冬の畑は作付けしたいと思い、やっとは種機を買って見た。もちろんオークションのジャンクだ。これが買うと3万近くするし、自作も面倒なので、半ば自作ベースという事で。
・基本的な構造はどれも同じで、前輪が駆動輪で動力で種の繰り出しロールを回し、溝堀りパーツで作った溝に種を落とし、後輪で鎮圧する。こいつは溝切りパーツが破損して紛失していたが、こんなの木片で出来るので良い。ホッパーも家庭用だと大豆ぐらいでしかお呼びでないし、それとて無くて平気だ。
・問題はロールの部分の構造の意味が良く分からなかった。普通はロール自体が播種間隔の調整になるはずで、実際これより後の製品だとそうなっているのだが、なぜかこいつには種が落ちる部分にもシャッターがあり、ロールと連動しているシャッター開閉ディスクにつけるピンの数でその回数を調整できる。そうするとロールは補助機構でシャッターがメイン機構かと思ってしまうのだが、さらに変なことにシャッターは常時オープン側にバネで引っ張られている。うーん、どういう事、ですの?
・考えられるのは、このシャッターはなんらかのオプション的な使い方の存在である可能性。ロールだと多数買い揃えないと蒔く間隔は変えられないが、シャッターならピン数で調整が出来る。うちのは12穴ロールで駆動スプロケ11、ロールスプロケ13なので、ロールだけの場合は大体9cm間隔での播種になるらしい。これが2ピンなら550mm、3ピンなら370mm、4ピンなら280mm、6ピンなら185mmになる。
・だがしかし、これには重大な欠点がある。そう、種の量は間隔が違ったら変わってしまうのだ。たとえばピン無しで播種した場合2粒づつだったとすると、6ピンなら2倍、2ピンに居たっては12粒も蒔いてしまう事になる!確かに播種間隔が広い作物はそれだけ種を多く蒔いたりするのだけれど。またオプションであるであろうロールと、スプロケットを考えると、そこまで複雑な調整機構が必要だったのかとも思う。この構造は理解不能だ。一説ではプロ用にとても細かく調整でき精度も高いとあるが、とりあえずポンコツ。
・まあ、種によって繰り出し量は異なる訳で、手っ取り早くするにはロールを自作した方がいろいろと楽なんだろうね。今のロールはオクラとか小豆ぐらいでよいサイズに見える。
・あと畑で使っていたはずのソーラーライトがぜんぜんつかなかった。夜中まで畑に居て気がついたのだが、やっとついているか分かる程度。家で使っているのはとても明るいのに不思議に思って持って帰って調べたらセルが一個液漏れしてだめになっていた。幸い回路に掛かってなかったので適当なセルに交換して使う予定だが、ほんとD2は最後までケチがついたホームセンターだった。潰れてくれてざまあ見ろだ。それにしても、最後の売り尽くしでは普段は扱ってないゴミ商品を持ってきてさも安そうに見せているあたり、性悪だ。以前もパッケージ破損商品を割り引いて販売していると思ったら、割引前の値段を高くしただけで普通の商品と同じ値段だったり、悪徳だったので、あの店舗は消えて嬉しい。セルはニッカドの方が過充電には強いはずだが、なにせニッカド自体品薄だしニッケル水素の方が大容量なので、そこらへんを使ってみたい。
・ところで畑の灌水施設を作っていて、ホースより塩ビパイプの方が安い事に気がついたのだが、だったら竹はさらに安い気がしてきた。竹なら入手はいくらでも可能になったので、こいつで水道管を作ったら面白いし安い。廃材利用にもなる。太いのは支柱として使う予定だが、やや細いのは水道にならないか?
節抜きに関しては鉄パイプが竹の長さの半分あれば穴はあけられる。あるいは、重いパイプなら竹を地面にぶつける衝撃でも穴をあけられるらしい。ちょっと残留が心配ではあるが・・・問題は接続方法である。昔は枕とか呼ばれる木の継ぎ手を使っていたらしいが(松本城にも発掘品がある)面倒すぎる。昔の水道はぜいたく品だったろうし、継ぎ手に位置決めの役割も荷わせていたのだろう。もっとも簡単で夢がない方法はチューブか何かで継ぐ方法だ。これだと伸縮でも抜けないだろうし、「先と先」「元と元」を交互に繋いでいくなら、割と単純なチューブでも行けそう。最後に思うのは、先を元に次々に打ち込んで行って、漏水防止の詰め物をすればそのまま接続できるのではないか?という事。竹垣なんかだと、こうやって接続してある事もあるんだし、高い水圧をかける予定はないので出来そうに思うのだが。
・あと畑にスピーカーがほしい。もといラジカセが繋げるスピーカーがほしい。AMラジオなどはアンテナの方向にうるさいし、結構畑の中を動き回るので、ボリューム目一杯で高い場所に置いておいても聞こえる物が欲しい。ラジカセはスピーカーとしての機能は無いに等しいので、指向性や共鳴機能を使えばそれなりに性能向上が図れるのではないかと思ったりする。まあスピーカーそのものはたくさん余っているのだけれど、防水でかつ低出力アンプの音を増幅するタイプはあまり無い。
Posted at 2010/08/23 21:57:20 | |
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2010年08月22日
・従兄弟が結婚して式を遅まきながら挙げるらしいが、叔父は口下手な人であまり出たくないらしい。音楽をやっていた人だから歌でも歌えばいいんじゃね?という事でウェディングソングを調べてみた。ただ叔父は洋楽のロック系が好きな50代半ば、楽器はギターなので、たとえば木村カエラとかは絶対に無理。従兄弟の好みは・・・よく分からんがアニヲタで腐女子だったはず。
・検索すると多いのは「乾杯」「てんとうむしのサンバ」「can you celebrate」「未来予想図」[Everything」「永遠とともに」「ハッピーサマーウェイング」など。邦楽ばっかじゃねえか、しかも甘ったるい。という事で検索はあきらめて自力で思いつくリスト。しっかしラブソング=ウェディングソングは新郎新婦はまあいいんだけど、両親とかだと難しいよなあ。さだまさしとか山口百恵とかに近いのはあるけど。知名度があって、なおかつ定番すぎず、渋い曲、難しいな。
・「The Rose」私はベッドミドラーのバージョンで知ってたが、オリジナルはもっと古いはず。弾き語りも余裕な楽なコード進行だけど、歌唱力が要求されるか。
「Spirit Of Love」シングライクトーキングの曲。いいんだけどゴスペル・アカペラ風なので弾き語りとは違うような。
「your song」エルトンジョン、ちょっと歌詞を変えれば使えそうな気もする。問題はこの口調で英語を叔父が歌えるかだな。
「真っ赤な誓い」 なぜかアニソンだとよく挙がっていた。面白いとは思うが、相手が分かるかどうか・・
「創世のアクエリヲン」 この英語バージョンなんかいいですね、弾けるし。
「ハナミズキ」 ヒトトヨウは好きでもないが。
「あなたに」 モンゴル800 まあ中身は結構妥当だと思うが、一発屋さんだよなぁ。
「3月9日」 とても良いと思うが、セーハーでのアルペジオは大変だった。
そもそも、従兄弟や新郎が好きな曲が分かれば、そっちの方が楽な気もするんだが。
Posted at 2010/08/22 19:32:18 | |
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2010年08月20日
・農業関係の飲み会に出てきた。場所が集荷場なのでタクシーのお兄さんがイマイチ分からずに通り過ぎようとする。会費は安く私には充分な量のビールもあり、保冷施設が涼しくてよかった。もちろん他の人との交流も有意義で大変ためになる話が多かった。結局青年部と言っても50まで含むので、私なぞケツの青いガキ
・そこで山羊を飼っている人からもしかしたら山羊を手に入れられるかも知れない。これで下草刈りから開放されチーズが手に入るかも知れない、やた。あと堆肥も多少なら融通してもらえるそうな。
Posted at 2010/08/20 22:27:04 | |
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