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個人的には全く興味が無いハイレゾだし、ハイレゾ音源も買ったり、サンプルでダウンロードしたりして聴いているが、良いと思ったことは全くない。逆に、ハイレゾ感強調するためにバランスがおかしくなっていると思っている。

で、ハイレゾ音源を録って調整して作るのに、エンジニアは子供並みの能力が維持できていれば20kHzまで聞こえるだろうが、大半は15kHz程度しか聞こえていない年齢じゃないかな？それでどうやって20kHzから40kHzの音を録って調整してチェックするのだろうか？聞こえないものをメータだけでチェックしてもそれが正常かなんて言えないはずだが？
ますますハイレゾの謎が深まってしまったｗ

ふと思ったので書き留めておく。

赤毛に米屋開放型用のベロアパッドをつけていろいろ聴いている。既に書いている通り、材質がビニールレザーからベロア生地になったせいで、随分とパッド表面の反射が抑えられたのか響きがぐっと少なくなって直接音が大半になってぐっと力強くなった。
代わりに伸びやかさや柔らかさは減退。コンテンツによってはちょっと響きを抑えすぎの感もあるが、アンプにOPA827を使っているせいもあるとは思う。
OPA827も繊細で滑らかなキレイな響きが出せるのだが音が前に出るタイプなのでそれに響きが隠れてしまう感じ。なので、今回のベロアパッドでは抑えすぎ感のあるコンテンツも出てくる。
これはこれでアリかな、と思っているが、今回のベロアパッドについてきた薄い、とは言っても厚みはオリジナルに同じだが
単なるスポンジの1層で、オリジナルがジャージ生地とスポンジの2層構造で意外と密度も高そうなのに対し、中華互換品のはスカスカで反対側が透けて見え、音の透過、反射を抑える効果はかなり低そう。高音がキツくなるかもだが、ならないかもなので、試すことにする。

で、結果は・・・
意外とキツくなることは無く、普通に鮮やかさが出ただけだった。この帯域が出過ぎると平面的になってしまうこともあるので、今後いろんなコンテンツで確認してみる。

何だか個性的な音だったのが普通の音になってきたのはちょっと考えよう。普通じゃつまらないとも思うから。

追記
抑えすぎに感じるコンテンツは主にアニソンで、以前にも感じたことだが、元々高音強調のイヤホンとか使ってる人が多いからそれに合わせて高音を落としてる気がするので、それで抑えすぎに感じるのは正常なのかも？
まぁ、もっとこのまま聴いてみよう。戻すのも簡単だし。
⇒確かにオリジナル（ビニールレザーパッドと２層のフォームディスク）の時のような響きも出てきて良いのだが、長く聴いていると疲れるということで、フォームディスクは元の２層のものに戻し、
・ベロアパッド ＋ 元の２層のフォームディスク
で行こうと思う。ポピュラーよりもクラシックに重きを置き、長時間使用に耐えられる状態にしておく。

結局、変更したのはベロアパッドだけ

今朝メールを確認したらAliから商品が届けたから連絡してと催促のメールが来ていた。先日頼んだベロア生地の米屋互換のイヤーパッドが届いたらしい。郵便受けに入っていたので、早速、米屋純正品と記念撮影。米屋の標準品はシルバーだが、特別仕様で黒もあるからか、中華互換品にも黒があったのでそちらを選択。


早速装着してみる。写真は片側だけ替えてる状態。ドライバーと耳の間のフォームディスク（音質調整材）はこれについてきたものがただのスポンジでオリジナルと構成が違うので、余計な音質変化を避けるために、パッドの違いのみを評価するのに、オリジナルを使った。


サイズは外径、内径、厚みも米屋と赤毛の純正に同じで問題無し。装着感はビニールレザーよりも暑苦しくなくて良い。で、音の方は・・・
余分な響きが減ってリアル方向に振れた感じ。伸びやかさ柔らかさは予想通り減じたが、中低音も抑えられてスッキリ感が大きく変わった。今までどこか曇った感じがしていたコンテンツも曇りが感じられない。同じヘッドホンとは思えないくらい変わった。特に違和感なさそうなのでこのままでチェックを進める。

しかし米屋純正が４０００円なのにこれは１０００円、確かに色は黒というより紺だが、これは全然許容できる。開放型用なのでうちの密閉の米屋に使うと音が変わってしまうだろうから使わないけれど、赤毛には良い。アリから無くなる前にもう一ついっとくとするか。


追記
響きが減ってスッキリしたせいでクラシックは多すぎた残響が抑えられてよりダイレクトに、実際のホールに近い感じになった。が、ポピュラーは独特の3D感が抑えられ、歌手の技量がはっきり出てしまうためオリジナルのビニールレザーの方が良かったかなぁという感じがする。以上はOPA827での評価。
響きが豊かなMUSES01Dだと意外といけるかも知れないので、MUSES01Dの方でも今度聴いて確かめてみることにしよう。
クラシックはこれで良いんじゃないかな、米屋のように堅物で気難しい感じが無いのが良い。

追記
オリジナルのビニールレザーのパッドの時は、ピアノの音がチェンバロになっていたり、その対策としてアンプを替えてもピアノ経験者の妻には調律で弦を触りながら弾いてるみたいと言われたが、ベロアパッドに替えた今回は一応ピアノになった。アップライトピアノ、それもアンプによって20年ものだったり30年ものだったりだが、ちゃんとピアノに昇格した。で、ピアノ以外も結構気に入ったようだ。ウニの駆除の動画とか結構リアルらしいｗ

ベロア生地の表面で高音が減衰したり、低音は透過して響きがずいぶん抑えられているから、ドライバーと耳のセンターをきちんと合わせないと減衰過多で狭い部屋でアップライトを弾いてるような音になる。なのでセンター合わせはかなり重要。

これまで独特な鳴り方をしていた赤毛が、単にパッドの表面の材質を変えただけで、リアル指向に大変身！狙い通りになって良かった。
ゲルギエフのチャイコフスキーもただ柔らかくて気持ちいいだけだったのがなんかスゴいリアルになってきた。他もどんどん聴いてみたくなる、そんな感じ。

米屋はリアル指向だが伸びやかさ柔らかさは抑え気味で相当気難しいので、米屋をより伸びやかに柔らかい表現をさせるよりも、赤毛の柔らかさ伸びやかさを活かして、過剰な響きを抑えればリアルへの近道なのでは？と思ったのが大正解だった。赤毛の上位モデルのサウンドデモをYouTubeで聴いて、上位モデルはちょっと方向性が違うかな？じゃ、これの余計な響きを抑えれば良いんじゃない？で、パッドに格安中華を使っただけで大枠達成。上手く使いこなせてきたかな。

パッドの構造についてちょっとだけ。純正にもベロアパッドはあるが取り付け面は透過素材では無いようなので恐らく今回の米屋開放型用とは違う音がすると思う。米屋開放型用は取り付け面に透過用の穴がたくさん開いてるのでそこからも音が抜けられるから低音がスッキリしたと予想している。純正ベロアを機会があれば入手して比べるのも良いかも知れない。

夕食後に例のアンプで、YouTubeだが、ウィーン国立歌劇場のファン・ディエゴ・フローレスの歌唱をちょっとだけかけてみたら子供が、
「前のアンプの時はヘッドホンで聴いたみたいな音がしてたけど、今のはタブレットの音みたい」
だと。そう、薄っぺらくて奥行きも無いしレンジも狭いのだよ。

妻は「母親のところに行った時のテレビの音みたい」とははじめから言っている。
私はラジカセかな？と思っていたが、まぁみんな大体同じように感じているのがわかった。

これはどうにかしないとダメかな・・・中華のパワーアンプ5000円くらいか・・・60W級ACアダプタは2000円くらいか・・・

CDでしか入手できない楽曲、レコード屋さんでまとめ買いでお買い得と毎度メールが届くのだが、欲しいものは今から20年前後前のものばかりなので、頼んでも入手可能かわからないので手を出しにくい。
去年の秋や、今年の頭に発注したものも未だに届かない・・・

だから、音楽やビデオは光ディスクメディアなぞ、とっととやめてダウンロードにしてくれ！そうすれば廃盤とか減る、無くなるでしょ？ハイレゾは必要ないけれど、ハイレゾでCD品質よりも少しお高くても構わないよ？