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大熊猫@のブログ一覧

2022年09月19日 イイね!

シルバーウィーク前半戦

東海道新幹線で東京に帰って来た時、品川の辺りで東京タワーやフィリップスの看板を見ると、「長旅から帰って来た」という安堵感を覚えます。

それと同じで、中央道から首都高4号線で初台の東京オペラシティが見えると、同じような安堵感を覚えるものです。

先日はここで行われたコンサートに行った妻のリクエストでお迎えに行きました。

地下の車寄せに入る時、山手通りからではなく裏の水道道路側の入口から入るほうが東側や北側から来る場合は便利なのです。

基本的に私は車を運転したい人間なので、こうした家人からお迎えのリクエストは大歓迎です。自宅から往復1時間程度のドライブですが、夜の新宿や池袋の喧騒を抜けて走るのはなかなか良いものです。

こうした時、ナビは一切使いません。東京23区と隣接県の道路はほぼ完璧に頭に入っている事もありますが、何となく思いつきで普段と違う道に入ってみたりすると思わぬ発見があったりするものです。例えば「ここに良さそうなお店がある」とか「こっちの道のほうが早い」とか「ここの道は混んでるから止めよう」という発見こそが東京を車で走る醍醐味だと思っております。

いつも春になると桜と車の写真を撮るお寺さんも、何年も前のこんなドライブ中に見つけた素敵な場所だったりします。

ここ何日かエリザベス女王陛下崩御の件で、イギリスの文化というものを改めて様々な側面から勉強してみたのですが、それは単に島国で王室(皇室)を有するだけでなく様々な共通点があったりします。その王制を国民が受け容れて愛されている根底にはノーブレス・オブリージュの精神があるのは勿論ですが、これほど国民と王室が上手く行っている国家は稀有であります。それは国民を無視して格差だけが広がった結果、国民の不満が爆発して王政が断頭台に送られたフランスとは全く違う訳です。

道路事情に関してもイギリスのカントリーロードはかなりのスピードレンジである事を除いては結構日本と近いものがあると思います。イギリスの車を東京で使うと日本の車以上に快適に感じるのはそんな部分もあるのかなと思ったりします。

この連休は天気も悪かったのでそんな本を買ってきて読み漁っておりましたが、一見華やかに見えるイギリス王室と日本の皇室もまた質素倹約を尊ぶ共通の文化を持っており、長きに渡る繁栄には質素倹約がとても大切な要素であるように感じております。

で、本を買いに行った土曜日は姪っ子が付いて来たので、お昼にサンシャインシティのカフェラミルというお店でランチです。

バターチキンカレーですが、いかにも女子受けするような盛り付けです。

普段紅茶派の私ですが、こういうお店では珍しくカフェラテにバナナフレーバーのものを注文しました。

さて、このお店は姪が同伴ならば入れますが、若い女子向けというか私ひとりで入る事は憚られる雰囲気を感じました。そんな理由からどんなランチメニューなのかも半信半疑でありましたが、全て手作り感のある丁寧に作ったカレーが出て来て感心しました。カフェラテも珈琲の良し悪しが分からない私が美味に感じるという事はかなり良いのではと思います。

このカレーとカフェラテのセットで1700円弱でしたが、仮に飲み物だけを注文しても800円台である事を考慮すれば納得出来る価格でありました。このお店はどこで知ったのかを姪に尋ねると、以前に自分の服を買いに来た時に入った事があるそうで、少し値段が高いので私を唆して来たかった旨を自白しました。

最初の「オペラシティが見えると安堵感を感じる」という話に戻ります。

では東北道から帰って来た時は何が目印かと言うと、やはり東京スカイツリーが近づいて来ると安堵感を覚えます。それに加えて私の場合、小菅の東京拘置所の建物が見えて来るとようやく東京に戻って来たと思うのです。

東京拘置所は上から見るとX型の特殊な形をしており、これもまた違う意味での東京のランドマークかなと感じております。
Posted at 2022/09/19 21:30:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2022年09月17日 イイね!

女王陛下のジャガーXJ

エリザベス女王陛下が崩御されました。

イギリス国民ではない私でも子供の頃からテレビで女王陛下の姿は見聞きしていた訳で、そのお元気な御様子を拝見する度に何故かホッとする気持ちになりました。

妻曰く、エリザベス女王陛下はどこか永遠の存在だと思っていた部分があり、決して亡くならない方だと信じてやまない存在と申しておりますが、実際にイギリス国民のほとんどはこの世に生を受けた時には女王陛下が既に存在した訳で、国中からの弔意が寄せられている様子に、どれほど国民からの敬愛を受けていたかを改めて感じております。

謹んで哀悼の意を表します。

そんなエリザベス女王陛下、結構な運転好きであったご様子です。

公式行事にはドライバー付きのベントレーステートリムジンにお乗りでしたが、割と最近まで矍鑠とステアリングを握っておられたのはレンジローバーとジャガーでありました。実際に自分でステアリングを握るならばベントレーよりこちらのほうがドライビングプレジャーを感じるのは私も同感で、車に関する造詣が深かった事が窺い知れます。


このドアハンドルとミラーの形状から、我がX350にもお乗りだったようです。

カラーはレーシンググリーンでしょうか。

この写真からリアのヘッドレストを外してお乗りなのが分かります。これは女王陛下ご自身が視界の邪魔になる事を嫌われたのか、見送りの国民に自分の姿が見えるようなご配慮なのかは謎ですが、葬列の霊柩車に女王陛下のアイデアでガラス張りの棺室のものが用いられるところを見る限りでは後者が正解のようにも思います。

いずれにしても黒いスモークガラスで覆わずにクリアガラスをお使いの様子からも国民とのコミュニケーションを大切にお考えだったように想像します。また車自体もこのほうが上品に見えます。そして女王陛下のみならず、映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の中ではサッチャー首相自身がステアリングを握る姿が多く登場しますし、故ダイアナ妃も車を運転する様子が多く見掛けました。これは文化の違いと言えばそれまでですが、日本では要職に居る者が公私混同から公用車を私用で使ったのがバレて叩かれるのと大きな違いではないでしょうか。

さて、女王陛下はこのXJの後は大きくなり過ぎたボディサイズが気になられたのかXタイプのエステートにお乗りの写真も見掛けます。

イギリスの車、初見の方には決してフレンドリーさを感じさせる車ではありません。ドイツ資本になったロールスロイス、ベントレー、MINIはそこまで気難しくはありませんが、ジャガー&ランドローバーやアストンマーチン、ロータスなどはどこか乗る側と車との擦り合わせが必要な乗り物であります。マクラーレンもまた然りです。

それは正に乗馬と同じで、すぐに人馬一体になるのはなかなか難しいのと同様であります。しかしながらその意思が通じ合った時に生まれる絆みたいなものはとても強く、人と車の唯一無二の関係になれる不思議な車が英国車であります。


女王陛下も自らステアリングを握られた同型のジャガー、まだまだ末永く乗り続けたいと改めて思いました。
Posted at 2022/09/17 18:36:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2022年09月11日 イイね!

IJZ-GE・直列6気筒 DOHC 24バルブ 自然吸気

タイトルのエンジン、これはクラウンエステートのエンジンです。

当時は同じようなスペックのエンジンを搭載した車がゴロゴロ存在した訳で、今になって思えば随分と贅沢な時代だったように思います。



考えてみれば直列6気筒を搭載したクラウンはこのモデルが最後で、次のゼロクラウンからは新しくなったV6に変更になった事で古典的な成り立ちのクラウンはここで終了した事になります。


併用している先々代のクラウンからはハイブリッドの直列4気筒モデルが中心になり、ガソリンのV6はごく一部のグレードに残るのみとなりました。

で、この2台にはおよそ10年以上の差がありますが、どちらが好みかと言えば断然古い直6を積んだモデルに軍配を挙げます。それは市街地から高速まで吹け上がりがとにかく肌理が細かく滑らかで、これに比べると今のハイブリッドなどは我慢の産物としか思えなくなるほどに上質であります。

ストレート6はV6に比べて衝突安全性の面でクラッシャブルゾーンが取れないというデメリットがあるものの、そのフィーリングに於いては依然としてトップクラスにあり、最近では欧州メーカーが再び復活させる流れもあるようです。

この2台、リッターあたりの燃費を比べるとガソリンの倍くらいハイブリッドに軍配が挙がりますが、それを承知の上でも直6ガソリンエンジンのフィールに魅力を感じるのです。

嘗て日産のエンジニアの方が「至高のエンジンは直6とV12」と言われたそうですが、この言葉はまさに名言であります。個人的にはそこに加えて一気筒あたりの排気量は500ccが望ましく、直6であれば3リッターでV12であれば6リッターが最高のバランスであると信じます。

何やら新しいクラウンシリーズにエステートの名前が復活するとの事ですが、そもそも車としての成り立ちが根本的に異なるのでネーミングだけが同じの何の脈絡も無い新モデルと考えるべきなのでしょう。

現在は近場のチョイ乗りには必ずこの車を使っておりますが、今更ながらこの車を手元に残して正解だったと思っております。

さて、賛否両論入り乱れている新型クラウンですが、私の周りを見ると自営業者で車は一台という使用条件の方からは「悪くないんじゃないの?」という声が多いようです。その方々は私が新型否定派である事も承知ですが、「だってお宅は使用条件が我々と違うもん」と言われています。つまり私がクラウンのセダンに求めるものは遊びの要素の無い公用車的なキャラクターであり、自家用車としてのクラウンを求める人は新型のカジュアル路線を悪からず捉えているのでしょう。

言われてみればごもっともだとは思いますが、それならそれなりにもう少しあのデザインは何とかならなかったのか悔まれます。私にはあのジンベエザメのようなフロントマスクはどう見てもカッコいいとは思えないのであります。
Posted at 2022/09/11 15:54:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2022年09月04日 イイね!

新型シエンタ、良いんじゃない?

お若い方には馴染みの無い言葉かも知れませんが、「バタ臭い」という言葉があります。

これは西洋を感じさせるものに対して違和感を持っていた時代の日本人独特の言い回しであり、彫の深い顔なども「バタ臭い顔」等と言われていました。

言葉の起源は文字通り西洋料理に使われるバターの香りからのもので、想像ですが明治時代頃から言われていたのかなと思います。その時代にはまだまだ西洋料理などはごく一部の階層の限られた人のみが口にするもので、ごく一般的な日本人が本格的に西洋料理に親しむのは昭和に入って戦争が終わって何年も経った頃のお話です。

今でこそ世界中のどんな食材でも日本で手に入らないものはほぼ皆無となりましたが、それも考えてみれば平成に入った頃のお話であります。そこで思うのは日本の洋食黎明期に本格的な食材が手に入らず、代用品を工夫して見事な料理を作り上げた帝国ホテルの村上信夫シェフやホテルオークラの小野正吉シェフがいかに偉大だったかと思うのです。

さて、話は変わりますが…

クラウンエステートの用件で近所のトヨタディーラーに寄った際、新型のシエンタが展示されておりました。

最近は発表になっても現物が来ないケースが多いのですが、こちらはキチンと展示されています。

これはコンパクトミニバンというジャンルにカテゴライズされるのかと思いますが、良い意味で件の「バタ臭さ」を感じるセンスの良さを感じました。

自分にはあまり縁の無いジャンルではありますが、この種の車に大切なものはパッケージングとスタイルだと思います。正直なところ走行性能などは普通に走りさえすればある程度は見切っても問題無い要素だと考えます。

そんな中でこのイメージカラーになっている「アーバンカーキ」と言われるカラーや、トヨタ特有のプレスラインを多用せずにシンプルな面の優しさを残したスタイルからはどことなくフランス車的な印象があります。同時に「同じメーカーでアルファードも作ってるんだよね」と複雑な気分にもなりますが。


コンパクトクラスはインパネにもファブリックを用いるものが増えましたが、これも良いと思います。

私はごく一部のスポーツモデル以外は黒内装を嫌いますが、この車のファブリックはグレーで柔らかい印象です。そして最近のトヨタでは珍しく色違いでカーキのオプションもあるようです。(それを選択した場合はBピラー外観がブラックではなくボディ色になるのもポイント高いです)

この車でお値段は乗り出し300万円オーバー位がMAXと思われますが、その金額を投資する人に対して「この車を買うと、こんな楽しい生活が待ってますよ」とイメージさせるものを感じました。また外車贔屓かいと言われる事を承知で申すなら、この楽しい生活を想像させるという部分が日本車コンパクトに著しく欠けている要素で、シルバーカラーの社用車で時間に追われた営業マンがぶっ飛ばす姿や、農家のお嫁さんがJAに行く道具としての姿しか連想出来ないものが大半であります。

例えばイタリアやフランスのコンパクトには「楽しい生活」を連想させてくれる何かを強く感じるもので、このシエンタからも僅かながらそんなバタ臭さを感じた事は良い意味での意外性を感じました。

少なくとも新型クラウンの数百倍シエンタが魅力的に見えました。
Posted at 2022/09/04 11:56:58 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「スズキのラパンのCMで、「どの子をお迎えしちゃう?」というのがあります。

何かとてもクルマへの愛を感じる素敵なCMだなと思いました。」
何シテル?   05/04 14:51
東京は日本橋を中心に活動しております。 趣味としての車は輸入車贔屓で、中でも英国車を好みます。また実用品としての車はトヨタ&レクサスを愛用し、好き嫌いを抜...
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