2013年03月31日
・VTのリアサスのプリロードを一段上げてみました。良い感じです。ちょこっと引き舵気味だけど、フロントが逃げる感じも減ってかなりハンドリングが良くなりました。16インチの頃からリアって上げれば上げるほど乗りやすくなって「こんな上げていんだろうか?」とは思ってたんですが、リアは良くてもフロントがちょっと荷重がかかりすぎて条件外すと怖いというか、クイックすぎちゃう感じでした。それがフロントも上がったし挙動も穏やかになったので、安心してリアも上げられる感じです。現状3→4でしたが、5か6でベストだろうと思われます。このぐらいのプリ増加なら、それほど車体が持ち上がって倒れすぎるって事もないですしね。
・では、なぜVTのリアはプリを増すほど乗りやすくなってるんでしょうか?いや、フロントとの兼ね合いがあるので、リアのプリを増したらネガも出ますが、単体で見るなら明らかにVTのリアはノーマルのバランスだと入りすぎています。私が考える最大の理由はシート高を下げるためにスイングアームが水平に近いほどになっているって事ですね。実際シートが低いとバンクさせても倒れすぎないとかメリットもあります。で、もっと不思議だと言うべきなのは、そういうVTのバランスも私は決して嫌いではなかったという事です。最初乗った時も、このVTのリアの動きがオフ車的でいいとさんざ書いてます。久々に乗ったからそんな風に書いたのか?
・あの時特徴的だったのはリアが古いK155で、グリップしなかった点です。リアブレーキで簡単にブレークするタイヤで、時期も寒かったし、駆動力かけても穏やかに滑ってました(見て分かるレベルではないですが)。で、オフ車的と書いた基準はハスラーなんですが、これもリアのプリを抜くとすごい荷重がかかるけど、あんまり踏ん張らずフニャフニャと負けるんですね。でも、そうやって腰砕けっぽく向きを変えるのもアリっちゃアリなんだと思います。あんまり駆動力に依存せず、べったりとリアを沈めて、ある意味リアが滑っても怖くない。多分VTはメーカーはこの方向で作っていたのだろうと思います。二次旋回はちょっと弱いというか、フロントの内向力をトラクション旋回中に引き出すセッティングではないのですが、16インチだと初期で方向変えているので、まあこれもいいんじゃないかと。現在はそれと正反対で、かなりフロントが駆動力で緊密に動かされている感じはします。荷重だけじゃなくて、ヘッドを通じてトラクションがフロントに流れている感じがするのね。
・ただ、そういう時にBT39SSはシャーシに勝っている感じがします。こんな経験はじめてだけど、バイクでもシャーシって負けるんだと感じましたね、まあ、正確にはシャーシだけじゃなくてヘッドの潤滑とかフォークの精度とかも含んでいる訳ですが。むしろ、こんだけフロントが食いついているのに、別に不満を感じさせないリアのBT45が私は好きです。ハンドルの重さも素のBT39かBT45の方がいいでしょう。ただSSのモッチっとしたグリップは、捨てがたい魅力でもあります。
・山辺ワイナリー「畑の番人」メルローを飲む。これ、今年の長野県原産地呼称法で審査員推奨賞だったかを取ったトップレンジの品で、一本買ってあったんだけど、何故か今日は飲めそうな気がしてあけてしまった。一本3570円もするんだけどさ・・・で、結論から言えばその価値は充分になりました。国産ワインで開けた瞬間に「これは」って香りがする赤ってのは少ないんだけど、これは明らかに重い香りが漂ってくる。華やか、果実味ではなく、ワインの重さがある。味はあくまで端正で、ごくごくオーソドックスなんだろうけど、緻密で厳格。おっと色は深い紫色で、味もそうだが、冷たさを感じさせる。香りはカシスのような黒い果実の物で、色々な香りがするというより、その香りの存在感がとても大きい。
と、まあ、褒めたい点は沢山あるんだが、一つ重大な疑問がある。「これ、メルローか?」いやね、香りはカベルネとは違うけど、味と色はもうカベルネソーベニヨンそのもの。メルローの親しみやすい、やや塩味と言ったらおかしいかも知れないけど、柔らかい口当たりやソフトなタンニンとは違う。香りはずっと劣るが、チリなんかのカベルネってまさにこんな味だぞ!?香りも確かにカベルネとは違うが、凡百のメルローの香りってこれと比べるとずっと軽薄で、カシスって言うよりプルーンとかプラムとか、ずっと色が薄い黒系果実の香りだし。
そして、改めて感動したのは、ワインというのはワインだと言う事かな。私は長くワインは原料のブドウの何かを持って居るべきだと思っていた。ジュースの延長として、理想としてはチューハイみたいな感じでブドウ味のアルコール飲料になればいいんじゃないかと。もちろん、そういう方向のワインもあっていいとは思うのだけれど、赤に関してはこれはもう原料の事は忘れようと思える。ワインはワインの正義があって、ブドウの時の個性なんか、もう完全に忘れちゃっていいと。そんな事言うとブルゴーニュファンに怒られるか。でも、ボルドースタイルでメルローだけでこの味になるんだったら、もう誰も何も言えないだろ。
・高圧洗浄機が届いたので組み立て。中国製で「某国内メーカーOEM工場」と書いてある。エンジンの色からするとホンダだよね・・・と思いつつ触ってみると、やっぱりホンダ系っぽい。たとえばコックとチョークが同軸っぽいレバーになっているところとか。しかしエンジンの製作精度はかなり低いと見た。スターターロープが尋常な重さじゃないし、なぜかリコイルなのにフリーにならずエンジンがかかると引っ張られる(さすがにちゃんと掛かればフリーにはなるが)。かかってしまえば排気音は勇ましく、実際5.5馬力程度はあるかな?
マウントなどの精度はかなり低く、古いプラモデルを作っている気分。気分で穴あけてんじゃないだろうか?そして説明書の作り方がアホで、情報を思いつくまま羅列してある(英語で)。また説明書は相変わらずの汎用っぽくて、日本語のペラ紙は入っていたが、どこにギアオイルフィラーがあるのかわからんし、量もわからん。訳あり品だったのは荷崩れでもおこしたらしく、タンクキャップが凹んでいた。あるいは、これでマウントが歪んだのかも知れない。
肝心の性能だが、かなり高そう。木の皮をむくために買ったのだけれど、そこらへんの廃材に向けたら皮じゃなくて材がバリバリとはがれだした。もうウォーターナイフである。なので、これは普通ターボノズルと呼ばれる円運動をするノズルに取り付けて使うのだが、それはガン部分から互換性がないので無理。でもガンを交換してしまえば付きそうなので試してみる予定。ホースはギリギリで径があわず互換性が無かった。
さて、もう一つ、この手の製品だと車の汚れ落としなんて宣伝がある。実際に高圧でやれば塗装も剥がれるだろうが、汚れが落ちるかトタンでやってみたが、やっぱり落ちなかった。家庭用の電気式でも思っていた事だが、高圧洗浄機は油汚れとか車のボディーについた広範な汚れには全く向いてない。使えるとしたらたんぼの中に落っこちたとか、下回りオンリーでスポットでと言った所か。それでもブラシを使った方がはるかに速いでしょう。
あと、オイルはなぜか15W-40が指定されていた。そんなオイル見た事ないが、低性能は鉱物油の40だと下は15ぐらいのもあっちではあるのかも知れない。とりあえず10W-30を使っている。
・畑仕事は天気が不安定なので、伐採材を運び出したり誘引をしたり芽傷を入れたりとチマチマした仕事中心で。ヘアリーベッチの生育が良くて剪定枝の回収をさぼっていたら絡んで大変になったよ。本来であればそういう物があってもハンマーナイフモアで走って粉砕しちゃえるのだが、そうすると草生している意味がなくなるし、病害虫が多い園だと難しいもんだ。今年は黒木防除の指導でパスポートが入っているので使うかナー。ラビキラーはマジで効かないので使いたい気持ちを抑えて使わない予定。剪定枝を焼くための穴ほった畑に枝を運び入れているが、今年ももの凄い量になりそうで、これ一回で焼けるかと思う。太い木も結構あるから、それは薪にして使いたいしなぁ。それからしぶといカゼクサは除草剤じゃないと消せなそう。
Posted at 2013/03/31 21:29:32 | |
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2013年03月30日
・部品を買って修理の目処が立ったので、再利用パーツの整備など。まずは再利用が怪しいピストンとシリンダーから。こいつらは結構強くかじってました。特にシリンダーの下側になる部分が酷い感じ。シリンダーはまだ鉄だからかじった言っても知れてるけど(別に高ブーストでブローした訳でもないし)、ピストンスカートはもう流れてメタルが無くなったコンロッド同様のかじり具合。で、本来なら新しいピストンを買ってOSをボーリングして入れるなり、シリンダーも新しくするなり(多分値段から言えば後者のが楽)すればいいのですが、そこは貧乏人なので「圧縮?そんなのリングが生きてりゃいいんだよ」とばかりサンドペーパーで削ります。最初600番で削って、あらかた荒れが取れたら、1000番で仕上げです。もちろんフリーハンド、我ながら酷いと思います。
・でもね、純正のピストンがじゃあ高精度に出来ているのかと言うと、このピストン、どうも削って作っているんですが、仕上げは結構雑で目で見てバイトの跡が残ってます。ま、オイルだまりって事で、どうでもいいんですが、低回転のディーゼルだし、これで一応エンジン回ってたしなぁ。アジア製原付ピストンよかちょっとマシって程度じゃないでしょうか。
・あとコンロッドを外すためにピストンピンを外します。サークリップは一応注文してありましたが、非常に良い設計のため、まずぶっこわす恐れはありません。クリップ抜いてもピンは圧入されているっぽいので抜けませんけどね。こっちはコンロッドにブッシュが入っていて回るようになってます(まあ、ピンが回るエンジンでも、ピンとピストンが回る設計ではないだろうけど)。過熱して14㎜のソケットあててハンマーでたたき出しましたが何か?そうそう、ありがたい事はこのピストンも上下があってばらすと分からなくなりますが、ピストンスカートの裏にちゃんと書いてあります。何故かUPと下という、英語か日本語が分かればOKという賢い刻印です。ピンは全然焼けておらずブッシュも無事だったので、スモールエンドは比較的良好だったようですね。
・そーいえばオイル経路で気がついた事がありました。クランクを通じてオイルは圧送るされてどこから出るかと言うと、コンロッドに穴があいてましてそっから出ます。もちろんクランクピンの横からも出ているとは思いますが、わざわざ穴があいているんです・・・ん?って事はこの穴から出たオイルはピストンの裏側に向かって飛んで言っているか。って事は、シリンダーの潤滑は実はこのオイルだったのかも。という事はオイルポンプがますます怪しいなぁ。
・畑は園内有機物を投げ込む堆肥枠の中を掃除、出るわ出るわ古いビニール袋だの農薬箱だの・・・婆ちゃん家にゴミを持ち帰ってないな。ゴミだけじゃなくて耕耘機とかも出てきたが、当然のようにコックオンでキャブが腐ってて動かない。大体、しまい方を見ると昨年はほとんど来てないんじゃないかな?管理計画としては園の周囲は防草シートで、中は草生かなと思うが、これが昨年内ならナギナタガヤを使えるが、今年になってしまうと厳しい。一応ヘアリーベッチは使えるはずだが、こういう周囲にネットがある所で使うと、結構面倒な事になるんだよね。有機物を投げ込んだらトラクターで大まかに耕して、周囲を管理機でやって、施肥と播種なんだろうが。なんかすごい畑がスッキリした。我ながら、ここまで畑で働いたのも久々だし。
Posted at 2013/03/30 21:00:54 | |
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2013年03月29日
・NFAD8の故障の考察。以前こいつのメタルが焼けた理由はオイルにLLCが混ざって潤滑能力が低下したためかも知れないと書いた。理由はオイルパン(というかブロック)の中に巨大な氷が出来ていたためだ。そしてシリンダーとブロックの間のシールに漏水の跡もあり、LLC漏れは間違いない。でも、普通潤滑がダメになると真っ先にダメになるのはメタルじゃなくてピストンじゃないかと思う。理由だが、メタルはオイルが圧送されているので、潤滑が多少ダメになっても焼き付きはしづらいからだ。まあこれはエンジンにもよるか。実際ピストンもスカートが焼けてはいるので、その抵抗がメタルの負担増にはなったと思うが、一応手で回せたしなぁ・・・あ、でも始動を失敗するとどんどん重くなって始動困難になったのは、おそらくピストンが熱膨張して張り付いてクランキング出来なくなったためだと分かる。普通ならここで一気にコンロッドが折れたりするもんだけど、ディーゼルはコンロッド丈夫だからメタルがダメになったのかも知れない。
・それとは別の可能性はオイルポンプの故障だ。ばらすとギアボックスケースのカバー側にオイルポンプの経路が分かるのだが、NFAD8はオイルポンプはクランク軸エンドで動力をもらう嵌め合いがあり、そのままそこからオイルを軸を通じてピンに供給している。オイルポンプも特に不具合は無さそうに思えるが、これを確認する方法が無いのが不安っちゃ不安。ま、それは別として不安なのはオイルポンプの位置なのだ。オイルポンプは普通のトロコイドなんだが、クランクと同軸にするので結構高い位置にある。で、オイルを吸い上げて送るようになっているのだが、オイル切れを起こすとポンプが吸い上げなくなってしまう事があるみたいだ。まあ、普通の車もそこらへんどうにかしてあるとは思うので絶対ではないのだが、多分車は逆止弁があるんじゃないかな?あるいはオイルフィルターが弁になっているという話しも聞く。これでオイルポンプが空うちして油圧が掛からなくなって摩耗というのも考えられる。
・とは言えピストンがダメになった理由にはならないので、やっぱり水分が入ったのが問題か・・・実際クランクウェッブが錆びていて、こんな所が錆びるとすれば相当水が入っていたとしか思えないよな。
・今日は非常に良く眠れた。そろそろ早起きをしようと思って早く寝たのが全部睡眠に持ってかれた感じで、久々にはっきり夢を見た。仲間が地下のどこかに捕らわれてしまって、それを救うために地下空間がありそうな所で地面に耳を付けて探していく。やっと声を見つけたが、声は弱々しくなるし周囲にそれらしい物が何も無い。近くの工場に聞いても分からない。埒が明かないので、飛び上がると、廃井戸と貯水層らしいコンクリート構造物が見えた。きっとあそこだ!あの中だ!クトゥルフのグールみたいに地下にいるに違いない。しかし一刻の猶予もない。私はやおらツインバスターライフルを構えて仲間がいそうな所にむけてぶっぱなした・・・あれ?助けに来たんじゃなかったのか? よっぽどエンドレスワルツが好きなんだな、自分は、と自覚して目が覚めた。あれも相当酷い話しだったよねw
・最近の動画ではボカロはもう誰が誰なんだか・・・って感じで、V3の新人さんは良く分からないのだが、結構はまっているのは結月ゆかりさん。節子、それボーカロイド違う、トークロイドや!って所だけれど、ナレーションがすごい上手いナーと思っていたら、かなり感情込めた発声も出来て、声も好み。ついでにキャラ付けもかなり好きだ。ま、二次創作なんだろうけど、なんでニコニコ動画では貧乳いじられキャラがこんな多いのだろうかと。でも、具体的に貧乳ってどのカップなのだろうか?という調査が結構微妙だった。日本人の平均的なカップはB+ぐらいだそうで、希少価値と呼ぶにはAでも微妙、AAならって事になるらしい。AAって男じゃないか?
・畑は剪定枝の持ち出し、軽トラ4杯って所かな。綺麗にまとめてくれてあったので、比較的サクサク運び出せている。デラは枝も細いし楽だが、ナイアは無駄に徒長する傾向が強い。積んでみると結構な山で、これを焼くのは事かもな。軽トラを入れて見て分かったが、この園は出入り口が狭く、旧規格の軽トラでも結構気を使うほど狭かった。車で通勤したいとは思えず、そういう意味でも徒歩で来られる私が妥当だったのかもと思う。もっとも、出荷時には毎日ここに通う必要がある訳だが・・・
・園で気になったのは、昨年のブドウを生けてある畝を発見。てっきりなんか作物作っているのかと思ったらブドウの墓場だった。さっそく埋める。今の悩みは巨峰の扱いで、今ヘンな場所に植えてあるので、古い木を切っても生かせない。こいつを中途半端に使う事も考えたが、よく考えたら全部更新していいと言われているんだし、別の品種で作り替えちゃうのも手かなー。シャインマスカットかナガノパープルあたりで(笑)。ま、ともかく、園内の片付けも大急ぎでしてます。なんか私はこういう初期メンテみたいなのが好きみたい。自分の園の方がほったらかしに近いのに、こういう他人の所を一気にやってしまうのは良い気分転換にもなる。ここは宅地内なので派手なたき火は出来ないので、現状へんな物が詰まっている堆肥枠を整理してから、そこに有機物系ゴミを入れて堆肥化が無難か。ほんと、他の品種を栽培しながら育成が出来たらどんなに切り替え楽なんだろうかと思う。
・あと、物置を造ろうと思っていたら、近所でハウスの解体作業がはじまったので、頼めばもらえるかも知れない。丁寧にばらしていたので移設かも知れないけど。
Posted at 2013/03/29 19:28:48 | |
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2013年03月28日
・VTであと気になっている事の一つ、キャブレターの目処がついた。スロースクリューってのは案外重要のようでどうでもよくて、やっぱり重要なへんな所です。バイクって高回転エンジンなので、車ほどスローのセッティングをシビアにしないでも、動くだけなら割と簡単に動いちゃいます。アイドルだって2000とかに出来るしね。しかし、その動くだけの状態だとスロットルへのツキに癖があって、乗っていて気持ちよくない場面も出てきます。あとバランスですね。基本的にバイクは気筒ごとにキャブがついている独立スロットルなので、気筒のバラツキを調整する必要があります。あとは、外したついでにMJをかえるかどうかです。今FG化を進めているので、メインを120にして上でどう変化するか確認したい所です。現状でもパワフルに回っているとは思いますが、トルクカーブはカタログにあるような二段の盛り上がりというより、二つの階段があるというか、上の山がイマイチ盛り上がらないというか。250ccだとシャープに回るより、もう少しトルク型で回った方が実際には速い感じですし、低いギアでレッドギリギリまで回すのがVTはちょっとオーバーレブしそうで怖いんですよね。実際はまあリミッターがあるのでしないのですが・・・
・エンジンオイルもそろそろ交換してもいいかなと思っていますが、銘柄や粘度で迷っています。いつもの調子ならあそこのメーカーのをペール缶で・・・となるのですが、さすがに一回2リッターちょっとしか変わらないバイク専用のオイルをペール缶で調達はしづらいし、車兼用で使うことを考えてしまいます。バイクのエンジンが専用なのはミッションとクラッチを同時潤滑している点で、とくにクラッチの滑りが問題な訳です。しかし、減摩剤が入っていても上が40あれば油膜が硬いので滑らないともききます。で、粘度ですが、VTは純正が10W-30で、ホンダは今もその粘度の物を出しています。多分G2あたりが合うのかな?新車ならそうするでしょうが、うちのは5万キロも走っているので、そろそろ10W-40あたりでもいいかなとも思ったりします。実際、10W-30という粘度は高級オイルメーカーはラインナップしていません。ノンポリマーでもベースオイルにカテゴリー4や5を使えば10W-40か5W-30になってしまうからです。でもVT、全然エンジンへたった様子はないから40だとロスがあるような気はするんですよね。ミニキャブにも使えるっちゃ使えるんですが。
・畑仕事は巨峰園のトップジンM塗り。下地処理に意外と時間がかかり、午前が下地、午後で全部やっと塗りきるぐらいだった。まあデラの2倍の速度だからよしとするか。本来はもっとちゃっちゃと終わるはずなんだが、今年の巨峰園は新梢で棚下を作っている関係で棚下の誘引線に枝がかかっていて、なかなか上手く塗れない所があったのだ。それでも腕をあげてないから疲労は格段に軽い。こっちもそこそこ虫は入っているが、まあ駆除出来ない事はない。でも、二年枝にコウモリガが入ってごっそりってパタンがあってげっそり。今の時期は発見出来るし、なんなら薬液で中身だけ殺す事も出来なくはないんだけど、どのみち中身が空洞の枝は良く無いからなぁ。そして原因だが、ブドウ園の周囲に桑があると良く無いのが分かって来た。まあ草むらも良く無いんだけど、要は昼間に蛾の類が隠れられるような物があると良く無い。って事で桑の木を退治している所。ブドウって作物は新興作物で、その前は桑畑だった場所に植えられている事がこの地域では多い。カイコを飼うのをやめた傾斜地でブドウってパタンだったからで、数本名残で残してある事があるのだが、こいつらが再生力が高くてなかなか死なないのね。なんか思っていたより作業が進まなくてどんどん焦る。
・とりあえず予定をば
新規デラ園の棚直し、剪定仕上げ、誘引、施肥(堆肥が山ほど買ってあった)。
新規巨峰園の棚直し こっちは親線張り直し。そんないそがない
畑契約更新 数件あり
剪定枝の運搬 これが結構大変。運搬車あってもかなり面倒そう。
粗皮剥きは高圧洗浄機を買ったので、それが届いたら一気にやりたい
Posted at 2013/03/28 21:39:19 | |
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2013年03月27日
・今日もデラのトップジンM塗り、目算通り今日で全部終わり、若干時間が出来たのでスチューベン園も同じ事が出来た。面積は1/3ぐらいだが、1時間で終わるスチューベン園は仕立てが全く違うのが生きてる。でも今年はほぼ成園になると思っていたのだが、棚下の主枝にかなりトラカミキリが入っているのを発見。全部殺したと思うけれど、見落としや二年枝への侵入があればごっそりもってかれるよ。デラ園でもかなりの侵入が見られたし、草生栽培やるとこの手の虫は多くなるのかな?だとしたら致命的だ。
・SSのエンジンの水漏れ箇所も分かったので修理しないといけない。こいつはLLCが劣化して凍って、フリーズプラグが抜け出しているのが問題なんだと思う。フリーズプラグというのはブロックの冷却水路に通じている穴を塞いでいるキャップの事で、名前の通り凍った時にブロックが割れる前に抜けて水圧を落とす安全装置みたいな役割がある。とは言うが、そもそもLLC凍らせたらどうなるか分からず、単に中子を抜いた穴をキャップで閉じてそういう名前にしてあるだけのような気もする。なにしろ、本当にそういう目的にするなら、もっとメンテ性がいい所につけてよね・・・って所に付いているのが多いから。
・今日は冷えたので、昨日に引き続き薪ストーブに火を入れてお湯を沸かしたり味噌汁暖めてから、その前で食事、今年はこのストーブには大変お世話になったが、燃料はむしろもっと増えた感じで、来期動かすとしたら、もっともっと運転させないと消費がおいつかない気がする。贅沢な悩みだ。燃料に関しては今年やってみて分かった事は一に乾燥二に乾燥、三、四がなくて五に乾燥、って感じだった。中には燃えづらい樹種もあったが、そんでも乾燥しづらい事が原因みたいな感じで、乾いていれば燃える(桑が燃えづらかった。あれ、ほとんど柳みたいなモンだからね)。あと、斧で割るような太い奴は日持ちはいいが調理のような高い火力を取り出すのは苦手、むしろ細い小枝の方が使い勝手は良い。とくに30分も焚けば大概暖かくなるので、それまでは細い枝がよく、太いの入れると3時間ぐらいゆっくり熾火にしておく使い方になる。ストッカーはまあまあ開いてきたので、今年の分を入れればなんとか入るかな?でも、それを切ったり運んだりするのが面倒だ。
・フロントフォークに関する考察をちょっと前したが、オーリンズの正立フォークが出た時の記事を発見し、考え方が間違ってなかった事を再確認した。あの時もオーリンズのフォークがアウターにスライドメタルを配置していると書いたが、もっとすごい事が分かった。なんとスライドメタルが合計3個使われているのだそうだ。正立式の弱点としてフォークの支持点が短いという事があり、それが倒立に比べて剛性が不足する原因になっているそうだが、それをメタルの増設で対応したというのだ。で、訂正だが、インナーにつけるメタルはメタルで使っていた。つまり中間のメタル視点で言えばアウターで支持していると言えるって程度だな。実際は中間のメタルはほとんど直で上のメタルと並んでいるので、上のメタルの幅が広いと言う感じかも知れない。理由もインナーとの摩擦の方が少ないからでは無かったという訳。でもアウターの精度をもの凄い上げてあるとは書いてある。ついでにスプリングも鏡面だそうだ。
・近所の爺さんで畑仲間がカブ90に乗っているのだが、バッテリーが弱っているとかレッグシールドが割れているとか愚痴ってたので、ネットで買って交換してやる。この人の家のすぐ前にバイク屋はあるのだが、先代はそこそこ真面目に仕事していたようだが、今の人は爺さん曰くパチンコばっかりで仕事しないそうで、頼んでも仕事してくれないそうだ。実際外から見てもゴミの山で終わっている店だし、そこで真面目に仕事しても生きていけるだけの稼ぎは出ないだろうけど、それで仕事が減って負の連鎖に陥っている感じ。で、はじめてのカブのバッテリー交換とシールド交換しました。最初サイドボックスあけても両方ともバッテリーが見あたらなくて「あれ?どこだ?」となったのですが、実はヒューズボックスの奥がバッテリーケースなんですね。なんでリレーを奥にしてバッテリーを手前にしなかったのか・・・交換は互換サイズだったのでボルトオンです。ウィンカーも明るくなって爺さん大喜び。
レッグシールドの方は社外品でどっかスカスカした感じでしたし、ネジ穴などはずれてますが、無理矢理取り付ける事は可能です。ちょっと歪んでいる気もするけど、前のは外してたらパキパキ割れたので、まあこんなモンじゃないかと。部品は両方で2000円ぐらいだったので、無料にしときました。爺さん、次はジャイロが欲しいとか言ってたナァ。確かに転倒はしなくなるだろうけど・
・ヤンマーのディーゼルエンジン、ほったらかしでしたが、今日さくっとクランクを外しました。最初メタル胴側から抜こうとしたが抜けず、反対側のカバーを外すと色々タイミング類がずれたらマニュアルないと組み直せないと逡巡していたのですが、分からなければ聞けばいいやと割り切って分解。反対側はちょっと張り付きがありましたが、まあ外れます。で、見ていたら(知っている人には当たり前かも知れませんが)、動力の伝達はすべてギアで、そのかみ合わせ位置はポンチで印がしてあり、ギアには当然キーが入っているので、その通り組めば馬鹿でも直せるようになってました、ありがとう!ヤンマー。クランクにつながるギアはガバナーが付いているギアと普通の動力伝達ギアが二個ついているので、ガバナーの方を外せばメタル胴側にたたき出せます。こっちは圧入とかではない感じですね。メタル胴側で抜けなかったのは、ギアが斜歯なので、かみ合っちゃうからみたい。無理すれば抜けたかも知れないけれど、元の場所に刺さっているか確認出来ないので、やっぱりこっちをあけるのが正解のようだ。
・外したクランクを内燃機屋に持ち込んで注文すべきメタルについて調べて貰う。最初内燃機データーブックみたいなのでNFAD8のクランクピンの径を調べて今の径と比較してオーバーサイズを教えてくれるのかな?と思っていたら、マイクロメーターでちゃっちゃっと測って「50オーバーサイズで」と言う。え?どうしてそういう事が言えるの?と思って聞いたら、こういう事だった。ピンの摩耗というのはTDCとBDCで大きくなるが、サイドは減らないので、サイドの数字を計って上下の数値と比較すると摩耗が分かるんだそうだ。サイドの数字は43㎜で、上下は0.4ほど減っているので、修正くわえて0.5で行けそうという事らしい。ま、ここは肉盛りしてやり直す事も出来るみたいだけどね。
このやり方はもちろん簡易的というか、回転数が低い単気筒の農機具のディーゼルだからという事はあるとは思う。何故なら、厳密に言えばサイドの摩耗だって全く無いって事はないだろうし、ピンのセンターが狂ってしまっている可能性だってあるし、コンロッドと組み合わせてみたら、またメタルクリアランスがおかしくなる事だって考えられる。でも、それらの数字を足しても多分エンジンの要求精度には充分だという事なんだろう。でも念のため新品メタルと新品コンロッドを買ったら、それを持って来てくれとは言われた。仮組してメタル隙間を確認したいんだろう。外したコンロッドだが、かなり重かった。ベアリングは問題ないし、ケース側も汚れなどなく正常だった。むしろ組む時に汚れを入れないかが心配だよ。分解する前にガソリンで洗っておくべきだったな。ガバナーの仕組みも初めて見たが面白かった。このエンジンはタイマーはないようで、単純にカム駆動の燃料ポンプと、ガバナーがつく調整ボルトがあるだけ。逆に言えば噴射量のタイミングや調整は多分出来ない。部品も注文してきたが、農協は個々の職員のお客になっていて組織のお客という感じではないので、課長レベルからはうとましく思われている感じ。だってしょうがないじゃない、農機具の事分からない人が上司だったって、使えないんだもん。
・畑はピオーネの剪定と新しく借りたデラ園のチェック。ピオーネの方はもう諦めが入っているので、そんな熱心にやってないのでいいとして、デラ園の方は見てはいたが正規に契約を結んだのでさっそく入って見てきた。さっそくコンディションチェックだが、棚はステンで張りなおされていて正常、高さ調整だけで行けそうでプラス得点。剪定はおじいちゃんグループが請け負って大急ぎでやったので、かなり雑な部分もあるが、大まかな配枝は及第点。しかし太い木に関しては送り枝やりすぎてとぐろ巻いてるのでプラマイゼロ。で、じいちゃん達には無理な相談なのだが、ものすごいトラカミキリが入っているのね。私はそういう園で嫌と言うほど経験を積んだので排除できない事もないけど、やっぱり漏れがある可能性があり、根絶出来ないだろう。てか、これだけ出ていて園がそれなりに存続していたのが不思議。マイナス評価だな。これ、モスピランあたりをトップジンM溶かすのに使って塗りつけるって出来ないかな?ただのトップジンだったら混和剤は存在するので、やっちゃいけない組み合わせではないと思うのだが。ただ幹への食入昆虫が少ないのは良い。農機具も一通り揃っているが、地面にはいろんな物が転がっていて、その片付けをしないといけない。基本的にはこぶりな園でまあまあ借りて良かったかな?と思っている。
Posted at 2013/03/27 19:21:27 | |
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