2011年08月29日
・ミニキャブをいじる余裕があるのだが、U42Tはかなりアタリだったというか良い製品だった。なので愛着がわいてさらにメンテしているのだが、この調子だと実測20km走るんじゃないかと思ったり。という事で再びエア圧を2.3kgと高くし、キャブのスロースクリューも締め込んで、極力薄くしてみた。
が、キャブセットが薄くすれば燃費が良くなる物なら簡単な話で、実はそうではない。トルクが出ない分踏み込んでしまう。ただ、踏めばスロットルがあいてポンピングロスが減るだろうし、負荷が軽ければ薄い方が気持ちよく回る。問題はトルクが必要な場所との兼ね合いとかなんだろう。
・私は個人が持つライトはヘッドライトが一番だと思っている。フィラメント電球の頃はそれでも明るさと重さの問題があったが、LED化されてからは手持ちライトはあまり意味がないと思っている。が、強力なLEDライトは持ってなかったので、ホームセンターで500円で売っていた70ルーメンのライトを衝動買いしてしまった。てか500円ってチップ代にもならないんですけど・・・
OHMのLED-Y103MSという商品で1WLEDだが、以前買った自転車用の1Wよりはるかに明るい。てかルーメン表示が出来てから嘘がなくなって良くなった。以前の1Wは0.5Wのと同等だったりしたけど、これは正味。それをレンズで配光しているので、かなりスポット。タクティカルライト的な使い方をすればかなり面白そう。ただ、ヘッドマントしてみても、スポットすぎて使えないだろうな。そこらへんは目的次第だ。
Posted at 2011/08/29 22:36:30 | |
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2011年08月28日
・タイヤを交換して空気圧を調整してみたが、思っていたより厄介だった。エア圧が高いほど転がり抵抗が顕著に減る一方で、細かい振動の入力は増えてしまう。2.5kgぐらい入れるとかなり車を軽く感じるし、ハネるという事もないのだけれど、微細なコツコツした感じが気に入らない。逆に1.8kgぐらに落とすと明かに出足が重く感じられるし、惰性で走る量も減ってくる。どっちがいいかと言えば空気圧は高い方が良さそうだ。
・要因として、軽トラはまずハーシュネス対策をほとんどしていない。リアはリーフリジッドだし、フロントのアッパーだって相当へたっているだろう。柔らかいのはタイヤだけみたいな感じだ。またTEO+は思ったよりエア圧に頼っている部分が多く、ある意味LT的な特性だったようだ。特に転がり抵抗に関してこれほど顕著に感じるとは思わなかった。
・ちょっと思うのだが、車の足回りというのは、すべてが同じぐらいの負担で組み上がっているのがバランスが良いと思う。タイヤとスプリングとダンパーとブッシュ、それぞれが適度な固さで、車重とマッチしているのが良いはずだろう。しかし軽トラは積載を前提にしているので、そう簡単にマッチングを取れないのではないか。そういえば乗用ワゴングレードのスプリングとか流用してマッチさせている話とか聞いた気がする。
・もう一つ気になるのは前後のタイヤエア圧の差で、うちのは前輪440kg、後輪270kgである。フロントに人が乗る一方、スペアタイヤを外し燃料はフルタンクにはしてないので、もっとリアが軽い。その場合、リアのエア圧は下げてバランスさせた方がいいのだろうか?でもFFでもその程度の重量差があってもエア圧は同じだろうし、駆動力が掛かるという問題もあるし・・・坂道でもちょっとしたギャップでトラクションが抜けるのは、サス形式とともに重量バランスがあるよなぁ。
Posted at 2011/08/28 21:12:24 | |
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ミニキャブ | 日記
2011年08月27日
・ミニキャブのタイヤを交換しました。ステラに使っていたTEO+の155/65-13で、ステラは純正のファルケン・シンセラの816Aに戻します。つまりドミノ交換だったので、結構大変でしたので、エアインパクトも持ち出しました。ステラの方は特に問題無し。ただシンセラのエアが1.8kgぐらいに落ちていたので、エア抜けは結構ある感じですね。
ミニキャブはタイヤを外すのが初めてでしたが、ボルトが固着するほど締めてあって大変でした。まずIP777のインパクトじゃだめで、空研のKW14MPと14HPを持ち出したのですが駄目。結局人力で十字レンチでなんとかでした。インパクトの方が強力だと思っていたのですが、実は人力やブレーカーバーの方が強かった訳です。ま、インパクトはまたトルクの考え方が違うのですが。
ミニキャブで他に面白かったのは、フロントのハブです。なんというか、純正でワイドトレッドスペーサーみたいな物を取り付けているんですね。恐らくですが、軽トラの4WDはフロントのハブが切り替え式になってます。そこに切り替えハブを入れようとするとハブが大きくなるので、ハブリング径が異常に大きい物になります(エブリィとか)。しかしそうすると一般のホイールとの互換性に問題を生じます。そこで、ワイドトレッドスペーサーでハブリングのコンバートを行ったのではないか?と思えます。
純正は三菱の限定車についていた白のテッチンで、これはすごいカッコイイと思っていたのですが、外してみるとある問題に気がつきました。板厚がすごいんですね。今のトレンドは鉄ホイールであれば形状の工夫とか高張力(ってほどでもないだろうけど)鋼の使用で、下手なキャストアルミより軽くなってます。デザインと放熱性に目をつぶれば鉄の方が良いと思っています。しかし、こいつのホイールは重すぎます。重量が横浜のスタッドレスSY900を使って11.2kgもあります。これは偶然ですが、13インチのTEO+と同じなんですね。TEO+とプロノバ(ホイール)は決して軽くなく、シンセラ816Aが10kg切ってたはずなのですから、いかに三菱純正が重いか分かります。ただ、PCDが114.3なので手持ちの鉄ホイールのあまりがないんですよね。
オフセットはプロノバが若干外で、もうギリギリです。走っていてサイドミラーでホイールが回っているのが見えるのは初めてでした。まあ、後輪は軽トラはむき出しなので、見えても大丈夫なんですが、フロントがほんとギリギリ。径は外してみても全く同じでした。計算上は155/65-13は若干径が小さくなるはずですが、スタッドレスで減ったからか、まず同じでしょう。ただ、印象としてインチアップしたからか低くなったような錯覚を覚えます。
あと、スペアホイールを外しました。これで11kg前後軽くなるので、軽量化になります。
・肝心の乗り味ですが、まず驚くのは最初のひと転がしの軽さです。TEO+にしたら、クラッチミートさせてスルスル~っと進むんです。これまでのタイヤでも特に重くは感じてなかったのですが、体感出来る軽さです。タイヤの転がり抵抗というのは良く分からない部分もあるのですが、低い速度域ではほとんど変わらないと取れる図があります。変形する時の反発力の違いがオフセットしているので逆回転のモーメントになる、と説明されていますので、変形量がさほど変わらない場合(一定の速度以下の場合)は同じ訳です。
だからか、低い速度で一番抵抗のしめる割合が多く、慣性が物言う前の領域が一番感動的に軽かったです。もちろん走行中も軽く感じます。ただMTなのでギアの選択やエンジンのパワーデリバリーの関係で、軽く感じるからいくらでもアクセル抜けるとは行きません。ぶっちゃけパワーオンで走る必要がある領域ではアクセルの踏み込み量が2,3ミリは少なくて済む感じですが、定常だと分かりづらい。ただエンブレ時にはまたブレーキ量が少なく感じるほど進みます。多分マイナストラクション時の抵抗というのは違うんじゃないかと思います。
ロードノイズやハーシュネスですが、普段窓をあけて走っていてもタイヤノイズは大きくありませんでした。むしろスタッドレスはノイズが小さいんですよねー、ブロック変形が大きいからか。TEO+の方が若干ですが高周波のノイズを感じます。なんというか、ノイズ領域を特定の場所に押し込めているような感じです。窓を閉じればTEO+も直接入るノイズは充分少ないです。ハーシュネスは6PRタイヤがごつごつしていると思ったのですが、大きな段差ではTEO+も入力がある感じです。細かい舗装の荒れに関してもインチアップしたからかTEOもそこそこ入ってきます。舗装状態が良い道だとTEOの方がなめらかなのですが、グリップが高い分入力も多いかと。
で、乗って一番感じるのはグリップの高さです。タイヤ幅に関してはスタッドレスでスクエアショルダーにして面積稼いでいるSY900と、ラウンドショルダーのTEOだと同じような物です。しかしトレッド剛性はTEO+がめちゃくちゃ高いです。ブレーキ踏むと、これまでこんなにタイヤでトラクションが逃げていたのかと思うほど強力に止まろうとします。当然ながらカーブでも踏ん張ります。というか軽トラは軽いので、カートみたいに踏ん張るまでもなく曲がっていく感じ。また直進安定性が増しました。結局トレッド・ホイールベース比も変わってしまっているので、正確な所は分からないのですが、タイヤそのものの直進安定性がTEO+は良いようです。ただ、細かくはでこぼこを拾って進路が乱れる感じはあります。
・そんな訳で、過積載しなければ軽トラに155/65-13の乗用タイヤというのはとてもオススメな選択というか、大半の人にとってこっちの方が有益だと思われます。値段もそれほど違いませんし、本当はメーカーが純正でこのOPを準備しておいてくれると嬉しいのですが、ロードインデックスが73なので、負荷は365kg。軸で700kgちょっとなので、350kg積むとギリギリアウトなのかも知れません。乗り心地とかコストを考えると12インチで若干径を稼げる155SR12か155/70-13あたりも良いような気もしますが、あんまりメジャーなサイズじゃないですよね。
・あとは空気圧の設定です。以前LTタイヤの研究でも見た通り、LTタイヤの空気圧というのは同じLIだったとしても乗用タイヤより高くなっています。つまりミニキャブの空気圧が2.2kgと書いてあっても、乗用タイヤを入れたらそれより下げないといけない訳です。現状2.2kgで乗ってますが、印象としては入れすぎですね。ハーシュネスも空気圧が結構影響してきてますし。
Posted at 2011/08/27 20:39:50 | |
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2011年08月25日
・オークションで以前から良く見ていた背負い式噴霧器を買ってみた。直接のきっかけは、南米の国の農場で同じ物を使っている風景を見たからである。ちょっと見にはすごい安っぽいのだが、ちゃんと実用になっているんだろうな、と思った訳だ。その農場は囚人の作業所なのは秘密だ。
・背負い式の場合、日本だと手動ダイヤフラム式、電動ギア式、エンジン式があるが、こいつはそのどれでもない。手動ピストン式である。電動はバッテリーか電池かなど宣伝しているが圧が結構低い。エンジン式は問題外に高い。手動式はステンレスのは高いが、手動のはそこそこの値段。でも通販のはその1/5ぐらいの値段だった(送料込みで)。
・恐らく中国製だと思われるが、製造国は書いてない。タンク内に取説と交換口、消耗品類が入っている。ところがこの説明書が役立たずというか、書いた奴がアレらしく、取説に商品の自慢が入っている一方で組み立て方法やノズルセレクトについて書いてない。パケの写真見て組み立てるのなぞ、昔の二流メーカーのプラモデルを思い出す。が、部品はかなり余分に入っているようだ。多分消耗品だと思うが、メインピストンパッキンまで入っているのはある意味凄い。
・使い勝手だが、背負い紐が細くて作りが悪いので背負うのが大変。しかし背負ってしまえばそれほど問題なかった。ポンピングレバーもそれほど重くなく、それでいて噴霧圧は充分満足行く物だった。ただノズルが野菜を想定しているようで、拡散しすぎる。海外だと低ドリフトノズルとかはまだ話題になってないのだろうけれど。またホースが短いので、農薬を散布するとしたら使用者に相当ふりかかるのを覚悟しないといけない。これも低い場所にまくのを想定しているからだろうか?
・ピストン式は絶妙なセッティングだった。もっと小型のハンドポンプも持っているが、畜圧するタンクの残量で圧が大きく変わってしまう弱点があり、満タンの頃はすぐに圧が上がるのに、量が減ってくるとポンピングが頻繁になる問題があった。また満タン時は今度圧がすぐ下がる問題がある。ところが、このバックパック式の畜圧量は5ポンプぐらいでちょうど良い圧になり、歩きながら散布していて軽くレバー上下で同じ圧を維持出来る。またタンク量も良く10リッター程度入れて歩くぶんには全く問題ない。ホースを引っ張る方が何倍も疲れる。
・ただ散布出来る量は当然少ない。書いたようにキリになりやすいので、散布効率も良くはない。ただ、中にノズルが複数入っているので、扁平散布ノズルが比較的マシかと思う。ただ、こいつを組む時は中子を外さないと、全部外側だけに飛び散る仕様になってしまうけど。
・なぜコレを使うかと言うと、2畝程度の散布量は20リッター程度なので、ポンプを持ち歩く手間が省けるのが一つ。ハンドポンプだとほんと1畝が限度だと思う。しかし一番の使い方は栄養剤の散布である。自然農薬とか特定防除資材と呼ばれる物は健康への影響はあまりないので(ものによるが)気楽に散布したい。しかしポンプだとやっぱり農薬を撒いているのが顕著なので近所に気を遣う訳だ。また大きなポンプで大量にまく必要があるのは実は結構最後の方で、春先はこの程度の噴霧器で充分に実用になると思われる。
・このサイズだともう一つ気になる製品に静電噴口というのがある。果樹の場合その効果はちょっと疑問もあったのだが、使えるなら使ってみたい。
Posted at 2011/08/25 20:18:37 | |
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2011年08月23日
・今年途中でやった成長した雄山羊の除角は、そりゃーもー、死ぬかと思うドキドキショーでした。主にこっちが。血がダラダラでなくピューピュー吹き出てくるなんて、もう二度と見たくないですね。あ、鹿とか殺すつもりでやってる場合は別だけど。しかし、子山羊の除角は一番メジャーであるはずの焼きごてに失敗して、かなり立派なのが生えて来てしまいました。原因は焼きごてが熱くて強く押しつけられなかったのと、子山羊が虚弱児で無理にやったら死ぬんじゃないかと心配していたから。が、結果から言えばあの時やっておかなかったのは失敗でした。すごい立派な角が生えそうです。
・で、山羊の除角ですが、焼きゴテと切る方法以外には、苛性ソーダによる化学的な方法と、ゴムバンドによる壊死による方法があります。苛性ソーダは電気ごてと同じぐらい小さい時期でないと無理なので無視します。切る方法は小さいうちは剪定ハサミが使えるので、割とギリギリを切れるのですが、やっぱり止血に不安があるので、ゴムバンド法を試してみる事にしました。
強いゴムバンドを角の基部よりに巻き付けて鬱血させて壊死させる方法で、去勢でも同じ方法が使われますが、この欠点はストレスが強い事とされます。これがちょっと理解に苦しむ部分ですが、人間で体のどっかを止血したら普通神経が真っ先に死んで痛くなくなると思うのですが・・・それに角を物理的に除去する方がよっぽどストレスなんじゃね?とも思われます。しかし、不思議な事に山羊の角を切っても、切られた事場所自体のストレスというのはあまり無いようです。平気で頭突きしますし、幻肢みたいな行動も見られません。
・このゴムバンド法を試しているのですが、これまた人間にストレスがたまる方法でした。山羊が痛がって鳴くのですが、それが結構死にそうな鳴き方なので、聞いているとめいります。ストレスで軽く痙攣も見られますし。ただ、すごい不活発になるというかと言うと違う感じで、やっぱり痛みに対する感覚が人間と違うというか。でも痙攣はまずいよなぁ・・・
やった人の談話を見ると、この方法はやっぱり生後2ヶ月ぐらいまでが良いらしく、7ヶ月齢での成功例もありました。また、角芽の除去ではないので、多少は再生するらしいです。まあ、変形した程度の角だったら剪定ハサミで切っても山羊は死んだりしないので平気でしょうけど。根本側ほど良い訳ですが、壊死させるのは角の途中でも出来るようです。
・ちなみに角を残しておくと、ザーネンオスは100kg超えるので、もうちょっとした悪夢が見られます。親山羊をもらった家の山羊は天井に穴あけてました。飼い主も手を付けられないようで、ものすごい悪臭もあってひどい有様に。でも顔見ると、ザーネンの雄山羊はそれでも人なつっこい顔をしています。
追記:子山羊は半日ほどしたら泣き止んで元気になっていました。ゴムバンドが緩んだという事もないようですし、予想した通り神経が死ぬまでの段階が角が柔らかいと短いのかも知れません。そうしたら、割合簡単に除角できる方法と時期が発見できた事になるのですが・・・
Posted at 2011/08/23 23:49:39 | |
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