只今我が家では若干の内装変更を行っており、内装工事の業者さんが出入りしている最中です。
当然作業は日中に行われ、職人さんのテキパキと仕事をこなす様には感心しきりであります。
ある時その職人さんが我が家の置いてある物から判断したのか「車お好きですか?」と聞かれました。
その方は20歳代半ばで、やはり車が大好きでご本人曰く「車の為に仕事してます!」と言い切るほどの車好きだそうです。
夕方家に戻った際にマンションの業者用駐車場にとても業務用とは思えない程に磨き上げられてセンス良くドレスアップされたハイエースが停まっているのを見かけ、彼の車に違いないなと思ったら案の定当たりでありました。
若い人の間でこのハイエースのカスタム化はなかなか流行している様子ですが、今のハイエースのスタイルはなかなかカッコ良くて好きです。当社でも日産のキャラバンを使用しておりまして、購入検討時ハイエースに決まりかけた所で日産さんの値引き60万円オーバーの魅力でキャラバンにしてしまいました。正直「やはりハイエースにしておけば良かった…」と思うこともありますが、それはそれで日々の業務を頑張ってくれているので良しとしてます。
さて、昨今の若い方でこの職人さんのような車好きな方は昔ほど見かけなくなったように思います。
車自体の魅力がなくなった事もあるとは思いますが、最近の若い方は自分の手の届く範囲の事には熱心で、手の届かない大きな夢を追いかけるという事には醒めてしまっている部分があるように感じます。
それは今の若い方の子供時代はバブル崩壊後で、大人達の苦労する姿しか見ていないという環境下で育ってしまった事も関係あるかもしれませんが、「夢」を与える事を怠った大人にも責任があるように思うのであります。そんな訳で会社でも若い人達と話すとどことなく喜怒哀楽がなくマニュアル通りのロボット的な部分を感じてしまいます。件の若い職人さんの夢はGT-Rだそうですが、溌剌と仕事に精を出す姿を見ていると彼がGT-Rのキーを手にする日もそう遠くないように感じました。
「頑張れば報われる」という当たり前の事が難しい世の中ではありますが、少なくともその当たり前な事を実現可能にしなくてはこの国に未来はないように強く感じた次第です。
GT-Rの本カタログは私が持っているより彼が持っていたほうが良いと思うので、工事完了日にプレゼントさせて頂こうと思っています。
Posted at 2010/03/30 09:26:20 | |
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